NAOSHIMA FEB 2016 #1

NAOSHIMA    FEB2016   #1
20162月23日フェリー乗り場

草間彌生のかぼちゃアート 直島のフェリー乗り場

広くて素敵なお部屋。テレビ無し。


お部屋のテラス、海がすぐそこに。

ホテル敷地のあちこちにあるアート、風で動きます。

池から救い上げたとかの石の像。かなり不気味です。


海苔漁業?フェリー船、瀬戸大橋。

西洋食事のレストラン

またまた草間彌生の水玉かぼちゃ

浜に流れ着く海藻、拾って食べたら新鮮で美味しかったです。

レストラン前のお人形アート

ロビーに通ずる廊下の壁にはキラキラのアートが。

初めて四国に行って来ました。新幹線で岡山、それからローカル線で宇野と言うさびれた駅へ。演歌がぴったりのフェリーの船着き場から寒々しい海を見て香川県の直島に到着と言うわたくしにとってはアフリカのサファリに等しい、電車から電車,船にシャトルと乗り継ぎに継ぐ乗り継ぎと言うスリリングな冒険の旅となりました。

ベネッセ ハウスが建築家の安藤忠雄と建てたという美術館ホテルはコンクリート打ちっ放しの現代的インテリアで、壁にはそこかしこにアートがかかり、ビーチハウスというビルの部屋は広大にして、スマートなインテリア、いかにもモダーンアート愛好者の好みそうなミニマリズムです。

一泊11万円2食付き(3人部屋)と5つ星のお値段も納得の贅沢な空間が広がります。窓の外の海の景色や高い天井の大胆な梁もアートの一部というわけで、テレビがありません。注文すると小さいテレビを提供してくれるそうですが、ここにいる間は自然と人工のアート浸りにせよというメッセージなのでしょう。それでも朝と夜にニュースが見たくてうずうずしたのを白状します。同伴の従姉と娘はあまり感じなかったようですが。

ホテル内にある2カ所の美術館は説明上手なガイドがついて細い背景を教えてくれて、絶対に気がつかないような、壁の上部にほわっと生えている雑草が実は手作りのアートだと気づかされたり。

最初は地中海のアートがあるものと勝手に思っていた『地中美術館』は飛切り奇抜な展示で、有名なクロード モネの睡蓮の絵がかけてある部屋は靴を脱いで、床のモザイクに触れたり、天然の光で見るようになってますし、ジェイムス タレル、ウオルター デ マリアの作品がそれぞれ巨大な空間に展示されてます。地中にありながら自然光が降り注ぐという凝ったデザインはアーテイストと安藤忠雄のユニークなコラボレーションとなっていて、入場料二千円は高いかなと思いましたが、実体験鑑賞という面白い感覚を楽しめました。

室内はほんわり暖かいものの、外は海風が吹き荒れる、痛いほどの寒さで、島内に散らばる諸々のアートをじっくり鑑賞する余裕がありません。

もう少し暖かい時に来たいと思いますが、そうするとほとんど満室というジレンマが。文化思考人に人気があるのですね。
もっとも私は木材を使った、暖かそうなインテリアとか、卑近な出来事を眺めるテレビが欲しいですし、嘘っぽく気取ったサービスより、訛りが強い言葉での自然体のサービスを選びますが。
特に7コースと自慢の西洋料理を出すレストランは、ウェイトレス達が緊張して、長々しくメニューの説明をするのも、トルフォやらフォアグラやらより、近くの海の一夜干しを頂きたいので、なんと言いますか、間違った選択をしてしまったと白状しておきます。
おまけに隣国の観光客が大声で集団意識を展開している風景もかなり美景効果を減らしていました。


地中美術館

ホテル本館の入口

ビーチハウス入口

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