SCARLETT JOHANSSON

SCARLETT    JOHANSSON

今年最初のスターは,いつも華があるスカーレット ヨハンスン。昨夜,DVDで彼女が雪や雨が降って荒涼としたスコットランドで彷徨う異星人を演じる「アンダー ザ スキン」(13)を見て,改めて彼女の不思議な魅力に見入ってしまいました。セクシーで美しいだけではない,超自然的なパワーを持っているスターなのだなと。全く躊躇せずに美しい全裸を見せる役者気質が気持ち良いですし。

苗字が示すように父親はデンマーク生まれの建築家で,母親はユダヤ系のプロデューサーですから、スカンデイナビア独特の冷たい美貌と母親の勝ち気さと逞しさを備えて、そのミックスがスカーレットの成分になっているのでしょう。
「ゴースト ワールド」(01)で漫画おたく少女を演じた17歳の時に始めた会いましたが,既にマリリン モンローのような妖しいお色気があって,奔放な言動には男性を虜にする魔力が漂ってました。

東京のホテルでひとりぼっちになる「ロスト イン トランスレーション」(03)の頃にはもう立派な一人前の女優の貫禄があって,監督のソフィア コッポラより,良い意味での図々しい態度が印象的でした。共演のビル マレーも押され気味で,それを楽しんでいる中年のスターの態度が思い出されます。
まだまだ少女っぽいところもあって,自分で作ったアクセサリーを付けて来て,手芸の腕前を自慢そうに話してました。
この頃の可愛いツーショットもたくさんある筈なのですがボール紙箱の中のようです。いつか整理しますです。

「マッチポイント」(05)からしばらくはウッデイー アレン監督の女神となってましたが「それでも恋するバルセロナ」(08)頃から距離を置いて,「アイアンマン2」(10)のようなアクションものに挑戦,同時に昔手がけた舞台にも復帰,「橋からの眺め」(10)のブロードウエイの舞台を観に行きましたが,さすがにスクリーン程のセクシーな迫力はありませんでした。それでもしっかりトニー賞を受賞しています。
私生活も思いっきりが良く,長いことジョッシュ ハートネットと交際してましたが、ライアン レイノルズと大した期間も置かずに08年に結婚,11年にあっけらかんと離婚,お次ぎはショーン ペンと激しいデイトを繰り広げ,直ぐに入れ墨屋で知り合ったというフランス人のジャーナリストのロメーン ドーリアック(33歳)と親しくなって14年9月4日にはローズ ドロシーという女の子を出産,そしてニユーヨークとパリを行き来しているスカーレットは10月1日に晴れて結婚、ふたりに共通するのはアヴァンギャルドのアートだそうで、まさに女優の栄養を心ゆくまで取って居る感じです。
1984年11月22日ニユーヨーク生まれですからまだ30歳になったばかり,これから益々妖度をあげて行くことでしょう。
フランス人の夫君


2013「アンダー ザ スキン」の不思議な女性








「HER」(13)でのコンピューターから出て来るセクシーで親し気な声はこの映画でもっとも重要な要素でしたし「ルーシー」(14)でも謎の人造女性を怪演してます。

2015年には再びアクションの「アベンジャーズ エイジ オブ ウルトロン」とコーエン兄弟の監督作品「ヘイル シーザー!」と言う昔のハリウッドの物語に,ジョナ ヒルやチャニング テイタム、レイフ ファインズなどと共演してます。面白そうな映画です。

母親になってもあの妖星の様な魅力はなくならないでしょう。返って相乗効果をあげて,更なる魅力が出て来そうです。
2014    LUCY

2012  「ヒッチコック」

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