TOM HANKS 2016

TOM  HANKS   2016

トム ハンクスが「サリー」(Sully)日本での題名は「ハドソン川の奇跡」(16)と言う映画で飛行機の機長を熱演、題名のサリーはニューヨークのハドソン川に不時着して乗客、乗務員の全員を助けた機長のChesley  Sullenberger のニックネームです。日本語表記でのタイトルだけを見ると女性の名前のようだったり、インドのドレスかなと思ったり、勇敢な英雄のパイロットを描いたドラマとは思えませんが。

誰もが結末を知っている実話の飛行機事故をクリント イーストウッド監督はシンプルに、不必要な感情など加えずに、淡々と上映時間もスッキリの96分で見せてくれます。
実はクライマックスは事故よりも、機長の判断が的確だったかが問われる審査委員会で、お客様を預かるパイロットたちのはかり知れない責任と判断力をじっくりと見せてくれます。

トムが演じると観客はもうすでに彼の誠意と責任感を信じて疑わないというキャラクターをクリントは充分 活かしての配役で副機長のアーロン エッカートはもともと軍人っぽいからだとルックスなので本当に実物にそっくりでした。

覚えてますか? パイロットやキャビン アッテンダントの資格はまず身長がある程度高くないとダメだったのを?
少なくとも今はやけに小柄で太めなアテンダントが多くいますが、パイロットは変わらず背の高い人ばかりです。あまり背が低いとコックピットでの作業に影響があると思われます。
実物のサリーは背がスッキリと高い、いかにもパイロットというタイプですが、トムはギリギリの身長の中肉中背の体型。
サリーに似せて、白髪に広い口ひげを生やして、背筋を伸ばして、制服を着るとトムもちゃんとキャプテンに見えます。
ちなみに本物のサリーは1951年1月23日生まれ、空軍士官学校卒で、引退後現在はいろいろな講義に出ているそう。

映画の中で「サリー」というドリンクが出てきますが、トムがどこかのバーで「トム ハンクス」というドリンクを勧められたことは?と聞いたら
「全然ない! 自分で考えてプロモートしようかな。どんなのが良いと思う?」
と悪戯っぽい顔でこちらを見るので、とっさに
「ビールとトマトジュース」
などと勝手に答えたら、「えー、なんかまずそう!」と喜んでました。
右の薬指に赤い石のカレッジリングのような指輪をはめているので聞いてみると
「大学を出るとよく大学のモットーやロゴが入った太い指輪をはめているだろう。僕は大学に行かなかったからはめるチャンスがなかったんだ。僕の不満を察してか、リタ(ワイフ)が趣味のジュエリー 細工で作ってくれたのだよ」
となんとも愛らしい夫婦愛の話がこぼれてきました。

初めてトムにあったのはおそらく「ビッグ」(88)の時だったと思います。それから28年、いつも頼もしくて、陽気で、親分肌で、人を笑わせるのが大好きな性分は全く変わっていません。
まだうら若いトム ハンクス

2000「キャスト アウェイ」
本物の機長、チェスリー サーレンバーガー(1951年1月23日産まれ空軍士官学校卒)

199
3「フィラデルフィア」左からジョナサン デミ、トム ハンクス、ダンゼル ワシントン

2016 60歳のトム。

 2013「ブリッジ オブ スパイ」

2016「サリー」

「サリー」撮影中のクリント イーストウッッドとトム

「サリー」トムと副機長になるアーロン エッカート

「サリー」のクライマックスは不時着より航空機関の諮問会なのです。

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