SUSAN SARANDON 2016
しばらくご無沙汰だったスーザン サランドンが今、ネット上で騒がれています。
まず最初は大統領候補のバーニー サンダーズを猛烈に支持するあまり、同じ民主党候補のライバルのヒラリー クリントンを大嫌悪して、ヒラリーよりトランプの方がマシ! などと極端な、そして、かなり直接的で感情的な、いつもの知的なトーンは全くゼロで叫んでいる姿です。
ま、昔からオスカー授賞式で政治的意見を吐いて、一時は、スピーチをさせるなと言うブラックリストに載るほどでしたから、相変わらずと言いましょうか。
そして「今だから言おう! なぜテイム(ロビンス)は私を捨てたか!」という大見出しの告白ページ。
しっかりとスーザンの現在のクローズアップの顔が載って、長いコメントが続きます。
「かなり前にテイムが私に年とったね、って言ったけれどいつものドライなユーモアだと思って気にもかけなかったのです。しばらく経って又、きみ年とったね、もっと若く見せられないの? てなことを言って、私はおかしなことを聞くなと思い、同時に本当に私に若返って欲しいのかなと考え始めたのです。結局私たちは別れることになり、私はそのあと約1年間、家に引きこもって、鬱々として暮らしていたのです。美容整形も考えましたが、メスを入れることに抵抗があって、悩んでいるところに友人から、ある化粧品を使ってみなさいと言われ、疑い深い私ですが、渋々と使い始めたら、肌がピンピンとしてきて、どんどんシワもなくなって、すっかり自信が取り戻せてのです」
その記事の夜と別れたテイムはその後、続々と若い女性との交際を始めたそうです。
そしてもちろん、と当の化粧品の紹介と他の有名な女優たちの使って良かったというコメントが続くので、ここで私は考えました。
これはスーザンがかなりのギャラをもらっての告白・広告なのかしらん???
それにしても、テイムの心無い問い詰めには驚きました。
かなりクールで、わがままなタイプですが、12歳年上のベテラン女優に、そのようなことを言うようにはとても思えないからです。スーザンも長年連れ添ったパートナーが年取ったルックスが嫌になって別れたというほどの単純な動機を広告料のために話すというのも疑問ですし。
ちなみにテイムと交際が始まったのは、1988年、別れたのが2009年、21年間の間に二人の息子が生まれています。スーザンにはその前に付き合っていたイタリア人の監督との間に、エヴァ アムーリと言う娘(85年生まれ)が一人いて、母親と同じ女優の道を歩んでいます。
1946年10月4日生まれですから今年70歳! になるスーザンの痛みはよく理解できます。いくらオスカー賞女優にして、まだまだ熟年女優の美しさがあっても、ベテランのキャリアがあっても、ハリウッドの姐御の風格を保っていても、若さと比較されてのルックスを指摘されると表面上は冷静に繕っても、それは心にずさりと突き刺さるにきまっています。
ともかく化粧品のおかげだけではないでしょうが、スーザンは逞しく政治論に参加し、映画にもどしどし出演しています。ヨーロッパと違って、熟女に厳しいハリウッドで生き抜くシニア女優の活躍に、ぱちぱちと拍手を送りたいと思います。
Comments
Post a Comment