BLACK LIVES MATTER PROTEST JUNE 2020

BLACK LIVES MATTER PROTEST JUNE 2020

6月に入って連日続いているデモ。
5月25日ミネソタ州 MINESOTA ミネアポリス MINNEAPOLIS で黒人のジョージ GEORGE FLOYD  が白人の警官に押しつぶされて「息が出来ない!」と言って亡くなった悲劇をきっかけに始まった「ブラック ライヴス マター」
(黒人の命は大事だ)というスローガンで全米中でデモが広がっています。
ここロスアンジェルスでは既に1週間近く、大規模のデモとそれに伴ってのルーティング(略奪行為)が始まり、友人のカメラマンが彼らの行為を撮影中、野球のバットで頭を殴られました。

フォルカ コレル VOLKER CORELL はドイツのミュンヘン出身、ハンスとはもう40年来の友人で、つまり70代のシニアなのですがヨットマンにして、フォトジャーナリストとしてまだ現役。

今回も勇んでサンタモニカに出かけてとあるお店の略奪の真っ最中に飛び込んで撮影を始めたところ、マスクもせず、堂々と顔を見せている女性に思い切りバットで叩かれ、頭の怪我なので大出血のまま、自分で運転して自宅に戻り、奥方に叱られながらも病院に行って4針縫った、という経緯です。倒れた際にスペアのカメラのレンズが割れて、そのことばかり気になっていたという生粋の写真家根性の持ち主。

このブログに怪我の写真を載せるのにちょっとこだわりましたが身近に起こったダメージとしてお目にかけます。

フォルカは既に翌日 けろっとしている様子ですが奥方は当分外出禁止と宣言しているよう。

私達の家のそばまでデモ隊が来ることはないでしょう。
何故かと言うと高級店が殆どないこと。
今回の略奪は組織だったグループがヴァンを数台運転して、高級な靴、アップル、グッチやエルメスなどの高級ブランドの店の窓を器具で壊して入り、スピーデイーに品物を奪ってすばやく車の中に放り込み、すぐに立ち去り、又次の地区に行くというデモを利用したプロの泥棒たちなのです。

地元の警察は撮影した写真やヴィデオを全て調べて、悪者たちを摘発すると発表し、フォルカも自分の写真を提供したそうです。
しっかりと見つけて犯罪者として扱われるとよいのですが。

既にお店によっては自分たちで守ると用心棒を雇ってマシンガンのような銃を持たせているところもあります。

暴動と言えば私がもっとも怖かったのは1992年4月末のロドニー キング RODNEY KING が白人警官たちの虐待を受けた後に発生したロス市内住が炎上するスケールのもので、ワタクシはロスの南のトーランス TORRANCE
に住んでいました。
日本人が多く住む中級住宅街です。
当時交際していたアメリカの男性がピストルを2丁持ってきて、このうち使いやすい方を家に於いておいたほうが良いと言うではありませんか!
「使い方も知らないし、見るだけで恐ろしいから要らない」
と答えると
「持っているだけで効果があるから」
というのです。
やっぱりアメリカはカウボーイ精神が浸透していると痛感しました。
結局ピストルは借りずに、家の付近は無事でした。
でも、夜空の遠くに暴動で発生した大火事が見えて、アメリカに来ての初めての暴力事件への恐怖を味わったのです。

コロナ危機に加えてのこのデモがこれ以上、暴動を起こさずに平和に終わるように祈るばかり。

私達はのんびりと暮らしています。恐ろしい写真の後に、マスク姿の2枚の写真を平和効果にと加えました。


2020 5月31日 フォルカ撮影 野球バットの女性に殴られた。


同日 フォルカ撮影

5月31日 フォルカの頭の傷。

6月1日、フォルカの傷 4針縫っています。

ロスアンジェルス タイムスの記事に同じ女性が。

恐ろしい自警団 クリスティン撮影

普段のフォルカ。ダンデイーです。

セイラー気取りのフォルカ。

ユナイテッド航空のアイマスクをマスクに利用しています。

友人のデザイナー、れんこさんが作ってくれた大きなマスク。

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