ROBERT  DE  NIRO






デニーロ ファンはここから先はお読みにならないで下さい。
別にロバート デ ニーロに喧嘩を売られた訳ではないのですが 喧嘩になる方がまし と言う程に この偉大な大スターのインタビューは退屈でつまらないのです。うーうー とか あーあー とうなってばかりいて まともな言葉が出てこない、面白いことを言おうとしているのではなく この俳優の中の俳優は 台本がないと せりふがないと 頭の中が真っ白になってしまうのです。ロバート デ ニーロと言う男の役の準備はしてないのです。


“べつに” とか “特別な事はしてない” とか “分からない” とか “そうかも” 等と答えるばかり。機嫌が悪いのではなく 見事に口下手で 会見は
無口で押し黙っていれば そのうちあきらめてくれて そのうち終わる とばかり考えているのです。


そうです。男は実行、黙って勝負、役の事をくちゃくちゃ くっちゃべるのは
風上にもおけない奴ばかり と言う気骨の人なのです。


「レイジング ブル」(80)での30ポンドの増量で実在のボクサー、ジェイク
ラ モッタになりきってしまう役作りはオスカー賞を受けました。これ以来
俳優達が体重を減らしたり 増やしたりして そののめり込みぶりを見せるのが
一種の流行にもなってしまいました。


イタリア系マフィアものでマーチン スコセッシとは8本も一緒に組みましたが
「アナライズ ミー」(99)頃からコメデイーに興味が出てきたようで 「ミート ザ ペアレンツ」(00)など本人の堅苦しいキャラクターを逆手に使って
のジョークはおかしかったですが ちょっとやり過ぎでは?と言う声も。 しかし自分で始めた トライベッカ映画祭とか私生活でもお金が必要なのでは という好意的な理由もあるようです。


スコセッシもデ ニーロからもう少し甘くボーイッシュなレオナルド デイカプリオを愛でるようになって 次々と自分の作品に使う様になりましたし。


さてデ ニーロですが 最近では自分で監督 出演を手がけた「グッド シェパード」(06)が良かったと私めは思います。マット デーモンのCIA エージェントとその妻になるアンジェリーナ ジョリーと言うメガ スターを配置したにもかかわらず 全くヒットしませんでしたが スパイの仕事の困難さを見せるサスペンスフルな雰囲気のドラマでした。脇を固める俳優達も渋くて 久しぶりの大人の映画でしたから。


2007頃
この8月17日に69歳、まだまだ男は無言実行で 頭がじんじんするような映画の強烈な存在感を見せる役などに食らいついて欲しいものです。







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