JOAN CUSACK
JOAN CUSACK
出て来ると画面自体がへらへら笑ってしまうようなコミカルな風を運んで来るジョーン アレン。我々日本人は彼女の弟のジョンとジョーンの名前の違いをはっきり発音出来ません。大体こんなに似たよう名前を姉弟につけるなんて,言語道断!
知り合いに酒井と言う名前の人が居て,息子どのにサカエと言う名前をつけテ,アメリカで暮らしていますから
サカエ サカイと紛らわしいコンビネーシヨンの名前になってます。
1952年11月11日ニユーヨークに,元広告会社重役転じて監督・俳優になったリチャード キューザックを父に,ナンシーと言う数学の教師のもと5人兄弟の2番目として生まれたジョーンは、少女時代から演劇サークルで経験を積み大学卒業後にすぐにテレビや映画の役を手がけます。
兄弟全員が俳優なり,演劇関係者となって,母親が嘆いているよう。
「私は子供たちに数学をきちんと教え,スポーツウーマンでもありますすから,色々な競技に参加させ,オールラウンドの子供たちに育てた筈が誰も彼もが演劇熱のとりこになって! 夫の影響力とも言えるでしょうけれど,母としてはちと失望してます」
と軽く言うようなからっとした母親のようですから,子供たちがそれぞれ,のびのびと成長した家庭が覗けます。
ジョーンは有名なテレビの「サタデー ナイト アライヴ」(85)のレギュラーとなって注目され,「ワーキング ガール」(88)でメラニー グリフィスの女友達役でアカデミー助演賞候補になりました。この映画はわたくすの大好きなロマンテイック コメデイーのひとつで,けばけばの安っぽい装飾過剰はともかく、可愛いオフィスガールのメラニーが女ボス(シーガニー ウイーヴァー)の休暇中,彼女の家の世話も任され,高級でシックなドレスなど着て外出、偶然ボスのボーイフレンド(ハリソン フォード)に気に入られ、その一部始終をやはりオフィスガールの同僚のジョーンが気をもみながら見守ると言う,綺麗な男女が繰り広げる楽しいストーリーでした。メラニーが安っぽいファシヨンからエレガントなスタイルに変身する様子が実に教育的で,為になります。
「イン & アウト」(97)ではケヴィン クラインと結婚式を上げる筈がケヴィンが突然ゲイに目覚めると言う喜劇で,この役でも再びアカデミー賞候補に。
当人は,いつも半分ふざけて,半分知的で上等な会話を弾ませる楽しい文化人です。絶対に自分が有名だとか,女優だとか思ってない感じで,そこらのおばさんのようなお気楽な存在,おまけに着て来るファシヨンもPTAもどきで、仲間たちに持てるのがよく分かります。
弟のジョンとは「すてきな片想い」(85)など合計10本も共演しています。中でも「ハイ フィデリテイー」(00)はジョンが制作も手がけた中古レコード店出の音楽おたくたちの生態を描いて,とても愉快で心暖まる映画です。
ジョーンは1993年に弁護士と結婚して二人の子供が生まれ,良き家庭のママとしての生活を優先しています。
「よし,今日はベストの夫を捜しに行こう!と友人とパーテイーに行ったら,居たのですよ。格好のハズバンド候補が。普通の男性でシカゴの企業弁護士と言う安定した職業で、
優しくて知的で。子供が生まれてからは,長いロケの仕事はしません。やはり母親がそばで成長を見守るのが,家庭の幸福につながると信じていますから」
と彼女自身の母親の薫陶がしっかり受け継がれているではないですか!
その代わり弟のジョンが無傷の独身で気ままな生活を送っているのもおかしな姉弟です。
最近はウイリアム メイシーがアル中になっての主演のテレビドラマ「シェイムレス」で、おはこのおかしな女性を演じて,見事今年のエミー賞候補になってます。
ちょっと顔を出しては,その場面を引き立て,楽しくするもののメリー ポピンズではなく,そこはかとなく不気味なのもジョーンの喜劇的持ち味と言えましょう。
「キネマ旬報」8月上旬号(7月20日発売)にジョーンの頃を書きましたので,詳しい内容は書店にてどーぞ。
出て来ると画面自体がへらへら笑ってしまうようなコミカルな風を運んで来るジョーン アレン。我々日本人は彼女の弟のジョンとジョーンの名前の違いをはっきり発音出来ません。大体こんなに似たよう名前を姉弟につけるなんて,言語道断!
