VIGGO MORTENSEN
ヴィーゴ モーテンセンは胸が締め付けられるほどの自然人間です。数々の会見に 大きな木綿の袋とかと持参して 中から 自分用のドリンク、大好きなアルゼンチンのサッカー
チームの旗、そのロゴが入った置物などを並べておもむろに席に着きます。
スクリーンの上では 貴族的な二枚目 とか 底知れぬ暴力性を秘めた謎の男 等を美しくも破壊的に激演していますが 素顔のヴィーゴは そうですねー 湖で体を清め 木の下で寝る巡行者のスパルタ生活を励行している清らかさを漂わせています。洗いっぱなしのブロンドの髪は風になびき 木の実しか食べないような ひょうひょうとした痩せ過ぎの体に
彫りの深い顔立ち、安っぽそうな木綿のシャツにズボン 足には古びたサンダルと言うヒッピー スタイルが定番です。
父親はデンマーク人の農民で母親はアメリカ人、生まれたのはニユーヨーク、育ったのは
南米のアルゼンチンと言う訳で デンマーク語 スペイン語 英語 フランス語をどれも母国語の様に操ります。
“ 11歳の時にアメリカに移って来たのだが そのカルチャーショックと言ったらなかった。ののしり言葉の氾濫で 何にでも F ワードを付けるわ スラングは全く分からないし
僕はカーペンターズのファンだったから学校に行く時は 「トップ オブ ザ ワールド」なんかを大声で歌っていたが みんなが 野次るから 次第に止めて ブルーオイスター
カルト とかグランド ファンク レイルロード 等に興味を持つ振りをしてね。”
初めて会ったのは 多分 デミ ムーアが坊主頭になった「G I ジェーン」(97)で筋肉隆々のしごき軍曹を演じた時。あの優しい顔が 鬼の様になって 柔らかい体は ごつごつの兵隊型と変化して まさに米国海兵隊のシンボルになってました。
“ 僕はコントロール フリークで役作りに本物の忠実性を込める事に 必死になる。だからといって他人に対しても その要求をしたりしませんよ。
スタートした頃は ボーイッシュな顔で 悪役は全く来なかったが 一度 影のあるキャラクターを演じると認められて 次々に町のドラッグ デイラーのような役が入る様になった。ハンサムな主役なんて面白くないから 複雑な悪漢役を続けていきたい。”
と得体の知れない液体を 例のサッカー球団のロゴ入り茶碗からすするのでした。
「ロード オブ ザ リングス」シリーズ(01−03)のアラゴン役で一躍スターになりましたが このニユージーランド ロケでも 出演者とクルーの親分として チームとしての入れ墨を彫り 団結と忠誠を誓ったりし あのベテランのサー イアン マッケレンまでもが入れ墨をしたと言う独特の人を引きつける魅力を持っているのです。
写真集を出したり 作曲 作詞して自分で歌ったCD 等も袋から出して来て 恥ずかしそうに配るのです。
“ 良かったら見て下さい、聴いて下さいな。” と。しっかり大手から出版された売り物になっている商品なのに 大道芸人が配る様に 自分で 謙虚に 手渡すのです。傍らの
大物映画アシスタントたちが 呆れ顔をしているのを尻目に。
そのあたりの平和的反抗心が心憎いのです。
「イースタン プロミス」(07)のワイルドなセックス シーンは相手役のマリア ベロ
と共に 打ち身と怪我で 全身紫色になったと言う迫力でした。
“ 俳優連中は セックスシーンは嫌いだ なんて言うけれど 僕は大好き。ほとんど知らない人と裸になって 色々工夫をするのは 凄く楽しい!”
