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Showing posts from September, 2017

MARGOT ROBBIE 2017

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MARGOT  ROBBIE   2017 オーストラリアの大自然とエネルギーをムンムンとかもし出す マーゴット ロビー。 1昨日亡くなったヒュー ヘフナーが 「マーゴットこそプレイボーイのバニーの理想像!」 と生前にのたもうたとか。 彫りの深い美貌、プロポーションの良い健康的なバデイーに鼻っ柱の強そうな性格が、草食系をたじたじとさせてしまいそうですが、今回は英国時代劇のハイソの令夫人役を 「グッドバイ クリストファー ロビン」(17)で好演しています。 ドナル グリーソン扮する英国作家のA。A。ミルンが息子の クリストファーとぬいぐるみのクマさんを見て創作した 「クマのプーさん」を描いたドラマですが、マーゴットはミルンの妻ダフネの役。 田舎にっ引っ越しても、ロンドンの社交の楽しみが忘れられず、しょっちゅう家を空けて、その間に父と息子の情愛が募るという設定ですから、プレイガールの夫人でなかったら、あの世界中から好かれるプーさんのストーリーは生まれなかったわけです。 相手役がとびきり背が高いドナルなので、相手役によってはちょっと居心地悪そうな、やはりのっぽのマーゴットとバランスのとれた素敵なカップルを見せています。 ロンドンの会見に現れたマーゴットは映画の中のエレガントなドレスとは打って変わって、モダーンでエッジーな黒と白のチェックのドレス、デザイナーは オスカー  デラレンタだそう。ソバージュ風の髪型とよくマッチして、 挑戦的なマーゴットらしさを演出していました。 「小さい頃、母はよく本を読んでくれました。いつも役を演じているように、声を変えて、いろいろなトーンで読んでいたので、それが私の演技へ無意識につながったのかも。もち ろん、「ウイニー ザ プー」は私の愛読書のひとつよ!」 映画の中での出産シーンはものすごい叫び声を上げて、死にそうな大熱演をしたのに、完成作では、部屋の外で心配するドナルの演技ばかり使って、がっかり。あまりの難産のためにこの母親は子供が恐ろしくなったほどなのよ!」 とちょっとばかりブツブツ言ってましたが、大柄なマーゴットは、姿勢も考え方もスケールが大きそうで、小さなことに こだわるタイプではありません。 今回は、衣装も背景も綺麗なので、映画の写真をたくさん載せました。 まもなくフィギュアスケート

EYE PATCHES IN HOLLYWOOD & CATARACT

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EYE PATCHES IN HOLLYWOOD & CATARACT 9月25日、白内障 CATARACT の手術をしました。経験者は 「ほんの15分、終わると世界がびっくりするほどに明るく、綺麗に見えるようになる」 と軽く言いますが、私にはその他に既往症の Epiretinal  Membrane ( 目ん玉の裏側の粘膜がよじれている症状)があるので、眼科のお医者様、ドクター ツー (Dr. Tu   杜)に、「すっかり良くはならないでしょうが、今よりはずっとマシ」と言われて、実は昨年予定をしたのですが、メガネを全とっかえしなければならないと言われて、約20個も持っているのを諦めるのももったいない、とやめたのでした。と言うのは言い訳で、本当は目玉に触られるのが恐ろしいというのが本音です。 手術日の2日前から2種類の目薬の点滴を1日4回、手術の前夜12時から絶食、水もダメ、と大手術の準備そのものです。 当日はまず髪のキャップと靴カバーをはめ、寝台に横たわると、まず左の薬指にプラステイックの板を付けられ、ここから電気コードが出ています。次は点滴用の静脈注射、胸と腹部には心電図用のパッチが張られ、電気コードがいろいろと取り付けられて、まさに心臓手術並の完全準備。 ドクター ツーが来て、マジックで右の額にバツじるし、大病院でのエラー防止の原始的マークです。 看護婦さんも3人ぐらい周りをウロウロして、麻酔がかりの人たちと一緒に「名前は?生年月日は?どっちの目?」といちいち同じ質問をしていきます。 寒いと訴えると世話係が電気毛布を掛けてくれました。この女性は長い爪がご自慢のようで、そのために私のブラウスのボタンが外せず、自分で外すはめに。何のためのお世話係なのか、アメリカならではの個人主義優先の美容意識なのでした。 寝台車に寝かされて、手術室に運ばれる時は天井の電気だけが見えて、まさに「ベン ケーシー」(大昔のテレビドラマ)そのもの。 手術室の寒いこと!何も言わなかったのにもう1枚、電気毛布がかけられました。お医者様も看護婦さんも半袖なのは、燃えて挑戦する仕事のせいなのでしょうか? まぶしい照明の下で、顔に暖かくした、大きなプラステイックの厚いふきんみたいなものがかけられます。右目のところに穴が空いていて、「目を開けていて下さ

