MARISA  TOMEI


マリサ トメイに「貴方の苗字は,透明と言う日本語で透き通っていると言う意味なのよ」と言ったらとても喜んでいました。
初めて会ったのはアカデミー賞を受賞した「いとこのビニー」(92)の時。いかにもニユーヨークのイタリー系らしいちゃきちゃきした下町っ子の,誰とでもくっ付いて,仲良くなる気さくな女優でした。
1964年12月4日(娘と同じ日に生まれています),ブルックリン生まれですから,その時は27歳か28歳。ずっと若く見えたのは,人なつっこい性質のせいでしょうか。
以来何度も会見を経てますが,いつも抱きついて来るスキンシップが豊かなタイプでもあります。

弁護士の父親と英語教師の母親,アダムと言うやはり俳優になった弟が居て,母親はマリサの強いブルックリン訛りを直すように毎日激しく訓練したのですと。
「フラミンゴ キッド」(84)が映画デビュー。
「イン ザ ベッドルーム」(01)で2度目のオスカー賞候補となり,マリサの演技力に太鼓判が押されます。

この頃例のしゃがれ声で
「ロスアンジェルスでは若く見せないとそれは犯罪なのよ」と言ったユーモラスなコメントを吐いていました。
メル ギブソンと息の合った共演を見せた「ハート オブ ウーマン」(00)も彼女の度胸と肝っ玉がウイッテイーに展開します。
ミツキー ロークがカムバックした「レスラー」08)では心は錦(?)のストリップガールの役で3度目のアカデミー賞候補の激演を見せました。
「どうでも良いけれど,ニユージャージーの冬に裸になるのはちっとも楽しくなかったわ」
全く噂がない訳でもありませんが,今だに無傷の独身。
「結婚と言う枠で女性を見ないで欲しい。子供が女性の成就と言う考えも止めるべき」
とはっきりと意見を言う気丈な女優でもあります。

1992  「いとこのビニー」ジョー ペシと。

2001 「イン ザ ベッドルーム」

1997 「ウエルカム トー サラエボ」
2008  「レスラー」

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