HELSINKI SEP 22 2015 THE FENCER

HELSINKI   SEP 22  2015  THE FENCER

ヘルシンキ 第2日目は太陽が顔を出しましたが、それでも風は北極から吹いて来るように冷たくて、冬の寒さはどうなるのかと首を振らずに入られません。
この日は今年のフィンランドからのアカデミー賞提出映画「ザ フェンサー」の試写へ。
スターリンがソビエトを専制支配していた時期,1950年頃のエストニアの過去を隠している元フェンシングのチャンピオンが田舎の学校で貧乏な子供たちに棒でフェンシングを教えているうちに、自分を取りもどすと言う,私たちには計り知れないエストニア人の窮乏生活を美しく描いた映画です。
スポーツを通して自己向上と自己発見を見せるドラマは数知れずですが,ナチドイツに侵略され,次はソ連の支配下で悲惨な生活を強いられるエストニアの風景は暗いながらも,情緒が感じられて,是非とも色々な賞の候補になって欲しいと切に思いました。

監督のクラウス ハーロー ( Klaus Haro  ) も制作者のカイ ノードバーグ ( Kai Nordberg  ) も脚本のアナ ヘイナマー ( Anna  Heinamaa )もフィンランド人ですが、出演者たちは殆ど全員がエストニア人で,彼らの祖国愛と気迫が迫る名演を見せてます。
ぜひ日本公開の際はご覧下さい。

監督たちと映写後に近くのロシア料理屋へ。ここで約3時間の美味しくて,豊かな会話に溢れた夕食を満喫しました。
実はこのレストランはヘルシンキ名跡のオーソドックス教会の近くにあって,この朝にこの教会を訪れた時 (残念ながら改築工事で閉まってましたが)このレストランでトイレを拝借したのです。勿論コーヒーなど注文しましたが。

わたくしは,茸のグラタン2種類,メインは海の幸シシカバブ,それからオレンジのアイスクリームとアップルパイに白ワインをおそらく5杯 (3時間ですからおいしいパンをぱくぱくの時間がもっとも長かったのです)。
ハンスはのトナカイお肉を注文しましたが,それほど美味ではないと言いながらも平らげてました。熊のお肉を食べた人もいて,けっこう美味しいと言ってました。娘は無難に鴨を美味しいと食べてました。
その後、映画祭のオープニング パーテイーの「テイドホール」に寄りましたがもの凄い音と人混みのために短い時間だけ見学して退去したのです。
9月22日ホテルのロビー


9月22日 ロシアン レストラン「ベルヴュー」

「ザ フェンサー」監督のクラウス ハーローとフィンランドの記者のカーピ。

ご本人もフェンシングをする脚本家 アナ ヘイナマー

「ザ フェンサー」のプロデユーサー,カイ ノードバーグ。
真ん中がエストニアの名優「ザ フェンサー」では少年の祖父の役を演じている レムビット ウルファサク Lembit  Ulfsak

グエネス パルトローに似ている映画祭のアナ マリア ロシ。





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