SAN FRANCISCO OCT 15 - 18 2016 JENNER

SAN  FRANCISCO OCT 15 - 18  JENNER

サンフランシスコから北に2時間、ナパ バレーの西側、ロシアン リバーと大西洋がぶつかるところに人口 100人余りのジェナーという町があるのを、ひょんなことで知りました。

そこにシーフードが美味しく、お料理によって、お店が進めるワインが付いてくること、おまけに何よりも眺望が素晴らしいというレストランがあるのを見つけて、今年のお誕生日デイナーはそこにしようと勝手に決めての出発です。
ところが色々スケジュール調整があって、結局、ジェナー行きは1日前の日曜日となりました。前夜祭ですね。

サンフランシスコからまず、雨で煙ったゴールデンゲイト橋を渡り、田舎道をどんどんと行って、ハイウェイ1、太平洋沿いのうねうねとした、たまには断崖絶壁の道路を運転、大雨が降り出して景色もまともに見えないのです。

ジェナーの町で最初に入ったカフェで具がたっぷりの美味しいクラム チャウダーを頂いたのですが、ここに集まっている人々の異様さにびっくり、ヒッピーと言うのか、カルト集団のメンバーと言うか、浮世離れした白人たちばかりで、トワイライト ゾーンに入ってきたようでした。こういう人々がこの、パラダイスに住んでいるのか、それとも、近くでキャンプでもしているのか、よくは分かりませんが、そこはかとなく不気味でもあります。

ヴィスタポイント(眺望の場所)に車を停めて、ロシアン リバーが大波が押し寄せている太平洋に流れ込む、ダイナミックな眺望を眺めると、デルタ地帯にアザラシが数頭いるではありませんか。空には鷹が舞い、浜辺には無数の鳥が群がって、時々、バーっと飛び立ちます。その勢いと数が恐ろしいほどで、なるほどヒッチコック監督がここあたりで「鳥」のアイデアを得たというのがよく分かりました。ロケもこの近くだったそうです。

目的のレストラン「リバーズ エンド」に早く着きすぎたので、周りをお散歩、1泊200ドルぐらいのコテッジも付いてますが、インターネットも電話もテレビもなく、どっぷり自然に浸る為の宿泊設備だそうです。
ふと川の表面を見ると、アザラシがぽっと顔を出して、その表情がなんとも、間抜けで、とびきり可愛いのでした。

さてレストランに入るとベテランのバーテンダーが色々好みを聞いて暖かいウイスキーのドリンクやワインを選んでくれます。お店の周りにぐるりとバルコニーがあって、晴れた夕方の夕焼けを眺めながら、アペリテイフとなるはずなのですが、残念この日は何と言っても大嵐。
オイスターを注文したのですが、前日よりはるかに小さい牡蠣で、ウェイターは「身が厚い」と自慢そうに説明していましたが、あまりに小さくてがっかりでした。身にトビコが加えてあって、これがまた、殻が混じっているような食感であまり嬉しくありません。凝りすぎの失敗と言えましょう。
最近ハワイで始まって、アメリカで大流行の「ポケ」、マグロの切り身とアボカド、細切りネギなどをおしょう油、ごま油、ポン酢、などで、あえた一品は肝心のマグロがちょっぴりで、これも残念。
今は鮭のシーズンと言われて、2種類のサーモンステーキとサーモン チャウダー、を頂きました。これは安全なお味、つまりあまりエキサイテイングなものではありません。
夕食の最中に突然、ほんのちょっとの夕焼けが現れました。
陽子の名前をお祝いに太陽が顔を出したに違いありません。
やはりこのレストランの最大の魅力は、ダイナミックな海と川が合流する眺めです。

帰途はさらに雨足がひどくなり、細い、うねうねした海岸沿いの道の運転は緊張の連続。
でも、決行して良かった嵐のジェナー訪問でした。
レストランの下の浜辺。


ジェナーのおみやげ屋(日曜日なのに閉まっています)

ジェナーのレストラン「リバース エンド」

手前がロシアン リバー、向こう側が大西洋。

カフェでクラム チャウダーを食べました。お揃いでエミリア クラークが映画で履いていた蜂のタイツ。

レストランの下のビーチ、後ろにアザラシが登場。


小さな牡蠣!

上は太平洋、下はロシアン リバー、中央にアザラシがいます。

ビスタポイント、海と川が眼下に。

ビスタポイントで、サスペンスドラマのような立ち姿。

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