BASIC INSTINCT ( 1992 )
BASIC INSTINCT ( 1992 )
邦題は「氷の微笑」(92)と稀に見る的を掴んで,印象に残る佳作のタイトルでした。原題は「ベイシック インステインクト」(基本的本能)、野性的な本能,でしょうか。これも登場人物のけもののようなゲーム意識とサバイバル本能をイメージしていて,ベスト タイトルのひとつでしょう。
シャロン ストーンが謎の推理作家にして、レズビアンにして、男を虜にして,愛戯を充分楽しんだ挙げ句に,アイスピックを男の背中に突き立てる異常性交者と言う役を得て,おまけに警察の取り調べに全く動せず,組んだ足を組み替える時に下着を付けてないというショットが出現して,当時の大センセーシヨンとなりました。
氷のように美しく,アイスピックが凶器、と言うわけでの邦題なのです。当時34歳、以後シャロンはアイスクイーン(氷の女王)と言うレッテルが付き,現在56歳ですが、今だに,優しい普通のおばちゃんなどと言う役は不似合いでしょう。
マイケル ダグラスはサンフランシスコ市警の刑事で殺人事件を追って行く途中で,シャロンの誘惑と罠にはまってしまい,混乱の極地となります。当時48歳ですが写真を見ると若いこと!
ジアンヌ トリップルホーンが精神科医の役で出演してますが壁を背にしての、激しいセックスシーンをマイケルと演じて,マイケルのセックス中毒の噂はこの辺から芽が出て来たのでは,と思ってしまう程,忙しくセックスに励む刑事なのでした。
監督はオランダ出身のポール ヴァーホーヴェンで、しつこく,激しく,生々しい,肉食人種の生態を描く大家でした。1938年7月18日生まれですから今年76歳,「ロボコップ」(87)、「トータル リコール」(90)、「ショウガールズ」(95)などどぎついアクシヨンとセックスで一時はハリウッドの人気監督でした。
脚本もこの映画でハリウッドの寵児となったジョー エスターハスで、1本100万ドル以上も稼いでいたのです。
シャロンもマイケルも実際は,頭もとびきりよくプロ意識の高い俳優達で、下半身にターゲットをあてた質問をユーモラスに交わして居ましたが,日本から来た女性記者が
「シャロンさん,今日はパンテイーを穿いてますか?」
と質問したときはショックでした。単刀直入で,勇ましい質問だと当人は思ったのでしょうが,ポルノスターでもなく,あのシーンは一種のお遊びですから,もっと洒脱に無視するのがベテランのルールです。スポーツ芸能新聞の見出しに「シャロン ノーパンで登場か!」など出したいのでしょうが,やはり品格、と言うより常識はどの場合でも大事なものです。
それにしてもスリリングな映画でした。続編がいつ作られるかと待っているうちに監督も脚本家もハリウッドから遠ざかり,色々と企画されるもののシャロンはなかなかイエスと言わず,結局2006年に「ベイシック インステインクト 2」として完成。シャロン扮する作家はロンドンに移住、再び不審な殺人事件が発生,こんどはスコットランドヤードの刑事(デイヴィッド モッリッセイ)が取り調べに。又もや彼女の誘惑に落ちて,ベッドへ。。と言う二番煎じのストーリーでした。この時シャロンは48歳。鍛えた体も美貌も衰えてはいませんでしたが,ストーリーが今いちで,余りヒットしませんでした。
邦題は「氷の微笑」(92)と稀に見る的を掴んで,印象に残る佳作のタイトルでした。原題は「ベイシック インステインクト」(基本的本能)、野性的な本能,でしょうか。これも登場人物のけもののようなゲーム意識とサバイバル本能をイメージしていて,ベスト タイトルのひとつでしょう。
シャロン ストーンが謎の推理作家にして、レズビアンにして、男を虜にして,愛戯を充分楽しんだ挙げ句に,アイスピックを男の背中に突き立てる異常性交者と言う役を得て,おまけに警察の取り調べに全く動せず,組んだ足を組み替える時に下着を付けてないというショットが出現して,当時の大センセーシヨンとなりました。
氷のように美しく,アイスピックが凶器、と言うわけでの邦題なのです。当時34歳、以後シャロンはアイスクイーン(氷の女王)と言うレッテルが付き,現在56歳ですが、今だに,優しい普通のおばちゃんなどと言う役は不似合いでしょう。
マイケル ダグラスはサンフランシスコ市警の刑事で殺人事件を追って行く途中で,シャロンの誘惑と罠にはまってしまい,混乱の極地となります。当時48歳ですが写真を見ると若いこと!
ジアンヌ トリップルホーンが精神科医の役で出演してますが壁を背にしての、激しいセックスシーンをマイケルと演じて,マイケルのセックス中毒の噂はこの辺から芽が出て来たのでは,と思ってしまう程,忙しくセックスに励む刑事なのでした。
監督はオランダ出身のポール ヴァーホーヴェンで、しつこく,激しく,生々しい,肉食人種の生態を描く大家でした。1938年7月18日生まれですから今年76歳,「ロボコップ」(87)、「トータル リコール」(90)、「ショウガールズ」(95)などどぎついアクシヨンとセックスで一時はハリウッドの人気監督でした。
脚本もこの映画でハリウッドの寵児となったジョー エスターハスで、1本100万ドル以上も稼いでいたのです。
シャロンもマイケルも実際は,頭もとびきりよくプロ意識の高い俳優達で、下半身にターゲットをあてた質問をユーモラスに交わして居ましたが,日本から来た女性記者が
「シャロンさん,今日はパンテイーを穿いてますか?」
と質問したときはショックでした。単刀直入で,勇ましい質問だと当人は思ったのでしょうが,ポルノスターでもなく,あのシーンは一種のお遊びですから,もっと洒脱に無視するのがベテランのルールです。スポーツ芸能新聞の見出しに「シャロン ノーパンで登場か!」など出したいのでしょうが,やはり品格、と言うより常識はどの場合でも大事なものです。
それにしてもスリリングな映画でした。続編がいつ作られるかと待っているうちに監督も脚本家もハリウッドから遠ざかり,色々と企画されるもののシャロンはなかなかイエスと言わず,結局2006年に「ベイシック インステインクト 2」として完成。シャロン扮する作家はロンドンに移住、再び不審な殺人事件が発生,こんどはスコットランドヤードの刑事(デイヴィッド モッリッセイ)が取り調べに。又もや彼女の誘惑に落ちて,ベッドへ。。と言う二番煎じのストーリーでした。この時シャロンは48歳。鍛えた体も美貌も衰えてはいませんでしたが,ストーリーが今いちで,余りヒットしませんでした。
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