ARNOLD SCHWARZENEGGER 2015

ARNOLD  SCHWARZENEGGER  2015


目下「ターミネーター:新起動・ジェニシス」(15)で「アイルビー バック!」を嬉しそうに叫んでいるアーノルド シュワルツエネッガー。いつまでたっても抜けないオーストリアのアクセントのぎこちない語りと固そうな動作で、この台詞を言うとどこか間が抜けて,それがシュワちゃんの最大の魅力となっています。
昨日だかは日本で大々的に映画の宣伝をしていたようですが元偉い州知事,今は又もや映画俳優に戻ったなどという妙なわだかまりなど全く無く,100パーセントの情熱を込めて自分を映画を売り込む姿勢も潔いではありませんか。


今から25年以上も前,ドイツはベルリン生まれのリサロッテと言う女性の記者が居て,「アーノルドがボデイービルをしている時,色々面倒を見た。私の目では彼は必ず将来大物になるに違いない。映画で成功してから,政治家になるだろう」と豪語していました。そして若いシュワちゃんは彼女の前に来ると少年のように甘ったれた表情を浮かべ,「僕のアメリカのママ」とリサロッテのことを呼んでいました。
もうかなり前に彼女は亡くなったのですが,チャールトン ヘストンやカーク ダグラスと行った大物スターに会う度に
「私の息子のアーノルドをよろしく!」と毅然として頼んでいました。
いかにもドイツ人の誇りと気迫に満ちたリサロッテは,ホテルの部屋でのインタヴューにショーン コネリーがバスローブ姿で出て来たので、お行儀が悪いと怒って出て行ったと言う逸話の持ち主でもあります。
2003年に実際にカリフォルニア州知事に選ばれた時はリサロッテの予言を思い出さずに入られませんでした。

昨年(14)の6月、新作「ターミネーター:ジェニシス」のニューオーリンズでのセットを訪れた時も、彼は意気揚々として,近くにいると元気が貰えるような,何処か宗教の教祖のようなオーラが飛び散るのだな、と改めて彼のチカラに感心したのです。
同じホテルに泊まっていたのですが朝からキン肉マンの若者達を引き連れてトレーニングに励んでいました。今年の7月30日に68歳,根性の持続力なのでした。

前にも書いたと思いますがオーストリアの生まれ故郷のグラーツを訪れた時,高速からまず「アーノルド シュワルツエネッガー」と長い名前が大書きされた競技場が目に入ります。まさに故郷に錦でしたが、残念ながら彼の数々のスキャンダルのために今は違う名前に変えられているそうです。

「コナン ザ グレート」(82)と言ったミスター ユニバースの肉体を見せる目的の映画から「ツインズ」(88)のような彼の巨大な体とダニー デヴィートの太目で短い体の双子兄弟と言う喜劇を手がけたりと自己パロデイーも楽しそうに演じる大きな器量の持ち主です。

いま同時に公開中の「マギー」(15)と言うゾンビになる娘(アビゲール ブレッシン)を持った父親の葛藤と父性愛を描いた映画での高等な演技力(彼にして)はが高く評価されてますが,観客は彼に深刻で悲劇的な父親役など期待してないので,まったく売り上げが伸びないようです。

まだ企画中ですが「ガバネーター」(州知事のガバナーとターミネーターを合わせた言葉)と言うタイトルがあります。
こう言う映画に嬉々として出るところがシュワちゃんの持って生まれたチカラなのでしょう。
2015 最新のショット 巨大な指輪に注目


1988「ツウィンズ」右はダニー デヴィート

1993「ラスト アクション ヒーロー」少年はオーステイン オブライエン

1991「ターミネーター2」私がオーストリアの上着を来ています。
2014年6月 ニューオーリンズのセットで。
リサロッテが世話をしていた頃でしょうか。
2015「マギー」

1987「プレデター」笑顔が朴訥な頃。

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