TORONTO PARTIES 2015 No.1

TORONTO  PARTIES   2015 No.1

 トロント映画祭は毎晩　スタジオが催すたくさんのパーテイーがあります。一晩に５ヶ所以上あって、それをはしごする人も大勢居ますが，わたくしたちの好奇心なりエネルギーは極端に減少して，人混敬遠、ただ酒を飲みすぎる、揚げ物やミニバーガー，妙ちきりんなオードブルなど偏った食べ物なども消化に良くない、遅くなって疲れる，などと最初から分かっているので，せいぜい一晩にひとつのペースで行ってみました。

 ９月１１日のパーテイーは，洗練の極みの英国俳優トム　ヒドルストンがアメリカのカントリー歌手，ハンク　ウイリアムスを自声で歌って熱演の「アイ　ソウ　ザ　ライト」（１５）( I Saw The Light)　です。場所はホテルから歩いて２０分位のレストラン「アデイソン　レジデンス」で、前にも来たことのある洒落たお店で，予期していた程混んでません。テーマが米国南部なので、なので、フライドチキン，マカロニチーズ，クラブケーキ，フレンチ　フライと言ったリッチな食べ物ばかり。デザートのテーブルにはハンク　ウイリアムズをモチーフにしたケーキがでんとありましたが、誰もナイフを入れようとしてません。主役のトムは長身をぴしっとしたスーツに包んで姿を現しましたが，ほんの２０分位で消えてしまい，共演のエリザベス　オルセンが友人たちとかなり長く談笑してました。他にもスターが来ていましたが、どうも思い出しません。
I SAW THE LIGHT RECEPTION



TOM HIDDLESTON playing Hank Williams

CAKE A LA HANK WILIAMS


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  IGGY  POP イギー　ポップ。おかしな名前で、舞台でクレイジーな行動を取るロックンロール歌手。 こういうド派手なタレントは強烈にして、ほとんど乱暴なパーフォーマンスで売りますがほとんどの場合、素顔はゴールデン・リトリーバーのように、おデコををなでなでして下さい、と誰にでも尻尾を振って体を擦り寄せて来るような、優しいタイプが多いのです。もちろんイギーも借りてきた猫のようにそっと、ていねいに振る舞っていました。 この不思議なステージネームは、無名時代に「イグアナス」IGUANAS というバンドでプレーしていて、「イギー」IGGYが生まれ、ジミー　ポップ JINNY POP とも呼ばれていたのでイギー　ポップとなったそう。 髪を剃り、眉毛も剃った時の風貌がまさに「イギー　ポップ」だったという説もあります。 イギーは又「スコリオシス」SCOLIOSIS 　脊髄側弯症という病気にかかり、片方の足が１．５インチ短いというハンデイキャップを背負っていますが、なんのその、舞台では狂ったように踊って、歌いまくるのが彼のアーテイスティックな発散なのでしょう。 １９４７年４月２１日、ミシガン州のマスケゴン MUSKEGON に野球のコーチの父親と高校の先生の母親のもとに、ジェイムス　ニューウェル　オスターバーグ　ジュニア JAMES NEWELL OSTERBERG JR. 　として生まれ、住んでいたのはトレイラーパークだったそうですが、二人の親が働いていて、田舎住まい、なぜそれほど貧乏だったのか、わざとトレイラーパークを選んだのかはよく分かりませんがイギーの両親への愛情がふつふつと感じられる述懐があります。 「高校に入ると同級生に自動車のフォードの重役の息子とかがいて生活レベルの凄い差を見せつけられたがボクの両親はボクのために何でもしてくれた。ドラムを始めた時はもっと広い部屋が要るでしょうと、一番広い両親の寝室を明け渡してくれて、二人はソファーで寝ていたのだよ。これほどの愛情を注がれて育ったボクは誰よりもラッキーだったと思わないかい」 ７３年の「ロウ　パワー」RAW POWER という曲が大ヒット、「ゴッドファーザー　オブ　パンク」GODFATHER OF PUNK と呼ばれ、カルチュラル　アイコンの存在となって、「ザ　イデイオット」も大ヒットし、デイヴィッド　ボーイなDAV
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