YOKO NARITA'S HOLLYWOOD

ハリウッドのスターをインタヴユーして37年!!     ツーショットと来たらどっさり ざくざく。最近は映画の記事も減ってきて発表してないお宝が貯まる一方。貯金は減る一方ですが、ともかく つたないブロッグ で全く為にならないお話と とっておきの古い写真とか新しいものも載せていきたいと思ってます。
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Wednesday, November 18, 2015

BRYAN CRANSTON 2015

BRYAN  CRANSTON    2015

今まではテレビが主な渋い俳優のブライアン クランストンが「トロンボ」(15)でハリウッドのレッドパージを受けて、共産党員としてブラックリストに載ったダルトン トロンボを好演しています。
ハリウッドの歴史をちょっとでも齧った方には「ハリウッド テン」と言う1947年10月に,公廷で,自分が党員であるとか,他の同士の名前を打ち明けるなどについてコメントを拒否して検挙され,投獄された10人の監督、制作者,脚本家を指すと共に,当時の赤狩りの激しい状況を物語っているのです。

それまではハリウッドのもっとも成功した脚本家として,恵まれた生活を送っていたトロンボは仕事を干されて,牧場の様な広大な家を売る破目になり、次に移って来た家では近所の人達から,プールに汚物を放り込むなどの嫌がらせを受けたりと一挙にひどい状況に見舞われるのでした。

ジョン グッドマン扮する三流映画会社の質より量の映画の書き換え,や脚本を朝から晩まで,腰が痛くなるとバスタッブの中で書いて書いて,書きまくります。勿論ペンネームを色々変えて,大量生産に励み,やはり仕事にあぶれている同僚たちをも引きずり込んで,乱暴な脚本生産工場のようになっていきます。

当時のハリウッドの人気コラムニスト,帽子がトレードマークで有名なヘッダ ホッパー(ヘレン ミレン)は大の共産党嫌いで、事あるごとにトロンボを批判します。それは嫌味な年増女をミレンが,ひどく楽しそうに演じているのがコミカルなタッチになってますし,ダイアン レインがトロンボの内助の功の奥方を演じて,企んでばかりいて、わがままで逞しいキャリア ウーマンと優しい妻と言うコントラストも効果を上げてます。

トロンボの長女をめきめきとジャックと豆の木のマメの様に成長しているエル ファニングが健気に,多少反抗的に,爽やかに演じて、きらきらとした若さを添えてます。

匿名で書いた「ローマの休日」(53)とブラックリスト中に彼を起用したカーク ダグラス主演の「スパルタカス」(60)と2本でアカデミー脚本賞を受賞,この映画では反共産党主義を貫くジョン ウエイン,党員の名前を教えてリストを免れたエドワード G。ロビンソン等が登場するのが愉快でした。どのスターもかなり似ている俳優が演じているのですが、特にカーク ダグラスを演じた俳優が顔も体も表情も動きもそっくりで,目立っています。ニュージーランドはオークランド生まれのデイーン オゴーマンという39歳の俳優で「ホビット」シリーズなどにも出ているそう。この役から躍進出来ると良いのですが。
「トロンボ」左がヘレン ミレンのヘッダ ホッパー。


「ブレーキング バッド」のブライアン クランストン


ダルトン トロンボを演じるブライアン クランストン

左がトロンボの妻役ダイアン レイン


ブライアンは,怪物的人気テレビ番組「ブレイキング バッド」(08−14)が終了して,人々がどうしてもカムバックして欲しいとせがむことに「6年間間、このドラマに全精力を注ぎ込んで来た。エベレストの頂上に登った様に達成感はあるが,又戻りたくはない。今徐々に懐かしい気分になって来ているが,まだ当分思い出したくもないね」
とファンに迎合するお世辞など言わずに,ストレートにもう充分と言い切っています。
「暗黒時代と言われた当時の偏見や差別は今に比べようもないが,実際は今もハリウッドには問題が多いい。やっとレズビアンやゲイの差別が少なくなったし、ハリウッドはゆっくりと成熟していると言おうか。トロンボたちは実際の共産主義と言うより,かなり無知な社会主義を信じていたのではないかな」

1956年5月7日 カルフォルニア州のブルーカラーの街,カノガ パーク生まれ,父御も俳優で80年代から「ジェシカおばさんの事件簿」(懐かしいですねー,アンジェラ ランスベリーのおばさん探偵シリーズでした)などに出演,2000年にスタートした「マルコム イン ザ ミドル」の父親役で有名になりました。

最近では「アルゴ」(12)、「ゴジラ」(13)などで,政府の高官や頼もしい科学者などを周囲に溶け込んで演じています。わざと目立ったり,場面を盗むというタイプの俳優でなく,チームワークを尊ぶ,縁の下のチカラモチに徹している姿勢が好もしいブライアンなのです。
2012  「アルゴ」


2015 「トロンボ」

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