HARVEY WEINSTEIN
HARVEY WEINSTEIN
名物プロデューサーの続きです。
ご存知,ハリウッドきってのモグル,ハーヴィー ワインスタインは何と言っても,巨体,魁偉な風貌,押し出しの強さと抜けるような才能の持ち主で,これまでアカデミー賞受賞の作品を数々制作配給して来ました。
今年はベネデイクト カンバーバッチ主演の「デイ イミテーション ゲーム」を9月のトロント映画祭から力一杯プロモートし,見事にゴールデン グローブから俳優組合協会賞,監督協会賞,などなどにノミネートされ手ます。が、まだ晴れて受賞はしていないので、2月22日のアカデミー賞に向けて,フルスロットルでキャンペーン中。
マイケル キートン(「バードマン」)やエデイー レドメイン(「セオリー オブ エヴリーシング」)が優勢と見てカンバーバッチのチャンスは低くなった為に,今度は「優秀映画」として広告や記事を売り出しています。
ストーリーがナチの暗号を解いて戦争を終わらせた天才の悲劇ですから、ラインアップの中では、心を打つ実話ですし、作品賞はまず監督賞を獲るのが業界の常識で,「イミテーション」のノルウェー人の監督が注目されているのも利用しています。賞獲得の為なら水も持たずに砂漠に出て行く、と言う根性と挑戦と閃きの固まりと言えます。
会見があるとその大きな体をねじ込んで現れ,記者や会員たちに,気さくに話しかけ(こちらは相手の期待が分かっているだけに,半分逃げ腰になるにも関わらず)、映画や俳優たちをどう思ったかなどと聞いて,周囲の反応や状況を察知しているようです。その,情熱と皮膚感覚の厚さが彼の特徴でしょう。何度も会ってますが,何と言うか催眠術とペテン師の気配もあって,ちょっと敬遠してしまいます。もちろん積極的な記者や役が欲しい俳優たちは,電球に吸い寄せられる蛾のように集まりますが。
1952年10月18日 ニユーヨーク州のフラッシングに、ユダヤ系のダイアモンド細工師の父親マックスと母親ミリアムのもとに生まれ,映画や劇場に興味を持ちつつ,商売にも才気を発揮する,ませた少年だったようです。2歳年下の弟,ボブと1980年頃,ミラマックス映画を創立,父親のマックスと母親のミリアムを合わせた名前が既に、ハーヴェーの売り込みの天才度を見せているではありませんか。
96年の「イングリッシュ ペイシャント」がミラマックス初めての最優秀作品賞受賞作でした。
この写真はグイネス パルトロー主演の「恋に落ちたシェイクスピア」(98)の時で,アカデミー賞 堂々7部門で受賞,作品賞,主演女優賞,そして有名な約5分の場面で助演女優賞を受賞したジュデイー デンチなどなどの快挙はミラマックスの力を見せしめたのです。
2005年にデイズニーがミラマックスを買い取り,兄弟はワインスタイン カンパニーを創立。
最初の奥方には3人の子供が生まれ,07年に,美貌の英国のファッション デザイナーと再婚,娘御がインデイア パール,息子殿はダラシェルとロマン小説から出て来たような名前を付けています。
前回のカッツンバーグもワインスタインもお世辞にもハンサムとは言えないルックスでユダヤ系,これがハリウッドのモグルの殆どです。そして美しい妻を娶って,まさに美女と野獣の光景を見せています。
ある時わたくし自身がどう見ても東洋人なのを武器に、
「ユダヤ系だとハリウッドでアドバンテージになりますか?」と聞きました。
「才能とやる気があれば誰でも成功する。ユダヤ系だからと言って優先されたりはしない」
と言った内容をも、さもさと歯切れ悪く答えてくれました。
そうですよね、彼の率直な答えなど期待する方が愚かでした。
名物プロデューサーの続きです。
ご存知,ハリウッドきってのモグル,ハーヴィー ワインスタインは何と言っても,巨体,魁偉な風貌,押し出しの強さと抜けるような才能の持ち主で,これまでアカデミー賞受賞の作品を数々制作配給して来ました。
今年はベネデイクト カンバーバッチ主演の「デイ イミテーション ゲーム」を9月のトロント映画祭から力一杯プロモートし,見事にゴールデン グローブから俳優組合協会賞,監督協会賞,などなどにノミネートされ手ます。が、まだ晴れて受賞はしていないので、2月22日のアカデミー賞に向けて,フルスロットルでキャンペーン中。
マイケル キートン(「バードマン」)やエデイー レドメイン(「セオリー オブ エヴリーシング」)が優勢と見てカンバーバッチのチャンスは低くなった為に,今度は「優秀映画」として広告や記事を売り出しています。
ストーリーがナチの暗号を解いて戦争を終わらせた天才の悲劇ですから、ラインアップの中では、心を打つ実話ですし、作品賞はまず監督賞を獲るのが業界の常識で,「イミテーション」のノルウェー人の監督が注目されているのも利用しています。賞獲得の為なら水も持たずに砂漠に出て行く、と言う根性と挑戦と閃きの固まりと言えます。
会見があるとその大きな体をねじ込んで現れ,記者や会員たちに,気さくに話しかけ(こちらは相手の期待が分かっているだけに,半分逃げ腰になるにも関わらず)、映画や俳優たちをどう思ったかなどと聞いて,周囲の反応や状況を察知しているようです。その,情熱と皮膚感覚の厚さが彼の特徴でしょう。何度も会ってますが,何と言うか催眠術とペテン師の気配もあって,ちょっと敬遠してしまいます。もちろん積極的な記者や役が欲しい俳優たちは,電球に吸い寄せられる蛾のように集まりますが。
1952年10月18日 ニユーヨーク州のフラッシングに、ユダヤ系のダイアモンド細工師の父親マックスと母親ミリアムのもとに生まれ,映画や劇場に興味を持ちつつ,商売にも才気を発揮する,ませた少年だったようです。2歳年下の弟,ボブと1980年頃,ミラマックス映画を創立,父親のマックスと母親のミリアムを合わせた名前が既に、ハーヴェーの売り込みの天才度を見せているではありませんか。
96年の「イングリッシュ ペイシャント」がミラマックス初めての最優秀作品賞受賞作でした。
この写真はグイネス パルトロー主演の「恋に落ちたシェイクスピア」(98)の時で,アカデミー賞 堂々7部門で受賞,作品賞,主演女優賞,そして有名な約5分の場面で助演女優賞を受賞したジュデイー デンチなどなどの快挙はミラマックスの力を見せしめたのです。
2005年にデイズニーがミラマックスを買い取り,兄弟はワインスタイン カンパニーを創立。
最初の奥方には3人の子供が生まれ,07年に,美貌の英国のファッション デザイナーと再婚,娘御がインデイア パール,息子殿はダラシェルとロマン小説から出て来たような名前を付けています。
前回のカッツンバーグもワインスタインもお世辞にもハンサムとは言えないルックスでユダヤ系,これがハリウッドのモグルの殆どです。そして美しい妻を娶って,まさに美女と野獣の光景を見せています。
ある時わたくし自身がどう見ても東洋人なのを武器に、
「ユダヤ系だとハリウッドでアドバンテージになりますか?」と聞きました。
「才能とやる気があれば誰でも成功する。ユダヤ系だからと言って優先されたりはしない」
と言った内容をも、さもさと歯切れ悪く答えてくれました。
そうですよね、彼の率直な答えなど期待する方が愚かでした。
24歳年下の美しい奥方と。 |
1998「恋に落ちたシェイクスピア」 |
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