DANIEL BRUHL
DANIEL BRUHL
ヨーロッパの上質なワインやチーズをたっぷり味わって,ワーグナーのオペラやスペインのフラメンコを目の当たりに感知して育ったのがダニエル ブルールでしょう。
スペインのアレニス デ ムント (Arenys de Munt) 生まれですが、父親はドイツのテレビのデイレクター,母親はスペイン人の教師, 生まれてすぐ,ドイツのコロン,日本語ではケルンと言うのかも、(ドイツのメデイアの中心です)に移り,ドイツの学校に通いながらヨーロッパ中の文化と慣習になじんで成長。
4歳の時に母親の前で死ぬ演技や気を失う演技をドラマティックに何度もして,ここで将来のスターが誕生と母親が語っているそうです。
1978年6月16日生まれ,ダニエル セザー マーテイン ブルール ゴンザレス ドミンゴと言う先祖の名前を片っ端から付けられて、ドイツ語,スペイン語,英語,フランス語,カタラン語,おまけに日本語までしゃべれるのですって。と言う訳で,会った時に早速その日本語を試したのですが,まあ照れること照れること!
「誰かが勝手に日本語も話せると書いたので,僕は憤慨しつつも,歴史と伝統の国の日本を心から尊敬している故に,たいしてしゃべれないのが,口惜しいやら,恥ずかしいやらで,恐縮の限りです。ほんの挨拶位しか話せないのに」
としきりに弁明してました。
その真面目な姿勢と洗練されたマナーが,ハリウッドの粗野な映画人種を見慣れているわたくすには,とてつもなく新鮮で,気分を豊かにさせてくれました。ハリウッドでは,お行儀良くしたり,丁寧な言葉遣いをすると「カッコ付けるな,上品ぶるな」と敬遠されるので,必要以上に「クールに」,つまり,気楽に,カジュアルに,半分眠っているような態度が良しとされるのです。
「ラッシュ」(13)と言う映画は1976年のフォーミュラワン レースのライバル同士,英国人のジエイムス ハントとオーストリア人のニッキー ラウダのドラマで,ハントはオーストラリア人スターのクリス ヘムズワースが、大火傷を負ってもレースに挑戦するラウダをダニエルが熱演。
監督はロン ハワード,70年代のフリーセックス謳歌とノスタルジックな衣装も見ものです。
もうひとつは「ザ フィフス エステート」(13)と言う
ウイキーリークスで話題騒然だったオーストラリアのジュリアン アサンジの不思議な天才ぶりを描いた映画です。
アサンジを演じているのが,ベネデイクト カンバーバッチで髪をプラチナブロンドに染めて,究極のおたく人間を見事に怪演,ダニエルはアサンジを助けるドイツ人のジャーナリストにしてインターネット エキスパートのダニエル バーグを好演,おまけにもう一人ドイツ人のサポーターが現れ,この役をやはりドイツのスター,モーリツ ブライトイが手がけています。二人のドイツ人に支えられて,アサンジは世界的注目を得ますが,何と言ってもこの手の天才は社交下手で,すぐに逃げたり,隠れたりで,その辺りの描写が面白く,アイスランドやスイス等のロケーシヨンが見ている方までかじかみそうに寒そうとリアル感が鮮やかでした。
一緒に映画を見たドイツ人3人が,タイトルを
「グッド ジャーマン」にするべきだ!と騒いでいた程
ドイツ人たちのサポートが胸に迫ります。肝心のアサンジは極め付きの自己中心モードに入って,結局今は数ヶ国の指名手配を受け,ロンドンのエクアドル大使館の小部屋で暮らしているそう。カンバーバッチは本人とメールで交信したそうですが,ほんもののアサンジは絶対に演じて欲しくない、と助言してきたと聞きます。
ちなみに第5エステートの意味ですが,ファースト エステートが聖職者,セカンドが貴族,サードが庶民や市民,第4が,な何とジャーナリスト/プレスですって!!そしてフィフス エステートはそのどこにも属さない人々たちの事なのだそう。
さてダニエルは英国映画デビューを「ラヴェンダーの咲く庭で」(「レイデイース イン ラベンダー」)(04)でジュデイー デンチやマギー スミスと言う重量級のデイムたちと共演して果たしています。
ハリウッドで知られたのは「イングローリアス バスターズ」(09)でのドイツ軍の英雄,フレデリック ゾラーの役を演じた時。
お次ぎは演技スーパー巧者のフィリップ セイモア ホフマンと「ア モスト ウオンテッド マン」(公開未定)と言うスパイ スリラーもので共演。原作は勿論ジョン ル カレ、ドイツのハンブルグでモスレムの少年とドイツ人の女性弁護士を中心に繰り広げられるサスペンス ドラマです。フィリップとダニエルの駆け引きが面白そうで、公開が楽しみではないですか!
