CHIWETEL EJIOFOR 2019

February 10, 2019

CHIWETEL EJIOFOR 2019

チヴォテル　エジオフォア　はまさにインテリ黒人俳優のトップでしょう。
ここで黒人と付け加える表記をスパイク　リー　監督たちは大いに批判します。もう、黒人俳優とか、黒人政治家　とかでなく、みんな人間なのだからただ、俳優、政治家　で充分だと。
でも、まだまだアジア系、中東系、とアメリカの人種呼称は続くでしょう。
さて、チヴォテルが初監督の映画に挑戦、脚本も書き、主演と張り切って現れたインタヴューです。

THE BOY WHO HARNESSED THE WIND　(勝手な訳ですと
風を操作した少年)と言った意味の題名でアフリカのマラウイを舞台にしたドラマ。
「僕はナイジェリアの両親を持ってアフリカにな何度も行っている。監督をするからにはアフリカを舞台にしたいとかねがね思っていたところにマラウイの少年のストーリーが見つかり、現地でロケをして現地の言葉を努力してマスターした」
相変わらず　深い知性と格調に溢れた言語力が魅力的なチヴォテルでした。

売れっ子の彼は次から次へと作品がリストアップされてます。「ライオン　キング」(１９)の「スカー」の声、アニメ版ではジェレミー　アイアンズが声を担当した「悪漢ライオン」の役を手がけ、アンジェリーナ　ジョリー主演の「マレフィセント２」もすでに撮影終了しているとか。

インタヴュー中の彼とのやり取りのスナップを見るとやけに笑ってますがそういう楽しい、優しいチヴォテルなのです。

２０１９ THE BOY WHO HARNESSED THE WIND

Maxwell Simba and Chiwetel

2019 February

2019 February from THE BOY WHO HARNESSED THE WIND

以前に彼を紹介したページをまた載せましょう。

CHIWETEL EJIOFOR 2015

日本での表記はチュイテル　イジョフォーとなってますが、こちらでは，チヴォテル　エジオフォア　と発音しています。故郷のナイジェリアでは又違った発音を詩ているに違いありませんが。

最近とみに目立って来た英国出身の黒人俳優，例えばイドリス　アルバ、デイヴィッド　オイェロウ，たちの中でも，ベテランの演技派として，一目も二目も置かれているチュヴォテルです。
「それでも夜は明ける」（１３）の紳士の振る舞いをする，自由な黒人が奴隷として酷使される役を熱演してアカデミー賞候補に、以来英国でもハリウッドでも大忙しで，今回は「シークレット　イン　ゼア　アイズ」（１５）と言うスリラーでジュリア　ロバーツとニコール　キッドマンと言うスーパー美人女優ふたりを相手に，見事に存在感を見せています。オリジナルはアルゼンチンの映画（２００９）でオスカー外国映画賞を受賞した素晴らしい映画でした。
ノーメークで頑張るジュリア　ロバーツとはFBI捜査官の同僚、艶やかなニコールキッドマンとは、むせ返る様なセクシュアルなケミストリーを漂わせて、チヴォテルは主演男優の知性と性的魅力をじんじんと放っていて，前回の黒人女優ヴァイオラ　デイヴィスの状況より，遥かに優位に立っている黒人男優なのです。
マット　デーモンが火星に取り残される今年の大ヒット映画「オデッセイ」（１５）原題は「 THE MARTIAN 」では地球で彼を指示する科学者の役。

ダンデイーなスタイルで現れたチヴォテルは数日前にネパールから戻って来たばかり。人気コミックの映画化「ドクター　ストレンジ」（公開は２０１６年）のロケです。主演のベネデイクト　カンバーバッチは学生時代にネパールに英語を教えに行ったことがあって，チヴォテルに色々と知識を伝授したそう。ふたりは「それでも夜は明ける」で共演しています。
「自然が茫然とする程美しくて，人々がとてつもなく優しく，まさに桃源郷のようだった。色々と挑戦したかったが，健康優先と考えて食べ物にはかなり注意した」
と注意深い優等生の面も見せてました。

気取らない姿勢に，上品な英国のアクセントでもの柔らかに話す彼には大学教授の様な知性が感じられます。
１９７７年７月１０日　ロンドン生まれ，父御はナイジェリアの医師でした。９６年に舞台の「オセロ」を演じて，その上手さに英国演劇界に衝撃を与えたと言う古典劇の優等生でもあります。