CHRISTIAN BALE 2015
CHRISTIAN BALE 2015
新作にして意欲作の「ザ ビッグ ショート」(15)は不動産投資が世界経済を破綻させた2000年初期の投資プロを描いて、常に挑戦的で、役者根性飽和状態のクリスチャン ベールはエキセントリックな天才的経済学者(?)と言うのか、株の名人を演じています。
実はこの映画を見て「何だかよく分からなかった」と言う人がかなり居て,わたくしもその一人。
クリスチャンの他に、ライアン ゴスリング(数日前にこのブログで書きました)、ブラッド ピット、ステイーヴ カレルにマリサ トーメイと言ったベテランスターが顔を並べているのですが,どうも経済の仕組みも分からないし、映画の構造がドキュメンタリー タッチと言うのか,観客を引きずり込まない撮り方で、見ていると白けてしまうのです。
ともかく凝り性のクリスチャンは実在の人物としっかり質疑応答をしての役作りで、自分の成果に満足しているのか、インタヴューでは普段以上にご機嫌なのでした。
ヒゲぼうぼうに紺のシャツ、英国のアクセントが強い話し振りは、何処から見てもアーテイストで、映画スターと言う意識は全く放ってません。よくよく見ると目が坐っていて、彼のどこか深い所に危険性が潜んでいる様な,そう言う不安定要素がまた彼の魅力になっています。
手首に青い糸を巻き付けているのは子供からのプレゼントなのか、何かの宗教か社会活動のアピールなのか、(赤い糸はユダヤ教のカバラの教えを信じていると言うサインだそうですが),何となく微笑ましいジェスチュアでふたりの子供との時間がいちばんと白状する父親の姿が覗けます。
クリスマスはどう過ごすのかと聞きましたら、
「僕がいちばん好きなお祝いだから、まず僕の産まれた英国はウエールズのしきたりのイヴをして、それから妻の祖国のセルビアのクリスマスを祝うという伝統を保っている」
とにきにきと笑いながら答えてました。
奥方はシビ ブラジックと言う女優で2000年に結婚しています。
1974年1月30日 英国のウエールズに生まれ、「太陽の帝国」(87)の主役に4000人の候補の中から選ばれたのは有名なエピドード。以降 スターとかセレブに異常に抵抗する姿勢を持ちながら,持ち前のグッドルックスと好戦的な姿勢を活かして、
「アメリカン サイコ」(00)で未成年者禁止のグロテスクな場面満載の人殺しが趣味の様なプレイボーイを激演して話題になったものでした。
「ザ ファイター」(10)では、マーク ワールバーグの兄貴を演じてゴールデングローブ賞からアカデミー賞まで賞を総なめ、「バットマン ビギンズ」(05)から3本 バットマンを演じて、それまでの漫画チックなヒーローから,男らしくて、悲哀に満ちた人間ぽいバットマンに向上させたり、そして、もう充分、これからは演じたくないと言ったために次のバットマンはベン アフレックに振り当てられたのですが、突然
「バットマンをもっと続けたかった」
などと言う本音だか、泣き言をつぶやいたり、かなり自分勝手なコメントを発揮するのでも知られています。
撮影現場を訪れた関係者が自分の目線上でうろうろしたりするともの凄い勢いで怒って悪態を発射する「役者オブセッション」でもありますが,何と言っても特別な才能があって、映画をレベルアップする効果を持つ俳優だけに、多少の罵詈雑言は許されてしまうのです。
まもなく鬼才テレンス マリック監督の映画(題未定)に、マイケル ファスベンダー、ライアン ゴスリング、ケイト ブランシェット、ナタリー ポートマン、ルーニー マラ、ヴァル キルマー、ベニシオ デルトロと言った豪華な顔ぶれのキャストに参加します。
テキサスのオーステインを舞台に音楽関係者のロマンス、裏切り,不倫などを描いたドラマだそうで、最近のマリック監督からはちょっと想像もつかない男女の葛藤ストーリーでとっても楽しみではありませんか!
