EWAN MCGREGOR 2016 #2

EWAN  MCGREGOR   2016 #2

トロントではユワン  マグレガーの初めての監督作品
「アメリカン パストラル」(16)(米国作家、フィリップ ロスの98年度ピュリツアー賞受賞作、パストラルは田園風景という意味です)
に心を打たれ、ベテラン監督並みに凄い腕前だと大感激したのですが、劇場を出てくると同僚たちは頭を振って「ちょっとねー、ユワンがミスキャストだし。。」などと批判的で私はびっくりしたのでした。そして評論家たちの映画評はほとんど揃って、ネガテイヴなのです。
もちろん大昔からのユワンの大ファンの私に偏見が少しはあるでしょうが、あまりの否定的反応に自分の判断力を疑い出したほど。
トロントの会見でも、おきまりのボーイッシュなチャームを振りまいて、自信満々の表情でしたが、やはり初めて監督を手がけるスターは、歴史的に叩かれるのでしょう。

ユワンの役はユダヤ系なのに金髪碧眼、おまけにスポーツ万能なので「スウェード」(スウェーデン人)と呼ばれる手袋工場主の息子です。面白いことにドイツ人たちはユダヤ人を相手に気がつかれないように呼ぶとき、スウェーデンというのだそうです。もっともかけ離れた外見を持っているからでしょう。
さてスウェードはカトリック信者で地元のミスコンテスト優勝者のジェニファー コナリーと家族の反対を押し切って結婚、一人娘が生まれて、目の中に入れても痛くないほど可愛がります。裕福な家、美男美女の夫婦に可愛い娘、と題名の「アメリカの田園風景」通りの家族に、少しずつ暗い影が忍び寄ります。10代になった娘を久しぶりのダコタ ファニングが熱演して、最近ぐんと人気が出てきて妹のエルと競争しているようでした。あまりに美貌の母親を持ったために、自分は醜いと歪んだ性格になり、吃音障害になってしまう娘の仰天のドラマの展開が始まります。
あとはご覧になってのお楽しみ。

さてユワンは今年の春に「マイルズ アウェイ」(16)でマイルス デイヴィスを取材するジャーナリストの役を好演、そのあとはキリストと悪魔の2役を演じた「、そのあとはキリストと悪魔の2役を演じた「ラスト デイズ イン
ザ デザート」(16)、西部劇の悪漢を演じた「ジェーン
ゴット ア ガン」(16)、ナタリー ポートマンが銃を持って暴れます、そして大いに楽しみなのは大好きなスパイ小説家、ジョン ルカレ原作の「アワ カインド オブ
トレイター」(16)と大忙しなのです。

長いことトレードマークだったホクロがユワンの顔から消えたのは、ホクロが皮膚ガンだったからだそうで、ヒュー ジャックマンも最近、何度か手術をして絆創膏を顔に貼っていました。

監督をするにあたって色々なベテランから助言を受けたそうですが、中でもベン アフレックの「自分が主演したいる時は自分の場面を端折りがちになるから、周囲を気にせず時間をかけて、じっくりと撮るように」というアドバイスが最も役に立ったそう。

1971年3月31日スコットランドのクリーフ生まれ。
「トレイン スポッテイング」(96)の頃のいたずらっ子の顔は未だにしっかり残っています。
ちなみに「トレイン スポッテイング」第2弾の撮影はもう終了したそうで、20年後の同じグループが何をするのか、とっても楽しみではありませんか。
2016  MILES AWAY


2016  AMERICAN PASTORAL


2016  もう少し笑っている表情です。

2014 パーテイーで。

2003 DOWN WITH LOVE

2010 GHOST WRITER

「ベルベット ゴールドマイン」(98)に主演して、ゴールデングローブ授賞式で会った時は、グラムロックの黒いレースのような衣装にしっかりアイメークをしていたのが今も目に浮かびます。
もっとたくさんツーショットがあるのですが、例えば初めての会見「ライフ レス オーデイナリー」(97)(キャメロンデイアスと共演)でのとてつもなく若くて、いたずらっ子の写真など、どこに行ってしまったのでしょうか。。。
2016「アメリカン パストラル」の父と幼い頃の娘。



金髪碧眼のスウェードの役

反抗期の娘(ダコタ ファニング)と。
 

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