YOKO SUGI'S MEMORIAL
12月12日(月)
日本の名女優、杉葉子さん(1928 10 28−2019 5 15)のメモリアル セレモニーに出席。場所はランチョ パロス ヴァルデス RANCHO PALOS VERDES にあるグリーンヒルズ メモリアル パーク GREEN HILLS MEMORIAL PARKで、杉さんの息子さん、ケン タフト KEN TUFT 氏が喪主として小さな集まりを計画したのです。
いつかもっと詳しい杉さんとの交友エピソードを書きたいと思ってますが彼女がロスアンジェルにに移って、ダウンタウンのホテル ニュー オータニの文化交流のお仕事に付いてから何かとイベントの度にお会いして、親しくなり、一緒にお食事をしたり、家のサンクスギビング デイナーのお呼びしたり、ワタクシの母とも会ったり、友人宅のパーテイーに一緒に行ったり、ワタクシが招待した試写にも何度かいらしたのです。
よく覚えているのは和太鼓の紹介のイベントでホテルの大広間に勢揃いした和太鼓が一斉にドラミングを始めたら、天井を占めていたカラフルな大風船が音を立てて爆発したこと。
お雛様の時はお着物で行らしてねと言われたものの、帯を締めて運転など危険ですし、結局洋服で出かけましたが杉さんはきれいなお着物をすっきりと着こなしてました。
杉さんと一緒のお写真はたくさんあるのですがどれもプリントだったので例によって箱の下で眠っております。
細い顔に品のある顔立ちで、気取って見えますが実際はかなり適当なタイプで(もっともアメリカでキャリアウーマンとして働くのは、大変なハードワークで細かいことに手をかけられない状況は百も承知です)元女優さんなのに、お化粧が半分剥げていたり、そういうことにあまり構わない磊落な性格が覗けました。
杉さんが90歳で亡くなった時はちょうどコロナ危機の真っ最中で、ケンは日本に行くことも叶わず、結局3年後にやっと遺灰を第2の故郷、ロスアンジェルスに持ち帰って、今回のメモリアルとなったのです。
ケンは杉さんがあまり公開しないアメリカ人の軍人のご主人、タフト氏との間の一人息子、ご両親が離婚したあとも母親とも父親とも仲良く別々の生活を送ったそう。
今回集まったのは、ケンのパートナーの のりえさん、杉さんのご近所のお友達、よっこさん、それとケンの友人のジョンというひっそりとしたものでしたが、天国の杉さんは息子さんのケンのここに至るまでの努力を目尻にシワを寄せて笑いながら、さぞ喜んでいるだろうとしっかりと感じました。
杉さん、どうぞ安らかにお眠り下さい。
それから近くのミヤコ ホテルのレストラン、「伊勢 志摩」で 杉さんの思い出話をたくさんしながら美味しい和食定食の昼食。それぞれの杉さんのエピソードが懐かしく、ちょびっと物悲しく、杉さんはくしゃみを繰り返していたことでしょう。
ケン、慣れないお世話、ご苦労さまでした。
のりえさんも縁の下の助太刀、ありがとうございました。
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メモリアル セレモニーのあと。左から、ケン、のりえさん、よっこさん、ジョン |
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モウソリウム(霊廟)にある杉さんのメモリアル ボックス |
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杉さんとご存知 原節子 |
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立っているのがケン。 |
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ケンのスピーチ |
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