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Showing posts from September, 2016

MATT SMITH

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MATT  SMITH 英国の人気テレビシリーズ「ドクター フー」(1963年からオンオフで続いている長期番組)は、一見 あまりに荒唐無稽で、全く興味なし。 ゆえにその11代目の主役に史上最年少の26歳で抜擢されたマット スミスのことも、変な顔の役者だなーとちらっと見ては無視してきたのです。 そしてすでにドクター フーの役は彼の後釜の時代となり、マットが「ザ クラウン」(16−)というテレビシリーズでなんとエリザベス女王の夫君、エジンバラ公を演じるという配役に仰天、あの風変わりなマットが、英国ロイヤル ファミリーの中でも際立ってハンサムな(今でこそ95歳でシワシワですが、若い頃の写真をご覧ください)、ドイツの貴族、バッテンバーグ家のギリシャで生まれたフィリップ マウントバッテンを演じるとは!! (英国王室はドイツ名のバッテンバーグを英語訳のマウントバッテンに変えたのです) さてシリーズを見ると、マットの長い手足と悪戯っぽい表情が若い頃のフィリップにぴったりで、さすが英国のプロの配役の妙と感心したのです。 フィリップは日本でも有名なヨーロッパ随一の美男にして、プレイボーイにして、インドの総督になったり、英国海軍のヒーローでもあって、最後はまさにドラマテイックにして、悲劇的にアイルランドのテロの爆弾で暗殺されたルイス マウントバッテン卿の甥っ子で、この「デイッキー)と呼ばれる伯父貴に勧められて若きエリザベスと会い、結婚。自分は冒険を求めて海軍でのキャリアを目指していたのに、突然の父君のジョージ五世の死で、エリザベスは女王に。女性の3歩あとを歩くなど、とんでもはっぷん、だったわんぱくフィリップは徐々に女王の夫として、子供の世話をし、数々のイベントでは女王のエスコート役を神妙に努めるようになるのです。 その上、インタヴューでの彼の自由奔放にして、ウイッテイー、ちとワイルドな人となりにすっかり彼のファンになってしまった次第。 「最初に話を聞いた時は、僕が!って驚いたけれど、それも挑戦だと理解して役作りを考えてみた。 フィリップ殿下を写したフィルムはごまんとあるので、それを見て彼の動作のクセをまず観察してね。彼は長身で痩せているので、狭いところでも動きが妙に大きくて、場所をとるのを発見、色々と見ているうちにとびきり面白くて、楽しい奴だと好きになってきた。

LIEV SCHREIBER 2016

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LIEV  SCHREIBER   2016 リーヴ シュライバーとナオミ ワッツが11年間のパートナー生活にピリオドを打ったニュースに、ブラピとアンジェリーナの離婚に相当するぐらいの痛い衝撃を受けました。 まさかの別れだったのですから。 二人が発表するほんの2日前に「レイ ドノバン:ザ フィクサー」(13−)という大人気テレビシリーズのインタヴューで、世にもやさしい表情で、ナオミとの馴れ初め、どれほど彼女の才能に感動し続けているか、を話してくれた矢先でした。 ナオミ ワッツと二人の息子。 間もなく始まるジャネット マックテイアとの舞台「危険な関係」 豪華なカップルでした。 「あれはメット ギャラ(有名デザイナー主催の豪華な舞踏会)の時だった。すれ違いに一緒に踊ってとナオミに言われて、全身が硬直してしまってね。彼女の大ファンだったから、まさか新米の僕に声をかけるとは思いもよらなかったし。彼女のテーブルに行ったら、ショーン ペンとベニシオ デル トロ に挟まれて座っているじゃないか。タフで、オスカー受賞の俳優たちに。ますますびびって、しばらく3人の様子を後ろから眺めて、僕はひるんでしまいそこから逃げることにした。そうしたらナオミが気がついて僕を追いかけてきて、ダンスはどうしたの?と聞くから、僕はとてもできないと答えて、その場を去ろうとした。さらに追いかけてきたナオミは、私の電話番号を知りたくない?って聞いてきて、その翌日から僕たちのロマンスが始まったのだよ」 とナオミの方の積極的攻勢で二人の交際が始まったのです。彼女は 「初めて見た時からリーヴに参ってしまったの。大きくてたくましくて、ハンサムで、ああいう男性が憧れだったのよ」 と一目惚れの相思相愛なのでした。 二人の間には息子が二人、その長男を連れて今年9月18日のグラミー賞に出席したリーヴは 「ある女優の前に行ったら、息子がやけに緊張していて、すぐに、これは憧れているのだなーと分かった。しばらくしてまたその女優と話をする機会があって、息子に何か言たいことはないかい?と聞くと、礼儀正しく、いつもあなたの演技に感動しています、などと丁寧に答えていてね。僕は息子の恥ずかしさを抑えるコントロールの強さを感じて、親としての誇り高かった。今度はゴールデン グローブに