新作にして意欲作の「ザ ビッグ ショート」(15)は不動産投資が世界経済を破綻させた2000年初期の投資プロを描いて、常に挑戦的で、役者根性飽和状態のクリスチャン ベールはエキセントリックな天才的経済学者(?)と言うのか、株の名人を演じています。
実はこの映画を見て「何だかよく分からなかった」と言う人がかなり居て,わたくしもその一人。
クリスチャンの他に、ライアン ゴスリング(数日前にこのブログで書きました)、ブラッド ピット、ステイーヴ カレルにマリサ トーメイと言ったベテランスターが顔を並べているのですが,どうも経済の仕組みも分からないし、映画の構造がドキュメンタリー タッチと言うのか,観客を引きずり込まない撮り方で、見ていると白けてしまうのです。
ともかく凝り性のクリスチャンは実在の人物としっかり質疑応答をしての役作りで、自分の成果に満足しているのか、インタヴューでは普段以上にご機嫌なのでした。
ヒゲぼうぼうに紺のシャツ、英国のアクセントが強い話し振りは、何処から見てもアーテイストで、映画スターと言う意識は全く放ってません。よくよく見ると目が坐っていて、彼のどこか深い所に危険性が潜んでいる様な,そう言う不安定要素がまた彼の魅力になっています。
手首に青い糸を巻き付けているのは子供からのプレゼントなのか、何かの宗教か社会活動のアピールなのか、(赤い糸はユダヤ教のカバラの教えを信じていると言うサインだそうですが),何となく微笑ましいジェスチュアでふたりの子供との時間がいちばんと白状する父親の姿が覗けます。
クリスマスはどう過ごすのかと聞きましたら、
「僕がいちばん好きなお祝いだから、まず僕の産まれた英国はウエールズのしきたりのイヴをして、それから妻の祖国のセルビアのクリスマスを祝うという伝統を保っている」
とにきにきと笑いながら答えてました。
奥方はシビ ブラジックと言う女優で2000年に結婚しています。
1974年1月30日 英国のウエールズに生まれ、「太陽の帝国」(87)の主役に4000人の候補の中から選ばれたのは有名なエピドード。以降 スターとかセレブに異常に抵抗する姿勢を持ちながら,持ち前のグッドルックスと好戦的な姿勢を活かして、
「アメリカン サイコ」(00)で未成年者禁止のグロテスクな場面満載の人殺しが趣味の様なプレイボーイを激演して話題になったものでした。
「ザ ファイター」(10)では、マーク ワールバーグの兄貴を演じてゴールデングローブ賞からアカデミー賞まで賞を総なめ、「バットマン ビギンズ」(05)から3本 バットマンを演じて、それまでの漫画チックなヒーローから,男らしくて、悲哀に満ちた人間ぽいバットマンに向上させたり、そして、もう充分、これからは演じたくないと言ったために次のバットマンはベン アフレックに振り当てられたのですが、突然
「バットマンをもっと続けたかった」
などと言う本音だか、泣き言をつぶやいたり、かなり自分勝手なコメントを発揮するのでも知られています。
撮影現場を訪れた関係者が自分の目線上でうろうろしたりするともの凄い勢いで怒って悪態を発射する「役者オブセッション」でもありますが,何と言っても特別な才能があって、映画をレベルアップする効果を持つ俳優だけに、多少の罵詈雑言は許されてしまうのです。
まもなく鬼才テレンス マリック監督の映画(題未定)に、マイケル ファスベンダー、ライアン ゴスリング、ケイト ブランシェット、ナタリー ポートマン、ルーニー マラ、ヴァル キルマー、ベニシオ デルトロと言った豪華な顔ぶれのキャストに参加します。
テキサスのオーステインを舞台に音楽関係者のロマンス、裏切り,不倫などを描いたドラマだそうで、最近のマリック監督からはちょっと想像もつかない男女の葛藤ストーリーでとっても楽しみではありませんか!
2012 「ダーク ナイト ライジング」最後のバットマン役 |
2000「アメリカン サイコ」狂気と猟奇のプレイボーイ役 |
奥方のシビ ブラジックと。 |
2015「ザ ビッグ ショート」で独りで頭脳労働する男の役。 |
2009「パブリック エネミー」ジョニー デップと共演 |
2005「バットマン ビギンズ」 |
2007 「3時10分決断のとき」 |
2013「アメリカン ハッスル」 |
2011 Golden Globe Award Winning Supporting Role for THE FIGHTER . |
2015 「ザ ビッグ ショート」 |
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