CAREY MULLIGAN 2017

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CAREY   MULLIGAN   2017 前回2015年の主演映画2本 「FAR FROM THE MADDING CROWD」「未来を花束にして」(15)の会見の時は、まだ赤ちゃんがいなかったのに(妊娠中だったのをひたすら隠していたのです)、今年(17)の新作 「マッドバウンド」MUDBOUND の会見に現れたケアリー マリガンはもう2児のママになってました! もちろん体型は前と同じ、すっきりスリムで、相変わらずのガーリー(少女っぽい)スマイルを浮かべ、可愛いサマードレスを着て、宇宙を見つめているような表情を保っているのもケアリーならではの32歳。 「マッドバウンド」は題名どおり、終始「泥だらけ」のドラマで、南部の極貧の人々の生活が、こちらにまで泥が跳ねてきそうにヴィヴィッドに描かれています。 パーテイーでピアノを披露するサザーンベル(南部の花)だった彼女が結婚した男性(ジェイソン クラーク)が詐欺師に会って買うはずだった家を取られ、大金を失って、黒人住居地で暮らしを始め、あまりの貧しい生活に疲れて、第2次大戦の戦地から戻って来た夫の弟 (ハンサムなギャレッド ヘドランド)との激しい不倫をしたり、何から何までもが逆境の極致を描いて、いつまでも止まない雨と、泥の河が絶望感を煽るドラマです。 「わたしを離さないで」(10)「シェイム」(11) そして前述の2作と、どうも不幸な女性の役が十八番のように見えるケアリーですが、実際には、顔に似合わず、気が強くて、自分の道をはっきりとわきまえているような、しっかりしている知的な女性です。 1985年5月28日、英国はロンドンに生まれ、父御はホテルマンだったためにヨーロッパの有名な観光地でのホテル暮らしが長かったそう。母御は大学の教授というインテリの家庭に育ちました。 高校生の時から女優志望、そのとき学校を訪れたジュリアン フェローズ(「ダウントン アビー」など人気貴族ドラマの原作者にして製作者、当人も貴族の生まれ)に勧められて「プライドと偏見」(05)のオーデイションを受けて見事に受かり、映画デビュー。 「17歳の肖像」(09)でアカデミー賞候補と優等生的に女優街道を邁進しています。 リメークの「ウオールストリート」(10)で共演した ハリウッドのトラブルメーカーの若手俳優、シャイア

