DIANA RIGG

DIANA  RIGG

往年の人気テレビシリーズ「おしゃれ探偵」(61−69)で女主人公エマ ビールを演じて大人気スターになったダイアナ リグに会いました。
ジエイムス ボンドが結婚した唯一の女性を「女王陛下の007」(69)でも演じ,この時のボンド役はオーストラリアのジョージ レーゼンビーが演じ,一回こっきりの結婚と一回こっきりのレーゼンビー・ボンドとして歴史に残る007シリーズでもあります。
目下怪物的人気を見せている「ゲーム オブ スローン」のオレナ タイレル妃を2013年から怪演中。その為の会見でしたがしっかり太って,顔も変わって,完璧な老女優となったダイアナに最初はびっくり。
以前にやはりセクシーでグラマラスだったキャサリン ターナーに会って,その変化に仰天しましたが,いつまでも整形などを施して,フェイ ダナウェイやソフィア ローレンのように異常に若い(又は体型を激しく保っている)方が普通ではないのですよね。
そしてダイアナのフランスのボルドーとロンドンを往復し,他人の目など気にせずにあくまで自分の生活を楽しむ生き方を聞いて、これぞクオリテイー ライフ!と感心したのでした。
1994年に英国女王からデイムの称号を受け,ロンドン シェイクスピア カンパニーの重鎮女優としての貫禄と自信はさすが。周囲を圧倒する威厳を放っています。
1938年7月20日英国はヨークシャー生まれですから現在76歳。
「ボルドーの家では真っ裸で泳いだり,夜ひとりで読書をしながらフクロウの鳴き声を聞いたり,とびきり自由な毎日を送ります。村の村長に招待されて野生の豚狩りなどにも参加したり。フライフィッシングも上手なのよ!ロンドンとボルドーの生活を1年の半々ズツにして、それが今の私の健康の基になっていると信じているわ」
話し方が英国の上流階級の自由気侭な貴婦人のようで,それが又独特の魅力になっています。

「チェーンスモーカーで72歳までがんがん吸っていたし,目の周りがたるんで1度は皮膚を引っ張り上げる手術をしたかれど,医者に長くもって8年と言われてすっかり嫌になってそれ以来整形などには見向きもしません」
名俳優達の演技を批評家連中が酷評した記事を集めた喜劇的な著書「NO TURN UNSTONED」が82年に出版され,そのネタを一人芝居に使っての舞台を定期的に行っているとか。
「酷い劇評からより良い俳優が生まれると信じているから」
と澄まして言うあたりが又,デイム ダイアナの英国人らしい自己軽視のスタンスを見せているなと思いました。
2014  GAME OF THRONE
1969   「女王陛下の007」


2014  GAME OF THRONE



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