DOWNTON ABBEY'S MRS. PATMORE.

DOWNTON  ABBEY'S  MRS.  PATMORE


「ダウントン アビー」の人気は募る一方,アメリカでは現在、第5シーズンが放映中ですが、ジャーナリストの特典でもう今シーズンは全て見終えました。
制作側は怪物人気に喜びながらも、いつまでもメロドラマを延々と繰り広げるのもはしたない(と勝手に受け止めています)と次の第6シーズンで終了すると言ってます。
こう言う長い番組を見続けていると情が移って、悲しみも怒りも倍増してしまいますが、この人が嫌いと言うファンはまずいないでしょう。
料理長のミセス パットモアです。太っちょで,情に脆く、義侠心に富み、優しくて、江戸っ子の京塚昌子のようなおばさんです。いつもエプロンがけで、一生懸命に何かをお料理して、若い助っ人料理番のデイジーを面倒を見て、召使い長や執事が少しでも気分が悪そうだったりすると、直ぐに察して,体に良いものを特別に作ってあげます。
こう言うぽちゃぽちゃの女性がそばにいるだけで、不思議に安心するのも歴史的に太っちょの人達は利口に振る舞ったりせず, 自分の事は後回しにして、困った人を助けるタイプだからでしょう。

ミセス パットモアを演じているのはレスリー ニコル ( Lesley  Nicol ) と言う1953年にマンチェスターで生まれた女優です。ロンドンのギルドホール演劇学校を出て主に舞台を手がけて来た、ベテラン女優ですが、エプロンをかけていなくても、どことなくブルーカラーの庶民的な気取りの無さと取っ付きやすさに溢れていて、「いつも見ています。ファンでス!」と挨拶すると「わー、嬉しい!」と抱きついてきました。
場所はロスアンジェルスの英国領事館のガーデン パーテイーでかなり正装に近い服装の人が多い中、レスリーはスーパーに行くような、お気楽な格好で、一緒にいた男性も場違いな程に庶民的でした。

その陽気な表情で、近ずく人々ににこやかに接して、彼女の周りにはほのぼのとした空気が漂ってました。
この日はダントン アビーからは令嬢のレイデイー エデイスを演じているローラ カーマイケルも出席していましたが、こちらは華やかに花柄のドレスをシックに着こなしていました。

そして驚いた事に「実は私料理が余り好きでもないし,出来ないのよー」と言う告白を聞いてしまったのです。もう4年間も台所で粉をこねたり、鳥をさばいたり、繊細なデザートのトッピングをのせたりしていても、全て演技なのでありました。

デイジー役のソフィー マックシェラと。


2015 1月18日 ロスアンジェルスの英国領事館のレセプションで。

2015  1月18日

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