風と共にハリウッド

  BEACH & BURGER ４月７日（木） 数ヶ月前から計画していたビーチピクニックがやっと実現。 みんな夫々に忙しくてなかなか日にちが決まらなかったのです。 この日はロスアンジェルスで記録を更新した程の暑い日で海浜行動にはもってこいの日でした。 アダム ADAM は英国人のジャーナリスト、マレーン MARLENE はスイスのジャーナリスト、両人とも　頭が良くて、優しくて、仲良しの友人たち。この日は二人共　午前中はズーム会議があって予定通りに終わらず、ビーチでピクニックのランチと言うアイデアはだんだん不可能に。結局ビーチ付近の駐車が困難なのともうピクニックという時間ではなくなってしまったのでまずはうちに集まって、それから１台の車でビーチに行こうと妥協のプランになったものの、マレーンも道路混雑で遅くなり、アダムは２時間以上ものプラス時間のミーテイングとなって、焦って駆けつけてきました。 すでに午後４次頃のビーチを横目で眺めて、全員お腹が空いていたのでここでは名物のバーガー屋、「シャック」SHACK でビールとバーガーを注文。チーズ、アボカド入りを頼んだのはハンス、マレーンはベーコン、トマト、レタス、などなどのサンドウイッチ、アダムとワタクシは普通のバーガーを美味しく頂きました。店内はビーチ族で賑わっていて大型犬が２匹もいて時々小競り合いをしてうるさいのですが、なんと言ってもカジュアルで怠惰な海浜メンタリテイーの人ばかりなので、誰も文句を言ったりしません。 それからお店を出てまずはアヒルの家族が群れをなしているラグーンの脇を歩いて、カナル（運河）を眺め、段になっている砂浜に腰掛けて、波を眺めたり、ペリカンが餌を狙って空中から海目がけて急降下するのを眺めたり、溜まったおしゃべりをして、海からの涼しい風を満喫、４人共それまでのプレッシャーをすっかり忘れて大いにリラックスできました。 マーレーンはこの数日後にスイスに帰国、アダムもしばらく後に母上の看護のためにロンドンに発ったそう。 シニアのワタクシたちは久しぶりの若いジャーナリストとのおしゃべりで脳細胞がちょっとばかり活性化したような晴れやかな気分になりました。 　 ハンバーグ屋　「シャック」の前で。 ペリカンが泳いでいます。 トータル　リラクゼーション。 「シャック」のフロント。（ネットから＿ ハンバーガー（

KEVIN  JAMES 日本では余りおなじみではない喜劇俳優、ケヴィン　ジェイムスをちょびっと紹介しましょう。 巨体コメディアンの伝統を貫いて、画面からはみ出しそうになりながら大汗をかいて、しくじってばかりのパターンが良い加減、古臭いと思いつつも「大丈夫か！」と見てしまうのですね。 １９６５年４月２６日　　ケヴィン　ジョージ　ニプフィングKEVIN GEORGE  LNIPFING として、ニューヨーク州のミネオラ MINEOLA に保険会社社長の父親とオフィスワーカーの母親のもと、３人兄弟の真ん中に生まれました。兄上はゲイリー　ヴァレンタイン　GARY VALENTINE（１９６１年生まれ）　という同じくコメディアンだそう。 高校時代はレスリング選手として活躍しましたが、背中の負傷で断念、大学ではフットボール　チームで頑張った様子。 １９８９年にスタンダップ　コメディアンとしてデビュー、数々のテレビのナイトショウに登場して才能を認められ、２００５年にウイル　スミス WILL SMITH 主演の「ヒッチ」HITCH という映画でデビュー、その後、おバカ喜劇「ポール　ブラート：モール　コップ」PAUL BLART:MALL COP （０９）を制作、脚本、主演と勇ましい挑戦をして、見事にヒットさせます。次は「ズー　キーパー」ZOOKEEPER  （１１）でも脚本、制作、主演、アダム　サンドラー ADAM SANDLER 主演の「グロウン　アップス」GROWN UPS（１０）でも良いオトナがガキの行動を取るドタバタ喜劇に顔を出し、第２弾（１３）では元プロバスケットの選手、シャキール　オニール SHAQUILLE O'NEAL と共演、すっかりハリウッドの喜劇ラインアップの無くてはならない「愉快な顔」になりました。 再び脚本、制作、主演に挑戦した「ポール　ブラート」の第２弾（１５）は、なんと最悪演技俳優賞を受賞！ 今年はTVシリーズ「ホーム　チーム」HOME TEAM （２２）でフットボールのコーチの役、「トワイライト」TWILIGHT　シリーズ（０８，０９，１０、１２）で人気スターとなったテイラー　ロートナー TAYLOR LAUTNER と共演。 私生活はと言うと２００４年に女優のステフィアーナ　デ　ラクルズ STEFFIANA DE LA CRUZ と結婚、

SHIRLEY  MACLAINE  2022 この４月２４日に８８歳になったシャーリー　マックレーン。 ハッピー　ハッピー　バースデー！ 嬉しいことにまだまだばりばりの現役で今年は「アメリカン　ドリーマー」AMERICAN DREAMER という作品が１本公開、加えて３本もの企画が並んでいます。引退という言葉がない超人の一人。 最近、立て続けにシャーリーの主演作を３本見て、２０歳後半の若いピチピチの彼女のユニークな魅力を再認識しました。 まず１９６２年の「この愛の終りに」TWO FOR THE SEESAW は、大大好きなロバート　ミッチャム ROBERT MITCHUM と共演、舞台劇だったためにセリフが膨大で、狭いアパートのヘヤで、大柄な二人ががやがや、ぶつぶつと口喧嘩を続けてかなり閉口してしまう作品でしたが、この映画の撮影中から二人は熱愛状態となり、お互いのロケ現場に出現したり、一緒に外国旅行をしたり、自由奔放なスター同士のロマンスを発展させたと知っているので、違う視点から愉しんで見たのです。これほどの大スターが共演しているのに日本では公開されなかったようで、やはり内容が地味で、虚しい結末のドラマだったからでしょう。 ミッチャムは中西部に住む堅物の弁護士、妻と別居してニューヨークで新しい生活をスタートしようとして、ある時、ボヘミアンなグリーンウイッチ　ヴィレッジ GREENWICH VILLAGE のクラブでユダヤ人のダンサーのシャーリーに出くわし、自由で、何の枷もない彼女に惹かれます。何ともボロい、小さな彼女のアパートで泊まる、泊まらないの口喧嘩、すぐに行動に移してしまう忍耐のない二人、いつもきちんと帽子をかぶってネクタイにスーツのミッチャムとアーテイストたちのグループで光っているシャーリーの不思議な服装、口論をしてミッチャムがシャーリーの頬を平手打ち、あのアカデミー受賞式でのウイル　スミス　ばりのパワフルなビンタです。 シャーリーは少女の時からミッチャムの大ファンで、ピンアップ写真などを壁に貼り、あの逆三角形の顔立ち、異常に広い肩幅、独特な動き方と歩き方（水中で泳ぐような、と彼女は形容しています）などなど、全てが好きだったそうで、共演が決まってもう、大興奮状態だったと書いています。 二人のセクシュアル　エネルギーが黙々と漂って、ファンにはたまらない狭い空