AN IRANIAN WEDDING

AN  IRANIAN  WEDDING

「イランの結婚式」という映画のタイトルのようですが、実は先日招待された近所のイラン人の結婚式の模様です。
7月22日土曜日午後4時、初めてのイラン式結婚式は、マリナ デル レイのリッツ カールトン ホテルで、約100人ぐらいのお客様が集まって、厳かに進行しました。
イランの人はほとんど、豪華絢爛を好むのでこのホテルはご贔屓のようで、知り合いの歯科医のイラン人も、よくここで挙式があると言ってました。
フォーマルさを尊ぶイラン人らしく、出席者の全員が黒のスーツか、黒っぽいドレス、花嫁の友人たちは、ハリウッド女優のようなセクシーで、華麗なドレス姿で、アメリカ人のようなドレスダウンのカジュアルな格好をしている人はゼロ。

新郎と新婦はかしこまって、全てがイラン語(時たま英語で説明が入りますが)の司会者による細かいセレモニーを受けて、イラン人の出席者は時々、賛成!とか、どうぞ!、といった返答をしています。
新郎のご両親はイランから来られないので、二人はイランで再び結婚式を挙げるそう。
花嫁の親戚の女性が「イランでの結婚式は必ず大掛かりで、何百人もの招待客で長時間のセレモニーなのですよ。私の時も数日間式を挙げました!」とびっくりの会話をしました。

というわけで今回の結婚式はかなり簡単な略式とはいえ、二人の前に並べられた、鏡やもろもろの品々が二人の将来の健康や富、子宝、などを象徴する興味深いプロセスでした。

音楽がまた単調な(と聞こえます)イランのものばかりで、花嫁が入場する時のウエデイング マーチがなく、ちょっと盛り上がりに欠けましたが、それでも美しい花嫁に花束を渡す母親のシーンには東西共通の感動が溢れてきます。

プレゼントを一人一人が並んで二人に手渡す儀式も時間がかかります。大勢の人たちは宝石の箱、または封筒(おそらく小切手)という即金性の贈り物をあげてました。

式の後はカクテルと洒落た、実のあるオードブルをテラスで頂き、7時からレセプションの広間に移ります。
実は7時に正式なデイナーが出ると思ったのですが、招待状にもそう書いてあったし、それが大間違いで、延々とダンス大会となります。まずは新郎新婦が何曲も踊り、たくさんの人がそのうち加わって、まるでデイスコ パーテイーの様相を帯びてきました。出席する前に新郎に、アルコールが出るかどうか聞いたのですが、
「みんなお酒たくさん飲みますよー。今時規律を守っている人などあまりいないし」
と安心の返事。
それにしてもイランの人って踊りとかお祭り騒ぎが大好きなのだなーと感心したのですが、いったいいつ夕食が出るかが気になってなりません。お腹が空いているというより、お皿や食器が空っぽの何もないテーブルに長いこと座っていると言う焦燥感に襲われるのです。
結局ダンスは2時間も延々と続き、お食事が運ばれてきたのが9時過ぎ、デザートに至っては10時過ぎと言う、南ヨーロッパ並で、そこで私たちは失礼したのですが、後で聞くと夜中までパーテイーは続いたそう。

それにしてもイランの女性たちはみんなジョージ クルーニーの奥さんのアマルのような美人で、誰もが豊かな黒髪にアラビアン ナイトに出てくる太い眉と大きな目、長めの顔に豊満な体のグラマーばかりで、友人が漏らしていた
「アマルが美人、美人と騒がれるけれど、中東に行けば、 10人並よ」
という言葉を思い出しました。
ああいう全てが濃いルックスだからこそ、巨大な宝石や金のアクセサリーが映えるのですね。
日本人は外見も積極的な姿勢でも、彼らのボリュームに圧倒されてしまいます。
やはり真珠とか小粒のダイヤモンドぐらいしか使いこなせないという現実を目の当たりにした夜でした。


新郎新婦はスペインから南欧のハネムーンに出たそうです。

新郎はマジッド、新婦はファーナズ。アマル以上に豪華美人です。


ファーナズの登場。

新婦の母上(後ろ姿)

左の赤いドレスの親友の豪華なこと!




イランの女性の妖艶な美しさをご覧ください。後ろの明るい髪の女性が新婦の母上。

ノータイはハンス一人のみ。後ろの赤いドレスが新婦の親友。

空っぽの食器の前で食事が始まるのを待ってます。

テーブル5番 からのダンス風景。

結婚のセレモニーに必要な鏡やいろいろな品々。

右側のふくよかな女性が司会者。

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