知り合いに酒井と言う名前の人が居て,息子どのにサカエと言う名前をつけテ,アメリカで暮らしていますから
サカエ サカイと紛らわしいコンビネーシヨンの名前になってます。
1952年11月11日ニユーヨークに,元広告会社重役転じて監督・俳優になったリチャード キューザックを父に,ナンシーと言う数学の教師のもと5人兄弟の2番目として生まれたジョーンは、少女時代から演劇サークルで経験を積み大学卒業後にすぐにテレビや映画の役を手がけます。
兄弟全員が俳優なり,演劇関係者となって,母親が嘆いているよう。
「私は子供たちに数学をきちんと教え,スポーツウーマンでもありますすから,色々な競技に参加させ,オールラウンドの子供たちに育てた筈が誰も彼もが演劇熱のとりこになって! 夫の影響力とも言えるでしょうけれど,母としてはちと失望してます」
と軽く言うようなからっとした母親のようですから,子供たちがそれぞれ,のびのびと成長した家庭が覗けます。
2000 「ハイ フィデリテイー」 |
ジョーンは有名なテレビの「サタデー ナイト アライヴ」(85)のレギュラーとなって注目され,「ワーキング ガール」(88)でメラニー グリフィスの女友達役でアカデミー助演賞候補になりました。この映画はわたくすの大好きなロマンテイック コメデイーのひとつで,けばけばの安っぽい装飾過剰はともかく、可愛いオフィスガールのメラニーが女ボス(シーガニー ウイーヴァー)の休暇中,彼女の家の世話も任され,高級でシックなドレスなど着て外出、偶然ボスのボーイフレンド(ハリソン フォード)に気に入られ、その一部始終をやはりオフィスガールの同僚のジョーンが気をもみながら見守ると言う,綺麗な男女が繰り広げる楽しいストーリーでした。メラニーが安っぽいファシヨンからエレガントなスタイルに変身する様子が実に教育的で,為になります。
「イン & アウト」(97)ではケヴィン クラインと結婚式を上げる筈がケヴィンが突然ゲイに目覚めると言う喜劇で,この役でも再びアカデミー賞候補に。
当人は,いつも半分ふざけて,半分知的で上等な会話を弾ませる楽しい文化人です。絶対に自分が有名だとか,女優だとか思ってない感じで,そこらのおばさんのようなお気楽な存在,おまけに着て来るファシヨンもPTAもどきで、仲間たちに持てるのがよく分かります。
弟のジョンとは「すてきな片想い」(85)など合計10本も共演しています。中でも「ハイ フィデリテイー」(00)はジョンが制作も手がけた中古レコード店出の音楽おたくたちの生態を描いて,とても愉快で心暖まる映画です。
ジョーンは1993年に弁護士と結婚して二人の子供が生まれ,良き家庭のママとしての生活を優先しています。
「よし,今日はベストの夫を捜しに行こう!と友人とパーテイーに行ったら,居たのですよ。格好のハズバンド候補が。普通の男性でシカゴの企業弁護士と言う安定した職業で、
優しくて知的で。子供が生まれてからは,長いロケの仕事はしません。やはり母親がそばで成長を見守るのが,家庭の幸福につながると信じていますから」
と彼女自身の母親の薫陶がしっかり受け継がれているではないですか!
その代わり弟のジョンが無傷の独身で気ままな生活を送っているのもおかしな姉弟です。
最近はウイリアム メイシーがアル中になっての主演のテレビドラマ「シェイムレス」で、おはこのおかしな女性を演じて,見事今年のエミー賞候補になってます。
ちょっと顔を出しては,その場面を引き立て,楽しくするもののメリー ポピンズではなく,そこはかとなく不気味なのもジョーンの喜劇的持ち味と言えましょう。
「キネマ旬報」8月上旬号(7月20日発売)にジョーンの頃を書きましたので,詳しい内容は書店にてどーぞ。
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