EVA GREEN 2016

EVA   GREEN   2016

ゴス(黒色に統一のおどろおどろしい古い雰囲気のメークや衣装)つまり、ゴシック スタイルの権化のようなエヴァ グリーンにぴったりの役が怪奇ゴシック映画「ミス ペレグリンズ ホーム フォア ペキュリアー チルドレン」 (16)での女主人公、ミス ペリグレンでしょう。

高い襟の真っ黒なドレスに不思議な形に巻き上げた黒髪、遠くから見るとドクロの目の穴のように見える大きな黒い目、
美しいものの、全体的に猟奇的で、不気味な雰囲気が漂うミス ペレグリンは、危機が訪れるとバサバサと大きな黒いカラスに変身するのです。ですから、カラスの女王のスタイルでもあって、まさにテイム バートン監督の「恐ろしい女性たち」のイメージにぴったり。ほとんどのテイムの映画の女性たちは、おっかない女性たちばかりなのにお気づきですか?  頻繁に彼の映画に登場するジョニー デップは厚化粧に隠れた弱い男性で、強い女性連中から逃げ惑うような役ばかりと言うのを。

さてエヴァですが、ロンドンの名門クラリッジ ホテルに現れた姿がまた、黒いレースのドレスに目の周囲3センチぐらいのくまどりの真っ黒な目のメーク、という役からそのまま直行したようなスタイルで、彼女もまた、本来の繊細な性格を濃いメークとドラマテイックな衣装を鎧にして現実に立ち向かうという感じです。
それでも笑うと本当に可愛らしい、柔和な性格が飛び出してくるのがエヴァの魅力で、育ちの良さが感じられます。

会見の部屋がまた、荘厳なシャンデリアとアールデコのインテリアで、エヴァの劇的効果をさらに上げて、バートンの不思議な世界がここでも広がるのでした。
「動物は大好き。アフリカのタンザニアに行った時、エキゾテイックな動物をたくさん見て、みーんなペットにしたいと思ったもの。私はボーダーデリアの犬を飼っているのだけれど、忙しくてかわいそうなので、姉が当分の間引き取ってくれてる。寂しいけれどしょうがないわ。
私の憧れの人はフローレンス ナイチンゲール。人を無償で助ける人々ってとっても素晴らしいもの」
エヴァは指と手をエレガントに動かして、生き生きと話します。

1980年7月15日、フランスのパリ生まれ、父御はスウェーデン人の歯科医、母御は有名な女優、 今は童話作家のマルレーヌ ジョベール、双子の妹のジョイも女優、エヴァはフランスと英国の両方の演劇学校に通いました。

イタリーの巨匠、ベルナルド ベルトルッチの「ドリーマーズ」(03)が21歳のエヴァの映画デビューで、フランス人らしく、堂々と全裸になってお風呂に入ったりするシーンがあります。
ジェイムス ボンドが真剣に恋をした女性を演じた「007・カジノ ロワイヤル」(06)では美しくも、悲劇的な存在感を見せました。

有名な割には出演作がまだ20本とかなり選んでの仕事ぶりです。次は只今人気絶大なアリシア ヴィカンダーと組んでの「ユーフォリア」が来年2017年の公開を待っているところ。シャーロット ランブリングも共演など面白そうな顔ぶれの映画で楽しみです。
2016 MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN 定例の黒のレースにすごいアイメークです。


2006「007カジノ ロワイヤル」

2014「ペニー ドレッドフル」

2015 ダブリンで。「ペニー ドレッドフル」
エヴァと母親のマルレーヌ ジョベール
エヴァと双子の妹、ジョイ グリーン。
みんな幼い2004「ドリーマーズ」
2006「カジノ ロワイヤル」ダニエル クレイグと。
2016「ミス ペレグリン。。」右はアサ バターフィールド。
2014「ペニー ドレッドフル」左は元007のテイモシー ダルトン
2003「ドリーマーズ」若いエヴァ。右はマイケル ピット、左はルイス ギャレル
2006「カジノ ロワイヤル」の有名な場面。
2014「ペニー ドレッドフル」
2016「ミス ペレグリン」

2015 ダブリンで。









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