LONDON #3 MI-6
LONDON #3 MI-6
今回のロンドンはあまりスケジュールが詰まってないので
毎日お散歩です。
ホテルから歩いて45分とある例のスパイ本部、MI−6の
建物を目指しました。テームズ川の向こう岸にある、緑色のビルで、建築家が凝りすぎたような、妙なデザインで、「ロンドンの醜悪な建物トップ展」に選ばれているのです。
これほど目立つ建物、おまけにロンドンの政界の重要建物集中地区の真っ只中をスパイ本部にするというのも、面白い背景です。
MI−6は Military Intelligence Section 6 の略で、他に
1、2、3、4、5から19までとそれぞれ部門があり、6は国際部門、つまりジェイムス ボンドのように海外のスパイを観察し、調査し、殺しに出かけたりする部署だそうです。
人気テレビシリーズでおなじみの「MI−5」は国内の情報活動で、あとの数字の部門は経済スパイ活動、暗合部、航空部門、武器部門、ロシア部門などなどと区分されているという圧倒的なスケールなのです。現在は全てが活動中とは明らかにされてませんが、どちらにしてもどこかの部門に吸収されて、活動中ですとか。
まさにスパイの先祖国、スパイ大国ならではの細分化とその規模と誇りを示した存在と言えましょう。
VAUXHALL (ヴォクゾール)通りからテームズ川にかかった同名の橋を渡ると
MI−6 にたどり着くのですが、実は私は高所恐怖症が高じて、低い橋でも怖いのです。おまけに大きな道路なので車がビュンビュン横を通り過ぎて、欄干から離れると車にはねられそうというホラーを克服しての歩行でした。
建物には約5個の入り口があって、正面玄関はさすがに警備の人々が怖い顔で陣取り、いくらおバカな観光客でも、かなりビビります。偉そうな人々と普通の人々が出入りしていました。写真など撮る雰囲気はゼロです。
他の入り口も鉄の門とセキュリテイーがしっかり部外者を遠ざけて、テームズ川に面したテラスのような一見和やかな部分も柵の向こう側にもろもろの警備道具が突起していて、とても不気味なのでした。
ビルのてっぺんには無数のアンテナが立ち、ちょっと目にはテレビ局のようでもあります。
建物の向かいにはヴォクゾール クロスという交通機関があり、ここにそびえている電車の線路のような物体はソーラーパネルだそうですが、これがまた不必要におどろおどろしい空間になってます。ここら辺一帯に冷たいステイールのような寒々しい空気が流れているように(勝手に)感じてしまいました。
このページの写真はすべて私が不安感を乗り越えて撮影したものです。
翌日9月22日の新聞、ザ タイムスの1面に
「MI−6、テロリストに備えて数100人のスパイ募集。
女性とマイノリテイーを特に募集」
とあって、私はああ、数十年若かったら!
と嘆いたのでありました。
今回のロンドンはあまりスケジュールが詰まってないので
毎日お散歩です。
ホテルから歩いて45分とある例のスパイ本部、MI−6の
建物を目指しました。テームズ川の向こう岸にある、緑色のビルで、建築家が凝りすぎたような、妙なデザインで、「ロンドンの醜悪な建物トップ展」に選ばれているのです。
これほど目立つ建物、おまけにロンドンの政界の重要建物集中地区の真っ只中をスパイ本部にするというのも、面白い背景です。
MI−6は Military Intelligence Section 6 の略で、他に
1、2、3、4、5から19までとそれぞれ部門があり、6は国際部門、つまりジェイムス ボンドのように海外のスパイを観察し、調査し、殺しに出かけたりする部署だそうです。
人気テレビシリーズでおなじみの「MI−5」は国内の情報活動で、あとの数字の部門は経済スパイ活動、暗合部、航空部門、武器部門、ロシア部門などなどと区分されているという圧倒的なスケールなのです。現在は全てが活動中とは明らかにされてませんが、どちらにしてもどこかの部門に吸収されて、活動中ですとか。
まさにスパイの先祖国、スパイ大国ならではの細分化とその規模と誇りを示した存在と言えましょう。
VAUXHALL (ヴォクゾール)通りからテームズ川にかかった同名の橋を渡ると
MI−6 にたどり着くのですが、実は私は高所恐怖症が高じて、低い橋でも怖いのです。おまけに大きな道路なので車がビュンビュン横を通り過ぎて、欄干から離れると車にはねられそうというホラーを克服しての歩行でした。
建物には約5個の入り口があって、正面玄関はさすがに警備の人々が怖い顔で陣取り、いくらおバカな観光客でも、かなりビビります。偉そうな人々と普通の人々が出入りしていました。写真など撮る雰囲気はゼロです。
他の入り口も鉄の門とセキュリテイーがしっかり部外者を遠ざけて、テームズ川に面したテラスのような一見和やかな部分も柵の向こう側にもろもろの警備道具が突起していて、とても不気味なのでした。
ビルのてっぺんには無数のアンテナが立ち、ちょっと目にはテレビ局のようでもあります。
建物の向かいにはヴォクゾール クロスという交通機関があり、ここにそびえている電車の線路のような物体はソーラーパネルだそうですが、これがまた不必要におどろおどろしい空間になってます。ここら辺一帯に冷たいステイールのような寒々しい空気が流れているように(勝手に)感じてしまいました。
このページの写真はすべて私が不安感を乗り越えて撮影したものです。
翌日9月22日の新聞、ザ タイムスの1面に
「MI−6、テロリストに備えて数100人のスパイ募集。
女性とマイノリテイーを特に募集」
とあって、私はああ、数十年若かったら!
と嘆いたのでありました。
2016 9月 ヴォクゾール橋からの眺め |
翌日9月22日のザ タイムスの1面。 |
テームズ川に面したテラス? |
写真では見えませんがデザインされた鉄作と建物の間には夥しい数の探知機や侵入を防止する装備がされてます。 |
小さな横手の入り口。 |
塀の警備がただならぬ壮観です。 |
川に面した建物裏側です。 |
MI−6の建物の向かいにある、これまた目をいるデザインの集合住宅ビル群。 |
VOUXHALL CROSS の奇怪な空に向けての線路のようなソーラーパネル |
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