ANTONIO BANDERAS 2018

ANTONIO  BANDERAS   2018

アントニオ　バンデラスはスペインのマラガ生まれ。
パブロ　ピカソもマラガ生まれ。
アントニオはこれまで何十回となくピカソを演じてほしいと頼まれて多そうですが、ずっと断ってきました。
顔の形も似ているし、同郷ですし。
毎朝学校に通うとき、ピカソの生家の角を曲がったというほど近い場所に住んでいたこと、世紀の天才画家の偉大さと身近さがピカソの役を受けるということの敬遠の理由でしょうか。
ついにピカソ役を承諾したのは、アントニオが２０１７年の１月に心臓発作を起こし、これからの行き方を違った視点で見るようになったからだと白状していました。

ナショナル　ジオグラフィック National Geographic　が提供する「天才シリーズ」のテレビドラマにいよいよピカソが登場、初回はアインシュタインで豪州の名優、ジェフリー　ラッシュがおっ立った白髪の天才を演じています。
ピカソは２回目の天才シリーズで、アントニオは終にこのドラマに主演、頭を坊主にして、美人を見ると次の絵画のミューズにしてしまう異人・偉人を激演しました。

撮影途中で他の映画のインタヴューがあったのですが、坊主頭の彼は心なしかエネルギー欠乏のように見えたのです。

そして晴れて今回は終了後の会見。髪も少し伸びて、やけにカジュアルな白いTシャツにオリーブグリーンのベスト、皮のベルトの時計という服装も若々しく、心ゆくまでハードワークをしたという解放された表情を浮かべていました。

「ピカソの絵は２枚持っていたのだけれど、メラニー（グリフィス）と離婚して、１枚取られてしまった。でも彼女はベラスケスの絵を欲しがっていたから、それと交換しようと思っている」
とさすがのピカソ所有者でもありました。

１９６０年８月１０日　スペインのアンダルシア地方のマラガに生まれて、多くのスペインの少年と同様、サッカー選手が夢でしたが、足を負傷して断念（ほとんどのヨーロッパの俳優のスタートです）演劇の道に進みます。
アナ　レザーというスペインの女優と８６年に結婚、
「ツー　マッチ」（９５）で共演したメラニー　グリフィスと９６年に結婚、２０１５年に離婚。
それからオランダの投資コンサルタントのニコール　キンペル　　Nicole Kimpel  と一緒になり、どこに行く時も同伴しています。
投資コンサルタントという肩書きですが、スーパーモデルさながらのグラマー体型で、レッドカーペットなどでのドレスは露出度満点のゴージャス　スタイル。３７歳！！だそうですが、アントニオはやはり、自分より背が高い「スタチュエスク」な女性が変わらず大好きなのだなあーと感心しました。

２０１８「「ピカソ」

まだ髪の毛がある時のピカソです。

ニコール　キンペル　と。

ニコールと。

かなり前のアントニオとのツーショット。二人ともちょっといやらしい表情ですが。

２０１１「私が生きる肌」

「フィラデルフィア」（９３）や「エビータ」（９６）、　ハリウッドの初主演作「マスク　オブ　ゾロ」（９８）などなどからのツーショットがもっとたくさんあるのですが、例によって箱の奥深くであります。

2018　バンデラスの日に着た　マチコ　ジント　さんのジャケット。