JOANNE WHALLEY

JOANNE    WHALLEY


つぶらな瞳に豊かな黒髪、小柄ながらも豊満な曲線美、加えて、耳に心地よい低い声でのクイーンズ イングリッシュのアクセント、と80年代後半に人気を博したジョアーン ワーリーです。
初めて会ったのは「ウイロウ」(88)でお姫様を演じてハリウッド映画デビューをした上に,共演のヴァル キルマーと恋に落ちて,その年に結婚迄した時。すぐに名前もジョアーン ウオーリー キルマーと変えて、実にうれしそうでした。
「ウイロウ」は小人が大勢出て来る空想時代劇で、いかにも少年の心を見せるロン ハワード監督ならではの映画。あんなに大勢の小人を見たのも初めてですが,2年前に「オズ はじまりの戦い』(公開は13年)のデトロイトのセットを訪問した時。巨大なスタジオのセットに約200人の小人のエキストラがひしめいていて,その中には,顔も小さい小人(呼び名の違い等知りませんが)もいて,トイレに行くと踏み台があったりして,びっくりしたのを思い出します。


1988     WILLOW
ともかく当時のジョアーンは,美しくて,可憐で,でも低い声から芯の強さが覗け、毎日がドピーカンのギンギン照りのハリウッドに慣れてない,月夜の花のようでした。
写真をご覧頂くと分かるように162センチのわたくすより
かなり背が低いものの存在感はたっぷり。

1961年8月25日英国はマンチェスターに生まれた彼女は,10歳から子役として活躍,英国の超人気テレビ番組「コロネーシヨン ストリート」(1960)に出演。ルックスもちょっとナタリー ウッドに似ている子役出身なのです。

歌手としても「マンチェスター ニユー ウエーヴ」の流れに乗って,82年頃にバンドで歌っていたこともあったとか。
「ダンス ウイズ ア ストレンジャー」(85)でルパート エヴァレットとミランダ リチャードソンと共演してセクシな女優として大人の仲間入り,そして「ウイロウ」の後,「スキャンダル」(89)で英国政治界に波紋を投じたクリステイーン キラーを熱演。政治家たちのベッドの相手をする高級娼婦の役から「バッド ガール」のイメージが
張り付きました。

「風と共に去りぬ」の続編とも言える「スカーレット」(94)と言うテレビ映画に女主人公役のスカーレット オハラとして登場,相手役のレット バトラーは元007のテイモシー ダルトンと二人の英国人が演じたのでした。

ハリウッドの変人のひとりと言われるのヴァルとは94年に離婚,ふたりの子供の養育費を払わない(1ヶ月2万7千ドル)と訴えたりの裁判沙汰が報道されましたが,ジョアーンは着実にテレビや映画の母親役等を手がけて、しっとりとした美しさを見せてます。
最近ではジェレミー アイアンズが主役の「ボルジアズ」(2011−13)で法王になるジェレミーの妻役をはち切れそうな胸を見せる衣装を着て,妖演に演じていました。
2012 「ボルジアズ」


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