MINNIE   DRIVER

初めてミニー ドライヴァーに会ったのは「サークル オブ フレンズ」(95)と言う映画で、アイルランドの田舎からダブリンの大学に入学、ここで熱い恋を経験する若い娘を演じた時。アメリカの当時のアイドル、クリス オドネルが主演,後に有名になるアラン カミングスやコリン ファースが顔を出している若者のエネルギーがたっぷり画面から覗ける映画でした。

英国の自動車のミニ クーパーの運転手みたいな名前ですが
2010「BARNEY'S VERSION」
本名はアメリア フィオナ ドライヴァーと言い、ミニーは子供の頃からのニックネームだそう。

父親は裕福なビジネスマン、なんと母親は彼のミストレスだそうで,ミニーはその事実を全く知らずに育ったそうです。
よくお妾さんの子供は、成功すると言われますが、彼女のガッツもこのあたりから由来しているのかも。

マット デーモンとベン アフレックがオスカー脚本賞を受賞した「グツド ウィル ハンテイング」(97)では、主役の天才的数学者マットと恋に落ちる役を演じ、オフスクリーンでもロマンスが展開しました。

この頃ミニーは、長身と変わったルックスでハリウッドの人気者になり、グラマラスなドレスをエレガントに着こなしてスタイル アイコンとして毎週の様に雑誌のページを賑わせてました。

「ハリウッドが私を歓迎してくれる限り 大いに楽しむわ!」とミニーは自信にあふれて、アメリカ人の女性とは違った大胆不敵な姿勢を誇示して、それなりに興味深い存在でしたが。。。

彼女のすっかりアメリカナイズされた生活をスコットランド出身のユワン マグレガーが
「ハリウッドの水に染まって、喜んでいる姿を見ると嫌な気持ちになる。イギリスで仕事に集中するべき」
などと批判してましたが、その当人のユワンが今、ロスアンジェルスに家族と住んでいるのですから。

そして、ジョッシュ ブローリンとなど数々のロマンスを経て、余りヒット作に恵まれなくなったミニーはロンドンに戻ってしまったと言う皮肉な結果に。

「ガヴァーネス」(98)(家庭教師)と言う映画では、1800年頃のロンドンのユダヤ人の女性に扮し、スコットランドの田舎の領主の家の家政婦の職を得て、ここでトム ウィルキンソン演じる領主とその息子(若いジョナサン リース マイヤーズ)と不思議な関係に陥ると言うドラマを怪演。サスペンスとユダヤ教の神秘さが漂うちょっと変わった映画でした。ミニーは全裸になっての熱演でしたが、映画はさっぱりヒットしませんでした。

「オペラ座の怪人」(04)では盛りを過ぎたけばけばに派手な歌手と言う喜劇的役割を手がけて、あーこれでもうグラマラスな主役は来ないだろうなー、と感慨に耽ったものでした。

ジャズのアルバムを出したり(04)と本人は相変わらず
あの特長のある8角のあごを突き出して、自信の程は変わってません。
テレビシリーズの「ザ リッチズ」(07)に出てましたが、これも終わっています。この時の会見には大きなお腹で嬉しそうに現れました。この時はお腹の子供の父親を秘密にしていました。結局父親はこの番組の制作者か監督だったとか。(2008年9月5日にヘンリー ストーリー君誕生)


2007「リッチズ」大きなお腹で。
ゴーイング マイ ウェイを爆進するミニー ドライヴァーなのです。
そのうち「サークル オブ フレンズ」の時のみーんなが若い写真を探し出してきますから。

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