ヨーロッパの上質なワインやチーズをたっぷり味わって,ワーグナーのオペラやスペインのフラメンコを目の当たりに感知して育ったのがダニエル ブルールでしょう。
スペインのアレニス デ ムント (Arenys de Munt) 生まれですが、父親はドイツのテレビのデイレクター,母親はスペイン人の教師, 生まれてすぐ,ドイツのコロン,日本語ではケルンと言うのかも、(ドイツのメデイアの中心です)に移り,ドイツの学校に通いながらヨーロッパ中の文化と慣習になじんで成長。
4歳の時に母親の前で死ぬ演技や気を失う演技をドラマティックに何度もして,ここで将来のスターが誕生と母親が語っているそうです。
1978年6月16日生まれ,ダニエル セザー マーテイン ブルール ゴンザレス ドミンゴと言う先祖の名前を片っ端から付けられて、ドイツ語,スペイン語,英語,フランス語,カタラン語,おまけに日本語までしゃべれるのですって。と言う訳で,会った時に早速その日本語を試したのですが,まあ照れること照れること!
「誰かが勝手に日本語も話せると書いたので,僕は憤慨しつつも,歴史と伝統の国の日本を心から尊敬している故に,たいしてしゃべれないのが,口惜しいやら,恥ずかしいやらで,恐縮の限りです。ほんの挨拶位しか話せないのに」
としきりに弁明してました。
その真面目な姿勢と洗練されたマナーが,ハリウッドの粗野な映画人種を見慣れているわたくすには,とてつもなく新鮮で,気分を豊かにさせてくれました。ハリウッドでは,お行儀良くしたり,丁寧な言葉遣いをすると「カッコ付けるな,上品ぶるな」と敬遠されるので,必要以上に「クールに」,つまり,気楽に,カジュアルに,半分眠っているような態度が良しとされるのです。
「ラッシュ」(13)と言う映画は1976年のフォーミュラワン レースのライバル同士,英国人のジエイムス ハントとオーストリア人のニッキー ラウダのドラマで,ハントはオーストラリア人スターのクリス ヘムズワースが、大火傷を負ってもレースに挑戦するラウダをダニエルが熱演。
監督はロン ハワード,70年代のフリーセックス謳歌とノスタルジックな衣装も見ものです。
もうひとつは「ザ フィフス エステート」(13)と言う
2013 「ラッシュ」 |
アサンジを演じているのが,ベネデイクト カンバーバッチで髪をプラチナブロンドに染めて,究極のおたく人間を見事に怪演,ダニエルはアサンジを助けるドイツ人のジャーナリストにしてインターネット エキスパートのダニエル バーグを好演,おまけにもう一人ドイツ人のサポーターが現れ,この役をやはりドイツのスター,モーリツ ブライトイが手がけています。二人のドイツ人に支えられて,アサンジは世界的注目を得ますが,何と言ってもこの手の天才は社交下手で,すぐに逃げたり,隠れたりで,その辺りの描写が面白く,アイスランドやスイス等のロケーシヨンが見ている方までかじかみそうに寒そうとリアル感が鮮やかでした。
一緒に映画を見たドイツ人3人が,タイトルを
「グッド ジャーマン」にするべきだ!と騒いでいた程
ドイツ人たちのサポートが胸に迫ります。肝心のアサンジは極め付きの自己中心モードに入って,結局今は数ヶ国の指名手配を受け,ロンドンのエクアドル大使館の小部屋で暮らしているそう。カンバーバッチは本人とメールで交信したそうですが,ほんもののアサンジは絶対に演じて欲しくない、と助言してきたと聞きます。
ちなみに第5エステートの意味ですが,ファースト エステートが聖職者,セカンドが貴族,サードが庶民や市民,第4が,な何とジャーナリスト/プレスですって!!そしてフィフス エステートはそのどこにも属さない人々たちの事なのだそう。
さてダニエルは英国映画デビューを「ラヴェンダーの咲く庭で」(「レイデイース イン ラベンダー」)(04)でジュデイー デンチやマギー スミスと言う重量級のデイムたちと共演して果たしています。
ハリウッドで知られたのは「イングローリアス バスターズ」(09)でのドイツ軍の英雄,フレデリック ゾラーの役を演じた時。
お次ぎは演技スーパー巧者のフィリップ セイモア ホフマンと「ア モスト ウオンテッド マン」(公開未定)と言うスパイ スリラーもので共演。原作は勿論ジョン ル カレ、ドイツのハンブルグでモスレムの少年とドイツ人の女性弁護士を中心に繰り広げられるサスペンス ドラマです。フィリップとダニエルの駆け引きが面白そうで、公開が楽しみではないですか!
[ A MOST WANTED MAN ] |
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