LONDON #5 SHERLOCK HOLMES AND MORE

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LONDON  #5  SHERLOCK HOLMES AND MORE. スパイ本部観察の翌日はベイカー街にあるシャーロック ホームズ博物館に行ってみました。ずっと前に前を通ったことがあるので、大したところではないとは知っていましたが まず観光客が並んで待っているのを見て、すぐにギブアップ。横にあるギフトショップも全く食指が動かず、ふとオフィスのドアにある 「アシスタント募集」の張り紙に目がいきました。 ホームズの大ファンのために載せておきます。 ここはあくまでコナン ドイルのホームズの博物館なので、人気のベネデイクト カンバーバッチのグッズなどは全くありませんので、ご了承を。 通りの向かい側には「ホームズ レストラン」があり、よく見るとレバノン料理屋で、誰もかれもがホームズご利益なのです。 博物館の隣にはビートルズのお店があってショウウインドウに懐かしいレコードやポスターが並んでいます。 英国の名物人物たちのショッピング ストリートでもありました。 ロンドンも刻々と変化して、泊まっているメイフェア ホテルのレストランは古いスタイルの英国料理から,スペインのタパス料理となり,少なめのお料理を色々注文する方式になりましたがスペイン人に言わせると全く本格的ではなく,笑止ものと一括,歌で有名なバークレー スクエアの公園は狭くとも木が鬱蒼と茂って、いかにもナイチンゲールの鳴き声が聞こえそうでしたが,今はイベントが開催されて大きなテントがそこかしこに建っています。 その向かいには突然「セクシー スシ」と言うヒップなレストランが出現,毎晩混雑している人気ですが日本人としてはセクシーとお寿司のミックスがいまいち食指をそそられませんよね。 そして夕方のハイドパークに行ったら,うねうねと細い湖の為に「サーペンタイン」(へび)湖と呼ばれる水辺におびただしい数のモスレムの人々が集まっていました。スカーフをかぶった女性、真っ黒なバーカを来た女性とマッチョな男性がどんどんふえてきて、不思議な雰囲気になってます。 アヒルや白鳥と遊んだり,そこかしこのベンチに坐っておしゃべりをしたり,男性たちは男性たちだけで何やら話し込んでいます。 そして英国の60年代のロックバンド「キンクス」のミュージカルがあると言うのでハロルド ピンター劇場に行ったらその日は休演と言われて,

