JADA PINKETT SMITH 2016



JADA  PINKETT   SMITH   2016

目下黒人俳優なり監督なり脚本家なり作曲家が一人もノミネートされなかった、それも今年だけでなく、去年もと言うわけで黒人スターたちがボイコット運動を始めた、アカデミー賞ですが、この運動を最初に呼びかけたのがジェーダ ピンケット スミス、実生活ではウイル スミス夫人です。
もともとソフトでコミカルな味が売り物のウイルの強靭な後ろ盾としているを操っている大奥の局のような存在と言えましょうか。
「コンカッション」(15)で実在のナイジェリアの意思を熱演したウイルがオスカー賞にノミネートされなかったから妻が立ち上がって抗議したと言われないように、去年に続いてノーブラックのノミネーションは許せないとか、同志が立ち上がるべきなどいろいろと理由を並べていますが、つまるところ、夫が無視されたことに憤慨していると思われます。そしてそれはそれで十分に納得できる夫思い、夫サポートの妻として、共感を得るはずです。

夫は夫でいつものぼあーっとした顔でテレビに出てきて
「僕が海外に出ている時にワイフが発表したから、それまでの経過など全く話してないんだ。でも僕もボイコットしますよ。やっぱり不公平だもの」
などと当たり障りのないコメントを出していました。

ジェーダに続いて、英国の黒人俳優のデイヴィッド オイエロウも昨年の彼の主演作「グローリー・明日への行進」のキング牧師役が映画も俳優部門でもシャットアウトされた恨みを述べていますし、常に白人に対して攻撃的な黒人監督、スパイク リーもボイコットに賛成とインターネットのoscarnowhite(黒人が存在しないオスカー)という運動を呼びかけています。

ジェーダは1971年9月18日メリーランド州のボルテイモア二生まれて、若い両親が離婚した後、祖母の世話になり、ここで祖母がジェーダの歌や踊りへの情熱を見て、芸能界への道を歩ませたとか。
97年にウイルと結婚、男女一人づつ子供ができて、ハリウッドのオシドリ夫婦として知られています。

最近では「マジック マイクXXL」(15)で男性ストリーッパークラブのマダムの役を小柄な体から強烈なエネルギーを放出して熱演していました。

2月28日のオスカー授賞式までにこのボイコット運動がどこまで広がるか今のところ分かりませんが、ジェーダの呼びかけは確かにインパクトとグッドタイミングの効果がありました。









2003「マトリックス リローデッドリローデッド」とびきり小柄なのがお分かりでしょう。


2015「マジック マイクXXL」





















 
2016 1月10日ゴールデングローブ授賞式。ウイル スミスと。
2015「マジックマイクXXL」のマダム役


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