LUKE EVANS 2016

LUKE  EVANS   2016

英国俳優群の中でも、とびきりハンサムで、同時に逞ましいタイプのルーク エヴァンス は今年2本の映画で、不満があると暴れるタイプの男性の役を演じています。
ほとんどフェミニンなほどに繊細なエデイー レッドメーンや極細の体のトム ヒドルストン、美男のサム クラフリンたちがゲイの憧れにもかかわらず、ヘテロのスターなのに比べて、男性的なリチャード バートンやアンソニー ホプキンズを 産出したウェールズ生まれにして、野性的なルークが実際はゲイというのも皮肉なことです。上記4人のどれもが英国のベストドレッサーに選ばれている上、ルークは今も数社のデザイナーのトップモデルとしても活躍中。スーツや紳士アクセサリーが映えるルックスと体の持ち主なのです。

その2本はまず「ハイ ライズ」、トム ヒドルストンと ジェレミー アイアンズが洗練されたエリートっぽさを見せる中、ルークはぎたぎたとサバイバル本能を見せるドキュメンタリー映画の監督役、そして間もなく公開の「ザ ガールオン ザ トレイン」での妻に裏切られて、暴力的になる夫の役。主演はエミリー ブラントで、ベストセラーの映画化の話題作です。
「ハイ ライズ」もそう言えばベストセラーの原作の映画化でした。
と、ワイルドでちと暴力的な役が続いています。

「ホビット」2作(13、14)の会見では、あまり乗り気で話してくれなかったルークですが、今回はやけに陽気で、饒舌で、前は答えたがらなかった自らのゲイのこともすんなりと話しています。
「ゲイだと公表して役が制限されたとは思わない。誇りを持って僕はゲイだと言ったことでプレッシャーが減ったと思っている。今時そういうことにこだわること自体、ばかばかしいと思わないかい?」
と狭量な人々を批判していました。
カミングアウトしてから、一度撤回するという過去もありますが、今はすっきりとしているようです。
スペインの記事によると、(どうでも良いことですが、とは言え、誰しも好奇心があるのは当然で)モデルのジョン コータジャレナ( Jon Kortajarena)と交際中だとか。

1979年4月15日、英国のウェールズ生まれ。炭鉱の町、ポンテイープールの貧しい家に育ち、将来はラグビー選手を目指していました。

「最もタフな少年たちはラグビーに憧れる。ウエールズのラグビーの試合での応援歌は素晴らしいし、ウェールズの国旗にはドラゴン(龍)が描かれている。逞しい男たちと音楽と詩がウェールズの象徴だ。僕の町の近くには世界で最も長い名前のウェールズの言葉の駅があるんだよ。駅の名前の方が列車より長いっていうんで有名なんだから」
ウエールズにとびきり誇りを抱いている姿勢が健気でした。

この日に着ていたジャケットは珍しい襟のグッチだか、どこかのもので、シャツもズボンも時計も靴もカスタムメイドの有名ブテイックのものばかり。
「極貧の炭鉱夫の家に生まれて、今、僕はこういう最高のクオーリテイーのものを身につける満足感は口では言えないほどの達成感を与えてくれる。
俳優の他に、未だにモデルをしているのも、いつもどこかに炭鉱の町の飢えを覚えているからだろうと思う。与えられた機会を精一杯使わなければという危機感とでも言おうか」
と正直な返事がいかにも男らしいのです。

そして歌手としても鳴らしていて、次は「ビユーテイー アンド ビースト」(美女と野獣)(17)で、あの村のあばれ者、ガストンを演じます。主演のベル役はエマ ワトソン、野獣転じて王子役はダン ステーヴンス(「ダウントン アビー」のマシュウ)、その他にもスターが勢ぞろいの豪華ミュージカル!アニメではないだけに、より楽しみではありませんか。
2016  THE GIRL ON THE TRAIN


2010  TAMARA  DREWE

2013  THE HOBBIT:  THE DESOLATION OF SMAUG

交際中のジョンと。

「ホビット」シリーズのバード役


2016「ハイライズ」

2016「ザ ガール オン ザ トレイン」

Comments

Popular posts from this blog

IGGY POP

DEVON AOKI

ADAM LAMBERT