OSCAR JAENADA AS CANTINFLAS

OSCAR   JAENADA   AS   CANTINFLAS
「８０日間世界一周」（５６）を覚えてますか？デイヴィッド　ニーヴンとカンテインフラスの凸凹コンビが気球で世界を回る楽しい冒険映画でした。
当時のカンテインフラスはメキシコの最大のスターで、誰もがチャップリンに似た動きと田舎者のペーソスを漂わせる彼の映画が完成する度にこぞって観に行ったそうです。
１９１１年６月１２日メキシコシテイーにマリオ　モレノとして生まれ、何の意味も無いものの響きが面白いと言うのでカンテインフラスと言う芸名が付いたとか。
ハリウッドでの作品は３本，彼の人気を利用した「ペペ」（６０）と言う映画は余り期待に答えなかったようです。
肺がんで１９９３年４月２０日，メキシコシテイーでなくなりました。

 そのカンテインフラスの自伝映画が登場，タイトルは「カンテインフラス」（１４）で、スペインの喜劇俳優，オスカー ハエナダが主演しています。
オスカーは１９７５年５月４日　スペインのバルセロナにオスカー　ハエナダ　ガホ　（　Oscar  Jaenada  Gajo  ）として生まれ，スペインでは大変な人気者だそうです。ハリウッド映画の「パイレーツ　オブ　カリビアン：ストレンジ　タイズ」（２０１１）などにも顔を出しているとか。
丸い顔のカンテインフラスを長い顔のオスカーが巧みなメークと演技力でヴィヴィッドに演じています。

 会見に現れたオスカーのファッションが見ものでした。赤と黒のチェックのユニークなスタイルの上着に勲章のようなアクセサリーを付けて，ズボンはニッカーボッカーと言うのか，だぶだぶのデザイン、黒髪はポニーテール，表情がいかにもヨーロッパで突然現代に現れたドン・キホーテの様でも，やはりスペインの奇才のダリの様でもありました。

 スペイン語のアクセントとメキシコの、スペイン語は大きく違う上に、ヴォキャブラリーも異なり、そのあたりに苦心したそうです。

 マナーが又　オーバーなゼスチュアで女性をエスコートする中世の騎士のようで、こちらは令夫人になったような気分をしばし味わいました。
本物のカンテインフラス


ビング　クロスビーがトーテイア（メキシコの薄いパン）にサインをしているの図



2014 オスカーが演じた「カンテインフラス」


２０１４「カンテイフラス」

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