REBECCA    HALL


余りおなじみではないかもしれませんが,知る人ぞ知る,英国の高名な舞台の演出家,ピーター ホールと女優のマリア ユーイングの娘がレベッカ ホールです。
2010 「ザ タウン」
1982年5月3日 ロンドン生まれ,背が高くて,美しいクイーンズ イングリッシュを使い、いかにも育ちの良さそうなエレガンスと乱暴さが雑居している気取らない女優。

ケンブリッジ大に入学するも,2年で中退し,父親の演出する舞台劇「ウオレン夫人の職業」(02)で正式にデビュー,翌年,やはり父親の演出による「お気に召すまま」の演技を絶賛されたそうです。

映画は「スターター フォア テン(10)」(06)が初めてとありますが,貧しい学生のジェイムス マカヴォイが人気テレビのクイズ番組 (タイトルはその番組)に出て最後の質問で倫理的葛藤を味わうと言う青春の甘さと苦さを活き活きと見せた佳作で,レベッカはジェイムスとほのかな恋をするユダヤ系の女子大生と言う役。

この映画には,大学チームのリーダーシップに溢れたキャプテンがベネデイクト カンバーバッチ,ジエイムスの幼友達で,大学などに全く興味がない街のチンピラ小僧がドミニック クーパーと目下の英国の若手スターがはみ出しそうな程大勢出ていました。1980年のローカルカラーも鄙びていて,懐かしく、労働者階級の息子が大学で勉強だけでなく,社会的なスタンスや恋愛を学ぶあたりが微笑ましいのです。

さてレベッカは「それでも恋するバルセロナ」(08)でスカーレット ヨハンセンの親友で,スペインのセックス シンボルのハビエー バーデムを結ばれるラッキーな役を楽しそうに演じてました。ウデイー アレンのヨーロッパ 撮影シリーズのひとつです。

今いち主役がピンと来なかった「ドリアン グレイ」(09)では時代劇の衣装がよく似合って,ベン アフレック主演,監督の「ザ タウン」(10)では現代のボストンの女の子を自然に演じると器用に大西洋を行ったり来たりしています。

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