HUGH JACKMAN 2015
HUGH JACKMAN 2015 気取らない,近ずきやすい,親切,愛嬌がある,それでいて三枚目のコメデイアンではなく,二枚目の長身,グッドルッキング,歌えて踊れ,演技力も最高、と言うスターはヒュー ジャックマンを置いて,まず見当たりません。 どんな時でも丁寧に挨拶を返し,どんなに忙しそうでもしっかり返事をして来る、信じられないようなナイス ガイなのです。ハリウッドのナイス ガイのシンボルはトム ハンクスですが最初から二枚目とは言い難いですし,若い時は可愛かったとは言え,今は何処から見てもミドルエージの性格俳優となりましたし。 やはりオーストラリアの風土が強く影響していると思います。急死してしまったヒース レッジャーもいつもにこにこしていました。最近でこそ,ちょっと偉ぶるラッセル クロウもデビュー当時はとことんチャーミングでしたし、若手のクリス ヘムワースやジョエル エドガートン,サム ワーシントン、シニアですがジェフリー ラッシュと誰もが気さくで,楽しい仲間意識に溢れています。 数年前にギリシャのアテネに行った時、泊まっているホテルのダイニング ルームに突然現れたヒューは全く自然に喜んで私たちとおしゃべりして,自分の食事時間が減ることなど気にしてない様子でしたし、「レ ミゼラブル」のセット訪問をした時もメークと衣装を着たまま,気軽にツーショットに応じてくれました。撮影中のスター達は殆どが緊張している,余計な雑事に関わりたくない,セリフを覚えるなどの集中力が散ってしまう、などなどの理由で義務のインタヴューには答えても剥げかけたメークに時代劇衣装の下にスニーカーと言ったちぐはぐな格好で写真を撮られたりしないものなのです。ヒューはそう言うところがないようで、天真爛漫に人の喜ぶことを自ら好んでしている様子が又,健気で,微笑ましいのでした。 次の出番は「パン」(15)と言う映画で,ブラックビアード,つまり黒ひげを演じるのですがポスターでお分かりの通り,何とも大時代がかったドラマテイックな悪漢のメークと格好で,ヒューのイメージチェンジの意向が伺われます。 いつもレミゼのジャンバルジャンのようなとことん良心的な主人公のような役ばかりしてきた後の、180度転換のようです。 その後は世界的に有名なサーカスの団長、P.T. バーナムを「グレイテスト シ