WILL SMITH 2016

WILL    SMITH    2016

チームのリーダー役が居心地良さそうな「スイサイド スクワッド」(16)のウイル スミス,今年の9月25日には48歳になります。
「マーゴット(ロビー)やジャイ(コートニー)、どちらもオーストラリア出身,その他のグループ メンバーはみんな20代の若者で、一緒になって騒いで,エネルギーの固まりでね,メンバーはタトウーを入れるルールを作ったから,親分もなんて言って来た。僕は、冗談じゃない!僕は君らの父親の年なんだぞ。そんなアホらしいことに乗れるものか」
と断ったが,若いって言うのは羨ましいよね」
と柄にも無く、年にこだわっていました。
それでも誰よりも溌剌として,絶妙のタイミングでコミカルな事を言って,さすがのベテランスターぶりを見せてます。

去年は「コンクッション」(15)と言うプロフットボール選手の脳震盪が後に心身に与えるダメージを糾弾したアフリカの医師を演じて,真面目に会見で喋っていましたが,賞シーズンが始まって本命と観られていたオスカー候補に洩れ,黒人の候補者が無かったことから
「オスカー ソー ホワイト」と言うスローガンを抱えてワイフのジェーダ ピンケット スミスと授賞式ボイコットを唱えたりしてネガテイヴな反応を見せてました。

さて「スイサイド スクワッド」では「フォーカス」(15)でセクシーな共演を見せた、マーゴット ロビーと二人で画面から弾け出そうなほどに張り切っています。
そして公開後の興行収入がハリウッドの8月の封切りの歴史に輝く1億3500万ドル とものすごい人気を見せました。私たちのようなポケモンさえわからない、おばーさん、おじーさんにはキリキリと猛スピードで変わる画面、大音響、妙なお面をかぶった人物が多くて、誰が誰だか区別がつかない、などなど、ほんの少しもの興味さえ湧かない程の遠いジャンルの映画ですが、ヤングにはぴったりの感覚だったのでしょう。

「レインボーカラーのキャスト(白人、黒人、東洋人とすべての人種が混ざっています)がまず良いよね。こういうテントポール映画(テントを張るサーカスのような映画)は何と言ってもリズムとテンポ、あっと驚くビジュアルが大事だから。
映画の中の娘はまだ小さいからとってもスウィートで、健気だけれど、うちの娘はもうテイーンエイジャーで、毎日が世界の終わりだと騒ぐ、ドラマ過剰で、手に負えないね。
小さい時が懐かしいよ。できる限り愛情で繋がる家庭を与えるのが親の役目だと思っているが」

「オスカーのボイコット運動はまるで、僕がノミネートされなかったからに寝て始めたように思われているが、それは大違い。僕のことなどははなから問題ではなく、業界が黒人にチャンスを与えないことに抵抗しての運動だったのだよ。
今、テレビが大量に黒人を起用して、非常に嬉しい。これからもマイノリテイーを励ます大きな波を生み出していきたい」
と真面目なコメントも頼もしいのです。
プレミアではトランプ大統領候補をファットピッグ(太った豚)などと呼んでのジョークを連発して、反トランプの運動を進めていました。




2015 「コンクッション」

2006「幸わせのちから」

1993「私に近い6人の他人」の頃。
2016「スイサイド スクワッド」


 2015「フォーカス」でマーゴット ロビーと共演

2016「スイサイド スクワッド」マーゴット ロビーと再共演。

「スイサイド スクワッド」のデッドショット役。

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