LONDON #4 MI-5

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LONDON  # 4  MI-5 MI−6の建物を見たからには、近くのスパイ国内情報局、 MI−5を観察しなければなりません。 MI−6のほとんど斜め向かい、テームズ川の向こう岸にある、こちらは由緒ありげで、上品な白めの灰色の建物が有名なテームズ ハウスと呼ばれるビルでMI−5のヘッドクオーター です。 というわけでまた川を越える橋を渡らねばなりません。今度の橋は Lambeth  ランベス というヴォクゾール橋より車の行き来が少ないために、あまり高所恐怖症に影響のないものでしたが、それでも下のテームス川にボートなどが通ると途端に高さと水の流れを感じて、足がすくみます。 あまり特徴のない建物で、いかにも官庁という感じでした。 結局、この日のスパイ 本部訪問散歩は延々3時間となって夕闇の迫る中、ホテルにたどり着いたのです。 大好きなスパイものテレビシリーズ「MI−5」(2002−2011)ではこの建物の入り口が毎度登場します。そして幹部とエージェントがプライベートの会話などする時は外に出て、必ずテームズ川沿いの歩道などを歩きながら、ひそひそと秘密の話を交します。 ちなみに英国ではこのシリーズを「スプークス」Spooks(スラングでスパイのこと)というタイトルで放映しました。 「プライド アンド プレジュデイス」(05)で、女性の憧れの君、ミスター ダーシーを演じたマシュー マクファイジェン(Matthew McFadyen )が最初のシリーズで主演のスパイを熱演、同僚のスパイ役の美しいキーリー ハウズ(Keeley Hawes)が既婚者であったにもかかわらず、熱愛の末、夫と別れてくれと大雨の中で求婚、二人は晴れて結婚したという超ロマンテイックな実話もあって、当時のファンを夢中にした人気番組でした。 目下ハリウッドで注目されている英国黒人男優のデヴィッド オイエロウもスパイの部下の役を可愛らしく演じています。 このシリーズは9年間も続いた長期番組で、スパイを演じる役者がどんどん変わるのも楽しいものでした。 スパイ 大ファンの私はジョン ルカレの著書を全部読み、 最近はノンフィクションの「ア スパイ アモング フレンズ」 A Spy Among Friends: Kim Philby & the Great Betrayal

LONDON #3 MI-6

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LONDON  #3 MI-6  今回のロンドンはあまりスケジュールが詰まってないので 毎日お散歩です。 ホテルから歩いて45分とある例のスパイ本部、MI−6の 建物を目指しました。テームズ川の向こう岸にある、緑色のビルで、建築家が凝りすぎたような、妙なデザインで、「ロンドンの 醜悪な建物トップ展」に選ばれているのです。 これほど目立つ建物、おまけにロンドンの政界の重要建物集中地区の真っ只中をスパイ本部にするというのも、面白い背景です。 MI−6は Military Intelligence Section 6 の略で、他に 1、2、3、4、5から19までとそれぞれ部門があり、6は国際部門、つまりジェイムス ボンドのように海外のスパイを観察し、調査し、殺しに出かけたりする部署だそうです。 人気テレビシリーズでおなじみの「MI−5」は国内の情報活動で、あとの数字の部門は経済スパイ活動、暗合部、航空部門、武器部門、ロシア部門などなどと区分されているという圧倒的なスケールなのです。現在は全てが活動中とは明らかにされてませんが、どちらにしてもどこかの部門に吸収されて、活動中ですとか。 まさにスパイの先祖国、スパイ大国ならではの細分化とその規模と誇りを示した存在と言えましょう。 VAUXHALL (ヴォクゾール)通りからテームズ川にかかった同名の橋を渡ると MI−6 にたどり着くのですが、実は私は高所恐怖症が高じて、低い橋でも怖いのです。おまけに大きな道路なので車がビュンビュン横を通り過ぎて、欄干から離れると車にはねられそうというホラーを克服しての歩行でした。 建物には約5個の入り口があって、正面玄関はさすがに警備の人々が怖い顔で陣取り、いくらおバカな観光客でも、かなりビビります。偉そうな人々と普通の人々が出入りしていました。写真など撮る雰囲気はゼロです。 他の入り口も鉄の門とセキュリテイーがしっかり部外者を遠ざけて、テームズ川に面したテラスのような一見和やかな部分も柵の向こう側にもろもろの警備道具が突起していて、とても不気味なのでした。 ビルのてっぺんには無数のアンテナが立ち、ちょっと目にはテレビ局のようでもあります。 建物の向かいにはヴォクゾール クロスという交通機関があり、ここにそびえている電車の線路のような物体はソーラーパネルだそ