JERSEY BOYS
JERSEY BOYS
ブロードウェイで9年間大好評だったミュージカル「ジャージー ボーイズ」が映画化となりました。60年代の人気ボーカルグループ「ザ フォア シーズンズ」の4人組の浮き沈みを描いた,バイオピック(自伝映画)ですが,監督が何とクリント イーストウッドと言う何とも奇妙な組み合わせ。刑事もの,西部劇,ボクシング,ジャズ映画、戦争もの,暴君ものと言った男っぽいドラマがお手のもののクリントが高い声が売り物ののポップ曲のグループを手がけるところがです。当人は言葉少なに「どんな音楽でも大好きだし、ぜひミュージカルを監督してみたいと思っただけ」と説明。出演者4人全員を舞台から、そのまま引っこ抜いたと言うのも能率を重んじるイーストウッドらしいですね。
タイトルはもちろん,4人がブルーカラーでイタリー系のニユージャージー出身だったから。
おまけは,マフィアの親分を怪演するクリストファー ウオルケンで,もとダンサーの身のこなしをエレガントに見せています。
この6月6日にニユーヨークで出演者たちに会いました。
まずリード歌手のフランキー ヴァリを演じたジョン ロイド ヤング。実物と同じように小柄なイタリア系で高い声のフォルセットを維持する為にアルコールも煙草もパーテイーも夜遊びも避けて,精進しているそうです。1975年7月4日カリフォルニア州のサクラメント生まれ。ブロードウェイの舞台の熱演でトニー賞を受賞した頑張り型でした。オバマ大統領の文化活動の委員会のひとりに選ばれて,とびきり誇らし気で,4人の中では一番,スター意識に溢れて,それが又、大事な励みになっていると伺えました。
お次ぎはわたくすの御贔屓,のっぽでインテリのベースギターを担当したボブ ガウデイオを演じたエリック バーゲン。1985年12月31日にニユーヨークで生まれたユダヤ系の若者で,「僕の20代はずっとボブを演じていて,もう良い居加減に他の人を演じたいな!」とぶつぶつ。
「フィナーレで出演者全員が踊るなんて脚本に無くて,その時になって,誰も彼も踊ると言われてみんな仰天してね。じゃあクリントも参加させなくちゃ、と言ったのだけれど,御大はまさかと言う表情で敬遠して、みんながっかりだった」
などと素直で,育ちの良さそうな気楽な姿勢で話してました。
この中では最も俳優として経験があるのがヴィンセント ピアツアで、グループの中のワル,トミー デヴィートを怪演。父親はシシリー島出身,母親はドイツ系アメリカ人の為に「情熱的で,向こう見ずなのに,部屋を片ずけるととことん整理する、と言うイタリーとドイツの性格がミックスしているん駄」とうそぶいています。アイスホッケー気狂いでもあるのですと。1976年にクイーンズで生まれ,ホッケー選手としてヴィラノバ大学で活躍したものの怪我で断念,次のゴールは、と俳優を選んだそう。舞台を経て,「ソプラノ」と言ったテレビシリーズに出始め、「ボードウオーク エンパイア」(2010、ステイーヴ ブセミ主演)でラッキー ルチアーノの役を演じて注目されました。
4人目は,何処かトム クルーズに似ているマイケル ロメンダ。彼自身も俳優歴が短く,役の上のニック マッシもホームシックになってグループを早めに去ります。カナダ生まれで34歳,父親はプロのホッケー選手だった由。早口で真面目なスポーツマンタイプでした。
舞台とほとんど同じ展開で,フランキーの友情に厚い性格や娘の悲劇を中心にトミーの使い込みなどが織り込まれていますが,何と言っても主役は懐かしいヒットソングの数々です。
SHERRY, BIG GIRLS DON'T CRY, OH WHAT A NIGHT,
CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU, RAG DOLL
などなどメロデイーが勝手に出て来る我らが青春時代の懐メロ メドレーのオンパレードであります。
