BUSY PHILIPPS

BUSY  PHILIPPS

ビジー フィリップス。なんともおかしな名前ですが、もちろんニックネームで、本名はエリザベス ジーン フィリップス。生まれた時から動きっぱなし、全くおとなしくしていないので、親に「ビジー」なベイビーと呼ばれたのが由来とか。
今も相変わらずハイパーで、おかしなことを言っては自分からゲラげラ笑ったり、腕や身体をお動かしてのジェスチャーも激しく、一緒にいると嫌でも笑い転げてしまいます。

エイミー シュマー主演の新作「アイ フィール プリテイー」(18)で女主人公の親友という、典型的な脇役として喜劇を支えています。太目でもてないエイミーの役と同様、なぜか男性に縁がないという女性の役ですが、役の背景があまりに薄く、せっかくのビジーの熱演も、あまり印象に残らない役になってしまって、もったいない配役でした。

マンハッタンのウイットビー ホテルに現れたビジーはシックな黒のドレスに金色のハイヒール、長いブロンド髪も豊かに、エキササイズを励行しているらしい、日焼けして、締まった体が見事です。

実はこの映画の共同監督の一人、マーク シルバーステインの奥方で、背景を知るとかなりイージーな配役だったとも言えましょうか。
この夫婦はお互いに喜劇のバックグラウンドが根強いせいか、二人の間に生まれた女の子たちは、バーデイーとクリケットという奇妙な名前を付けられてます。バーデイーは鳥、クリケットはもちろん、コオロギで、デイズニーの有名なキャラクターにもなってますが、それにしても学校でからかわれないかと勝手に心配してしまいます。

ビジーは人気高校ドラマ「ドーソンズ クリーク」DAWSON'S CREEK(01−03)では、オードリー リデルを熱演、ここで共演のミシェル ウイリアムズと親しくなり、ミシェルがすでに分かれていたヒース レジャーとの子供を身ごもった時とビジーがやはり女の子を産んだ時と同じ頃だったこと、などなどから二人はベストフレンドの仲になり、授賞式から、イベントなど、注目される場所にはいつも二人でつるんで現れるようになりました。

ちょっと考えると、同性同士、親友同士で授賞式に出た方が、おしゃべりも、意地悪批判も、食べたり飲むのもずっと気楽で楽しいのではないしょうか。
どこかメランコリックなミシェルにとって、頻繁に候補になっては緊張する授賞式などではもってこいの頼れて、楽しい笑いが伴うエスコートでもあるでしょう。

ミシェルの方がはるかにスターとしても有名で、演技力も高く評価されているのも、この二人の珍道中のバランスになっているのかもしれません。

ビジーは、1979年6月25日、イリノイ州のオークパークに生まれてますが、育ったのはアリゾナ州のスコッツデール、小さい時から忙しく動き回っては、パーフォーマンスをするのが大好きだったのが、今に続いているようです。

1999年の「フリークス グリークス」を見ると、ビジーのエネルギッシュで壮絶な喜劇演技が覗けますから、お時間がある方はユーチューブなどでご覧になって下さい。

どこに行くのも一緒。ミシェル ウイリアムズと。


ほとんどの授賞式に一緒に出席するビジーとミシェルの二人。


2018「アイ フィール プリテイー」マンハッタンで。ビジー フィリップス。


2001「ドーソンズ クリーク」の時、右はケイテイー ホームズ

なにやら珍しいデザインのドレスを着た二人。

2018「アイ フィール プリテイー」ビジーの夫君にして監督のマーク シルバーステイン(左)     と同じく監督のアビー コーン。

2018「アイ フィール プリテイー」のビジーとエイデイー ブライアント

懐かしい「ドーソンズ クリーク」01−03

2018「アイ フィール プリテイー」左からエイデイー ブライアント、ビジー、エイミー シューマー・

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