CHRISTIAN BALE
真剣勝負を続けているようなクリスチアン ベールって毅然として 潔くて
セレブリテイーなどと言う身分に全く興味がなくて 不必要に笑ったりせず
売名行為など糞食らえ !と媚びない姿勢が今のハリウッドでは たまらなく
貴重な存在です。
「太陽の帝国」(87)で上海をさまよう少年役はスピルバーグ監督が4000人の中から選んだそうですが なんか生意気で可愛くないガキっちょでした。
この時12歳ぐらいだったクリスチアンは すぐに人気スターになれると思ったのが 学校に戻れば 嫌がらせをされるわ 妬まれるわ でこれ以来 スターの座に
拒絶反応を持ったのかも。
初めて会ったのは 「ニユージーズ」(92)と言う重ったるしいミュージカルの時。すらりとして 涼しい目鼻立ちの美少年でしたが 影があって アメリカ人の
軽さ 陽気さがなかったのは 彼も英国はウェールズ生まれだったからでしょう。
「アメリカン サイコ」(00)こそ彼の為の映画と言える究極のサデイスチックなナルシシストの類を見ない暴力的なドラマで 朝 鏡の前で男前度を点検する
顔つきが迫力満点! この人は照れると言う態度がないのではと思いました。
シャープなカットのスーツを着こなし 高級ブランドのアクセサリーをさりげなく見せて そこらのモデルなど ださい田舎者に見えてしまうスタイリッシュな姿でした。
「マシニスト」(04)では60ポンドだか痩せて もう収容所のユダヤ人のような体になっての熱演。この俳優はマゾヒストなのではと思いましたね。役の為に自分の体を “おつう” のように切り刻んでしまうような。
「バットマン ビギンズ」(05)では これまでとは違うマンガチックではない悩む実業家のバットマンとして登場。セット訪問でも なかなか役から自分を切り離せない超真面目な俳優の姿は ロダンの “考える男” を連想しました。
「3時10分決断の時」(07)は1957年のリメークで オリジナルの題は
「3:10 TO YUMA」。貧しい農民が大悪党の手助けをしているうちに 悪人の心理に魅かれていくと言う面白いストーリーの西部劇です。オリジナルでは
ヴァン へフリンがクリスチアンが演じた農民の役を、グレン フォードがラッセル クロウの悪党役をしてどちらもサスペンスフルなドラマを繰り広げます。クリスチアンは足が悪い上に 息子までついてくると言うハンデイキャップがあって
天下自由なクロウの生き方を羨ましいと感じてしまうあたりが みそなのですね。
「ザ ファイター」(10)でもドラッグ中毒の元ボクサー役を再び40ポンドだか減量して演じて見事アカデミー助演男優賞!
この撮影中 誰かが彼が演技をしている時 うっかり声を出してしまい クリスチアンの “ この馬鹿野郎!くそったれ!アホの阿呆っ垂れ!!” 英語ですと
例の F ワードに 母あ を付けた悪態を連発。又これを録音した馬鹿クルーがいて このテープを発表して一悶着がありましたが この手の役者の集中力を中断するのは御法度中のタブー。撮影関係者は誰もが 録音し いみじくも公開した人物を糾弾しました。このくらいの悪態は 車に抜かれた時でさえ つくのですから真剣勝負役者なら 当たり前。
「フラワーズ オブ ワー」(戦争の花)(11)では日本軍に襲われる中国人達を渋々助ける破目に陥るアメリカ人と言う役どころで 脱いであった牧師の服を着て人々に慕われているうちに その気になっていくと言う へーそんなのってあるの と反論したくなる反戦争ドラマでした。本人は一生懸命でしたが。
74年1月30日生まれですから まだ38歳。これからますます 良い味の俳優に成長間違いなし。
プライヴェートな事はほとんど話さないものの 時折奥方を同伴してパーテイーなどに現れると それなりに外交辞令は尽くす紳士の面もあります。
真剣勝負を続けているようなクリスチアン ベールって毅然として 潔くて
セレブリテイーなどと言う身分に全く興味がなくて 不必要に笑ったりせず
売名行為など糞食らえ !と媚びない姿勢が今のハリウッドでは たまらなく
2007 「3時10分決断の時」 |
「太陽の帝国」(87)で上海をさまよう少年役はスピルバーグ監督が4000人の中から選んだそうですが なんか生意気で可愛くないガキっちょでした。
この時12歳ぐらいだったクリスチアンは すぐに人気スターになれると思ったのが 学校に戻れば 嫌がらせをされるわ 妬まれるわ でこれ以来 スターの座に
拒絶反応を持ったのかも。
初めて会ったのは 「ニユージーズ」(92)と言う重ったるしいミュージカルの時。すらりとして 涼しい目鼻立ちの美少年でしたが 影があって アメリカ人の
軽さ 陽気さがなかったのは 彼も英国はウェールズ生まれだったからでしょう。
「アメリカン サイコ」(00)こそ彼の為の映画と言える究極のサデイスチックなナルシシストの類を見ない暴力的なドラマで 朝 鏡の前で男前度を点検する
顔つきが迫力満点! この人は照れると言う態度がないのではと思いました。
シャープなカットのスーツを着こなし 高級ブランドのアクセサリーをさりげなく見せて そこらのモデルなど ださい田舎者に見えてしまうスタイリッシュな姿でした。
「マシニスト」(04)では60ポンドだか痩せて もう収容所のユダヤ人のような体になっての熱演。この俳優はマゾヒストなのではと思いましたね。役の為に自分の体を “おつう” のように切り刻んでしまうような。
「バットマン ビギンズ」(05)では これまでとは違うマンガチックではない悩む実業家のバットマンとして登場。セット訪問でも なかなか役から自分を切り離せない超真面目な俳優の姿は ロダンの “考える男” を連想しました。
「3時10分決断の時」(07)は1957年のリメークで オリジナルの題は
「3:10 TO YUMA」。貧しい農民が大悪党の手助けをしているうちに 悪人の心理に魅かれていくと言う面白いストーリーの西部劇です。オリジナルでは
ヴァン へフリンがクリスチアンが演じた農民の役を、グレン フォードがラッセル クロウの悪党役をしてどちらもサスペンスフルなドラマを繰り広げます。クリスチアンは足が悪い上に 息子までついてくると言うハンデイキャップがあって
天下自由なクロウの生き方を羨ましいと感じてしまうあたりが みそなのですね。
「ザ ファイター」(10)でもドラッグ中毒の元ボクサー役を再び40ポンドだか減量して演じて見事アカデミー助演男優賞!
この撮影中 誰かが彼が演技をしている時 うっかり声を出してしまい クリスチアンの “ この馬鹿野郎!くそったれ!アホの阿呆っ垂れ!!” 英語ですと
例の F ワードに 母あ を付けた悪態を連発。又これを録音した馬鹿クルーがいて このテープを発表して一悶着がありましたが この手の役者の集中力を中断するのは御法度中のタブー。撮影関係者は誰もが 録音し いみじくも公開した人物を糾弾しました。このくらいの悪態は 車に抜かれた時でさえ つくのですから真剣勝負役者なら 当たり前。
2010 「ザ ファイター」 |
74年1月30日生まれですから まだ38歳。これからますます 良い味の俳優に成長間違いなし。
プライヴェートな事はほとんど話さないものの 時折奥方を同伴してパーテイーなどに現れると それなりに外交辞令は尽くす紳士の面もあります。
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