ブロードウェイで9年間大好評だったミュージカル「ジャージー ボーイズ」が映画化となりました。60年代の人気ボーカルグループ「ザ フォア シーズンズ」の4人組の浮き沈みを描いた,バイオピック(自伝映画)ですが,監督が何とクリント イーストウッドと言う何とも奇妙な組み合わせ。刑事もの,西部劇,ボクシング,ジャズ映画、戦争もの,暴君ものと言った男っぽいドラマがお手のもののクリントが高い声が売り物ののポップ曲のグループを手がけるところがです。当人は言葉少なに「どんな音楽でも大好きだし、ぜひミュージカルを監督してみたいと思っただけ」と説明。出演者4人全員を舞台から、そのまま引っこ抜いたと言うのも能率を重んじるイーストウッドらしいですね。
タイトルはもちろん,4人がブルーカラーでイタリー系のニユージャージー出身だったから。
おまけは,マフィアの親分を怪演するクリストファー ウオルケンで,もとダンサーの身のこなしをエレガントに見せています。
この6月6日にニユーヨークで出演者たちに会いました。
まずリード歌手のフランキー ヴァリを演じたジョン ロイド ヤング。実物と同じように小柄なイタリア系で高い声のフォルセットを維持する為にアルコールも煙草もパーテイーも夜遊びも避けて,精進しているそうです。1975年7月4日カリフォルニア州のサクラメント生まれ。ブロードウェイの舞台の熱演でトニー賞を受賞した頑張り型でした。オバマ大統領の文化活動の委員会のひとりに選ばれて,とびきり誇らし気で,4人の中では一番,スター意識に溢れて,それが又、大事な励みになっていると伺えました。
お次ぎはわたくすの御贔屓,のっぽでインテリのベースギターを担当したボブ ガウデイオを演じたエリック バーゲン。1985年12月31日にニユーヨークで生まれたユダヤ系の若者で,「僕の20代はずっとボブを演じていて,もう良い居加減に他の人を演じたいな!」とぶつぶつ。
「フィナーレで出演者全員が踊るなんて脚本に無くて,その時になって,誰も彼も踊ると言われてみんな仰天してね。じゃあクリントも参加させなくちゃ、と言ったのだけれど,御大はまさかと言う表情で敬遠して、みんながっかりだった」
などと素直で,育ちの良さそうな気楽な姿勢で話してました。
この中では最も俳優として経験があるのがヴィンセント ピアツアで、グループの中のワル,トミー デヴィートを怪演。父親はシシリー島出身,母親はドイツ系アメリカ人の為に「情熱的で,向こう見ずなのに,部屋を片ずけるととことん整理する、と言うイタリーとドイツの性格がミックスしているん駄」とうそぶいています。アイスホッケー気狂いでもあるのですと。1976年にクイーンズで生まれ,ホッケー選手としてヴィラノバ大学で活躍したものの怪我で断念,次のゴールは、と俳優を選んだそう。舞台を経て,「ソプラノ」と言ったテレビシリーズに出始め、「ボードウオーク エンパイア」(2010、ステイーヴ ブセミ主演)でラッキー ルチアーノの役を演じて注目されました。
4人目は,何処かトム クルーズに似ているマイケル ロメンダ。彼自身も俳優歴が短く,役の上のニック マッシもホームシックになってグループを早めに去ります。カナダ生まれで34歳,父親はプロのホッケー選手だった由。早口で真面目なスポーツマンタイプでした。
舞台とほとんど同じ展開で,フランキーの友情に厚い性格や娘の悲劇を中心にトミーの使い込みなどが織り込まれていますが,何と言っても主役は懐かしいヒットソングの数々です。
SHERRY, BIG GIRLS DON'T CRY, OH WHAT A NIGHT,
CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU, RAG DOLL
などなどメロデイーが勝手に出て来る我らが青春時代の懐メロ メドレーのオンパレードであります。
JOHN LLOYD YOUNG ( FRANKIE VALLI) |
ERIC BERGEN ( BOB GAUDIO) |
VINCENT PIAZZA ( TOMMY DEVITO) |
MICHAEL LOMENDA ( NICK MASSI) |
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