JOE PESCI 2019

JOE PESCI  2019

3時間半あまりの大長編「ザ アイリッシュマン」THE IRISHMAN(19)で水を得た魚のように古巣で、ずっと昔からの友人に囲まれて、居心地の良さそうな佇まいでマフィアの役を演じているジョー ペッシがゴールデングローブ賞の助演賞候補に選ばれました。
おめでとうございます!

監督がマーテイン スコセッシ、MARTIN SCORSESI 主演がロバート デ・ニーロ ROBERT DE NIRO、共演にアル パチーノ AL PACINO、ハーヴェイ カイテル HARVEY KEITEL、ちょっと若いレイ ロマノ RAY ROMANO にボビー カーナヴァーレ BOBBY CARNAVALE と言ったイタリー系、もしくはユダヤ系の憎々しい性格俳優たちとの現場はさぞ、クラス会のような雰囲気が漂ったことでしょう。

ジョーに初めて会ったのは「いとこのビニー」MY COUSIN VINNY (92)で、共演のマリサ トーメイ MARISA TOMEI(オスカー助演賞受賞)と一緒でした。小柄(160センチ)で鼻がいやに大きいのが最初の印象、同時に苦労人の雰囲気が漂っていましたが、当人が一番好きなのは音楽、歌手と知ってびっくり。

1943年2月9日 ニュージャージー州のニューアークにジョセフ フランク ペッシ JOSEPH FRANK PESCI として床屋の母親とフォークリフトの運転手兼バーテンダーの父親の間に生まれたイタリー系アメリカ人、10歳の頃から子役としてテレビに出たり、ミュージシャンとして舞台に出たり、歌手のフランキー バリ FRANKY VALLI と仲が良かったとか。

芸能界に見切りをつけて1960年 母親のお店で床屋を手伝います。しかし、ステージの興奮は忘れられず、ギター奏者としてバンドに編入。
そして映画界へもスカウトされます。

「レイジング ブル」RAGING BULL(80)で ジョイ ラモッタ JOEY LA MOTTA の役を演じてアカデミー賞の候補に、「グッドフェラス」GOODFELLAS(90)ではオスカー助演賞を受賞、しばらく映画の仕事を続けていましたが1999年に引退を宣言。カメラの前を離れて ミュージシャン・歌手として生きたいという理由でしたが、数本の映画にカメオとしての出演をしています。

というわけで「ザ アイリッシュマン」はジョーにとって 20年ぶりの大役でしたが、いつもの軽いタイプの騒がしい役でなく、存在感たっぷりの重さを示してくれました。

前回のブライアン コックスと違ってまだ、76歳のジョーは映画には40本しか出演していないのも音楽への興味のためでしょう。

結婚と離婚を3回ずつしているようですが、現在は独身。
88年から92年まで結婚して、テイファニー という娘を設けた2度目の奥方のクローデイア ハロ CLAUDIA HARO
 は、最近、新しい夫の殺人を企てて有罪になり刑務所に入っているとか!ほとんどマフィア映画のような激しい人々に囲まれているようです。


次の映画出演の企画もリストアップされてませんから、再びミュージシャンの日々に戻るのかもしれません。


1992「いとこのビニー」の時。


2019「ザ アイリッシュマン」


1992「いとこのビニー」


ジョーのアルバム。
親友のデ・ニーロと。デニーロがほろ酔いなにの反してジョーは何やら怖い顔つきです。

1991「いとこのビニー」マリサ トーメイ と。

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