等とこれも一種のスターシステムをおちょくる反抗心でしょう。
最近の「デンジャラス マインド」(11)でのシグムンド フロイド博士の役もエレガントに どこか 戯れの下心を見せて 熱演。お互いに気が合う怪監督 クローネンバーグならではのオーストリア とスイスの社交界にみなぎる性的不満を覗かせた快作です。
ヴィーゴ モーテンセンは胸が締め付けられるほどの自然人間です。数々の会見に 大きな木綿の袋とかと持参して 中から 自分用のドリンク、大好きなアルゼンチンのサッカー
チームの旗、そのロゴが入った置物などを並べておもむろに席に着きます。
スクリーンの上では 貴族的な二枚目 とか 底知れぬ暴力性を秘めた謎の男 等を美しくも破壊的に激演していますが 素顔のヴィーゴは そうですねー 湖で体を清め 木の下で寝る巡行者のスパルタ生活を励行している清らかさを漂わせています。洗いっぱなしのブロンドの髪は風になびき 木の実しか食べないような ひょうひょうとした痩せ過ぎの体に
彫りの深い顔立ち、安っぽそうな木綿のシャツにズボン 足には古びたサンダルと言うヒッピー スタイルが定番です。
父親はデンマーク人の農民で母親はアメリカ人、生まれたのはニユーヨーク、育ったのは
南米のアルゼンチンと言う訳で デンマーク語 スペイン語 英語 フランス語をどれも母国語の様に操ります。
“ 11歳の時にアメリカに移って来たのだが そのカルチャーショックと言ったらなかった。ののしり言葉の氾濫で 何にでも F ワードを付けるわ スラングは全く分からないし
僕はカーペンターズのファンだったから学校に行く時は 「トップ オブ ザ ワールド」なんかを大声で歌っていたが みんなが 野次るから 次第に止めて ブルーオイスター
カルト とかグランド ファンク レイルロード 等に興味を持つ振りをしてね。”
初めて会ったのは 多分 デミ ムーアが坊主頭になった「G I ジェーン」(97)で筋肉隆々のしごき軍曹を演じた時。あの優しい顔が 鬼の様になって 柔らかい体は ごつごつの兵隊型と変化して まさに米国海兵隊のシンボルになってました。
“ 僕はコントロール フリークで役作りに本物の忠実性を込める事に 必死になる。だからといって他人に対しても その要求をしたりしませんよ。
スタートした頃は ボーイッシュな顔で 悪役は全く来なかったが 一度 影のあるキャラクターを演じると認められて 次々に町のドラッグ デイラーのような役が入る様になった。ハンサムな主役なんて面白くないから 複雑な悪漢役を続けていきたい。”
と得体の知れない液体を 例のサッカー球団のロゴ入り茶碗からすするのでした。
「ロード オブ ザ リングス」シリーズ(01−03)のアラゴン役で一躍スターになりましたが このニユージーランド ロケでも 出演者とクルーの親分として チームとしての入れ墨を彫り 団結と忠誠を誓ったりし あのベテランのサー イアン マッケレンまでもが入れ墨をしたと言う独特の人を引きつける魅力を持っているのです。
写真集を出したり 作曲 作詞して自分で歌ったCD 等も袋から出して来て 恥ずかしそうに配るのです。
“ 良かったら見て下さい、聴いて下さいな。” と。しっかり大手から出版された売り物になっている商品なのに 大道芸人が配る様に 自分で 謙虚に 手渡すのです。傍らの
大物映画アシスタントたちが 呆れ顔をしているのを尻目に。
そのあたりの平和的反抗心が心憎いのです。
「イースタン プロミス」(07)のワイルドなセックス シーンは相手役のマリア ベロ
と共に 打ち身と怪我で 全身紫色になったと言う迫力でした。
“ 俳優連中は セックスシーンは嫌いだ なんて言うけれど 僕は大好き。ほとんど知らない人と裸になって 色々工夫をするのは 凄く楽しい!”
等とこれも一種のスターシステムをおちょくる反抗心でしょう。
2008 「アパルーサの決闘」 面白い西部劇でした。これが例のサッカーチームの旗。 |
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