J. K. SIMMONS

J. K. SIMMONS

現在のナンバーワンと言える名脇役俳優のJ.K. シモンズの顔をご覧になったことはある筈。名前は思い出せなくとも。
画面に彼が出て来ると空気がなごやかになるような,頼りになるおっつあんの役がオハコで,はげ頭とたるんだ頬っぺたが特長です。ま、たまにカツラをかぶって,怖い顔をしての悪役もしますが,ほとんどの場合,主役の父親とかおじさんとか管理人と言った役どころ。
ところが新作「ウイップラッシュ」(WHIPLASH)(14)ではドラマーを志す若者を叱咤激励どころか,サデイステイックにいじめるコーチの役を怪演して、目下アカデミー助演賞候補と騒がれているのです。若者の役は最近めきめきと頭角を現して来たマイルス テラー(そのうち紹介します)がドラムのステイックに血をにじませての熱演を見せてます。

J はジョナサン、K はキンブルと言う名前の略だそうです。

1955年1月9日ミシガン州デトロイトに、大学教授の父親と大学総務勤務の母親のもとに生まれ,小さい時から音楽の才能を見せていたそうで,オハイオ州立大に入学して作曲の勉強をする筈がミュージカルのパーフォーマンスの方に興味が移り,モンタナ大学に移籍して、ここで演劇を専攻、ここからニユーヨークの劇団へ。地方巡業などに参加して,経験を積みました。

数えきれない程のテレビと映画に出ていますが,日本のファンに思い当たりそうな作品は、
1。「スカウト」(94)ブレンダン フレイザー主演、で野球のアシスタントコーチ役
2。「ラブ オブ ザ ゲーム」(99)ケヴィン コスナー主演、で又もや野球のコーチ役
3。「ザ ギフト」(00)キアヌ リーヴス主演、では保安官役
4。「ザ メキシカン」(01)ブラッド ピット主演,では偽のアーテイスト役
5。「スパイダーマン」(02−)シリーズでは主人公のピーター パーカー(スパイダーマン)が働く新聞社の編集長役。
6。「ジュノー」(07)では主人公の女の子,エレン ペイジの父親役
などなど,テレビと映画の俳優としてだけで142本!!もの作品に出演していると言うハードワーキング 俳優なのです。
まもなくシュワちゃん主演の「ターミネーター 5」(15)にも顔を出すそうで。ちらっとても出て来るとなぜか心が弾む、嬉しいシモンズなのであります。
2014 WHIPLASH



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