PEDRO PASCAL 2017

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PEDRO  PASCAL   2017 南米のチリ生まれのペドロ パスカルは、テレビシリーズ「ナーコス」NARCOS で人気が出た俳優ですが、今、「キングスマン:ゴールデン サークル」(17)にローピング(縄投げ)〜その切れ味はとびきり鋭く、肉体が真っ二つになるのです!が得意のカウボーイの役で出演して、さらに人気が出そうです。 ちょっとジェレミー レナーに似ていて、最初は間違えてしまいました。 最初の「キングスマン」は英国のビスポーク テイラー(かスタムメードの仕立て屋)が軒を並べるサヴィル ロウ Savil Row に秘密基地を持っていることから、エージェントは全員、パリッとした仕立てのスーツを着るのが基本条件という、007ボンドをおちょくった愉快な映画でしたが、今回は「もっと大きく、もっとスターを、もっとお金をかけて派手に、もっと騒音を上げて、という欲張った内容になって、いやもうひどくバカバカしい結果になっています。それはそれで、楽しめますが。 1975年4月2日、チリのサンチアゴ生まれ、両親が当時の独裁者、ピノチェトに反対していたため、デンマークに移住、それからアメリカに渡り、カリフォルニアのオレンジ郡とテキサス州のサン アントニオで育ちました。 「育ったのはチリではないけれど、僕の心の中にはいつもチリが息づいている。弟のルーカス バルマセーダは、チリで俳優をしているし」 ラテン男らしく、愛国心と忠誠心に溢れています。 もちろんスペイン語と英語の両方に堪能で、ほとんどアクセントはありません。 ニューヨーク大学の高名な演劇科、テイッシュ スクールで演劇を学び、すでに20年間以上もニューヨークに住んでいて、舞台にもたくさん立っています。 2013年「ゲーム オブ スローン」の第4シーズンに オベリンの役を得て、有頂天になったそう。 2015年には「ナーコス」の麻薬取締の連邦捜査官、ハヴィエ ペナ 役を獲得、今やペドロの顔はそこかしこの大看板に乗っている人気スターとなりました。  2017 「キングスマン:ゴールデン サークル」ロンドンで。 「ナーコス」 2017「キングスマン」左から、タロン エガートン、コリン ファース、ペドロ パスカル。 「ナーコス」右はボイド ホルブ

KELLY MACDONALD 2017

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KELLY   MACDONALD   2017 スコットランドの訛りがケリー マクドナルドのチャーミングなポイントになっているため、役がスコットランド人でなくとも監督たちは彼女に是非、あのアクセントでお願いしますと頼むほどなのですって。 新作「グッドバイ クリストファー ロビン」(17)ではあの「くまのプーさん」のモデルとなった少年、題名のクリストファーの乳母オリーヴの役を温かく、柔らかに好演しています。 父親は有名な詩人にして、戯曲家にして小説家のA。A。ミルン。 ALAN ALEXANDER MILNE  1882-1956 ケリーとクリストファー少年の場面はどれも涙が出るほど濃い愛情が詰まっています。ケリー扮するスコットランド女性独特の舌が巻くような話し方で ふんわりした優しさが強調されるので、監督たちの会話の効果を上げるアイデアが良く理解できます。 ケリーに初めて会ったのは「カズン ベテイー」(98)、それから「ゴスフォード パーク」(01)、「ガール  イン ザ カフェ」(05)、「ブレーヴ」(12)、そして人気テレビシリーズ「ボードウオーク エンパイア」 (10−14)そして今回の「グッドバイ。。」ですが、役と同様、いつも恥じらいのある繊細そうな人となりを見せてくれます。もっと若い時は赤いリンゴのほっぺの乙女のような、ちょっと田舎くさい感じも魅力の一つでした。 「実際の乳母はスコットランドの出身ではないのだけれど、どうも私の売り物は私の訛りみたいで、またもやスコテイッシュの女性にされて、おまけに私は乳母、女中、召使、ってな役が多くて、よっぽどそういうステレオタイプに向いているのだなーと自分でも認めているのよ」 と何やら謙虚というのか、あきらめのような、それでも陽気にカラカラと笑い飛ばしての余裕が爽やかでした。 1976年2月28日にスコットランドのブルーカラーの街、グラスゴーに生まれ、両親は彼女が小さい時に離婚、母親は服飾業について家計を支えていたそうです。 小さい時から学芸会などで張り切っていたケリーはある日、映画出演の募集のパンフレットを見て応募し、見事に 「トレインスポテイング」(96)のダイアンの役を得たのでした。ケリー20歳。 ユワン マグレガーが主役で、大人気を得たエジンバラのドラッグ中毒の不良の若者の