SANDRA BULLOCK 2018

SANDRA  BULLOCK   2018

今年のサンドラ ブロック主演作は「バード ボックス」BIRD BOX(18)というSFサスペンス ドラマで、目隠しをしてジャングルの中を行くという、なんともユニークなもの。
今年は音を出すと怪物に襲われるという「クワイエット プレース」A QUIET PLACE(18)が大ヒットしましたが、どちらも母親が子供たちを守るために必死で戦うというストーリーです。
女優のとってはとびきりのやりがいのある役ですから、ベテラン女優の二人にはもってこいの役柄なのでしょう。

その他にはアンサンブル キャストの「オーシャンズ エイト」OCEAN'S EIGHT(18)がありました。

サンドラはドラマテイックなドレスが好きなようで、今回もいかにもデザイナーが凝って作ったというタイプのドレスを着て現れました。真っ黒な髪もお人形のように、一糸乱れずで、お肌もいつも真っ白でツルツル、メインテナンスをしっかりしているのでしょうが、54歳でさすがのスターの気概です。

赤絨毯でも奇抜なドレスを自信たっぷりに着こなして現れますが、実は当人は
「私ってとっても内気で、人前に出るのが怖いし、できれば閉じこもっていたいのだけれど、プレミアとかは仕事の一つ、だからエイって自分を高揚して、出て行くの。表面は繕っているけれど、内心はドキドキで恐怖におののいているのよ!」
と白状していました。
俳優業を選ぶ人の多くは内向的で、役を得て、やっと外交的になるというケースがよく見られます。赤絨毯の上では、誰かになって(スカーレット オハラ とか)、演技で通すというタイプもいました。

これから授賞式シーズン、華やかな赤絨毯の背景にはスターの思いがけない面があるのです。

以前に書いたサンドラのことを載せました。



2018   12月「バード ボックス」

2018「オーシャンズ8」

大胆な柄のドレスです。


ドラマティックなドレス。

2018「バード ボックス」

この「ばっちり感」がサンドラの強みでしょう。


Saturday, July 26, 2014

SANDRA BULLOCK #2

SANDRA   BULLOCK   #2

今日7月26日はサンドラ ブロックの50歳!!のお誕生日です。1964年にヴァージニア州のアーリントンにドイツ人のオペラ歌手の毋とヴォイス トレーナーの父親の間に生まれ,小さい頃から母親の舞台に子役で出たりしたそうですが、歌は全く駄目なのですと。余りに専門の親を持った為の謙遜,又は反抗心なのでしょうが。

それにしてもジョニー デップ,ブラッド ピット,トム クルーズ,ニコラス ケージとみんな50歳を超えて,ハリウッドの若手スターの台頭がゼロに近く,今はもう,スター目当てで映画を見に行くのではなく,マシーンの炸裂やスーパーマン達の超人的活躍が目玉なのでしょう。

サンドラは最初こそ「デモリシヨン マン」(93)や「スピード」(94)などでアクシヨン スターとして注目されましたが,直ぐに文芸古典「ラブ アンド ウオー」(96)でヘミングウェイの恋人役(看護婦)を演じたりして演技力で勝負の方向に向かいました。
「私ってじっとしてられない性分だから,今回の役は静かに,沈黙を保っている昔の女性でしょう。体を動かさないと言うトレーニングが必要だったのだから!」
と例のがはがはと言う豪傑笑いで,白状したり、
「父から大工仕事や電気工事,車の整備などしっかり学んだから,そこらの男性よりずっと器用で,便利なのよ。家だって自分で建てようと思えば,建てられるのですから」
とオペラより,力仕事が好きそうなコメントも誇らしげにしています。
約20回ぐらい会っていますが,エレガントなドレスを着ていても、どこかに逞しくて男っぽい雰囲気が漂っています。
入れ墨だらけのオートバイ野郎と結婚したのは一種のタフガイの同士愛の様でしたから,すぐに離婚になりました。黒人の男の子を養子に迎えて,母親業をたっぷり楽しんでいる様子は微笑ましいですが。
宇宙飛行士が限りなく広い宇宙でひとりぼっちになる「ゼロ グラビテイー」(13)もサンドラの頼りになる親分肌があるからこそ、リアルに見えました。
「ザ ヒート」(13)と言う凸凹コンビ(サンドラが真面目でエリートの連邦局のエージェント,太目のメリッサ マッカーシーが、めちゃくちゃなローカルの刑事)の喜劇もサンドラの気丈さを逆手に取って,面白さが倍増しています。
来年は,この「ザ ヒート」の続編「ザ ヒート2」とか
「タッパーウエア アンシールド」と言うドラマでは,プラステイック容器,タッパーウエアを開発した本人の役を演じるそう。
50歳、さてこれからの大女優,サンドラの前途に乾杯です!


2013「ゼロ グラビテイー」



Thursday, April 26, 2012

SANDRA   BULLOCK




デビュー当時から知っている女優達の生き方を目の当たりにしていると それぞれの性格や育ち 知性 等で色々進路が変わっていくプロセスが何とも興味深くて
それこそ私めの “しめしめ特権” と言えましょう。


87年の「ハングマン」からサンドラ ブロックに会ってきてもう25年ですもの。大口開けて 大きな声で話し からからと豪傑笑いをする 大胆で 変な意識をしない 楽しい若手だった。母親がドイツ人のオペラ歌手 父親はアメリカ人で演劇や音楽の声の出し方を教える先生 と二つの文化と躾けの厳しい家庭に育った為か そのげらげら態度が相手に対する思いやりと自分を大したものではないと常に客観的に見る姿勢からのものだとすぐに理解できた。


歌の方はレベルの違いを叩き込まれて 全く自信なし と言っているが 父からは
車の修理から 台所の配管工事 上等なペンキの塗り方 家の増築工事 はたまた
電気配線 と言う日曜大工を遥かに超える技術を叩き込まれ それが又 自分でも大好き と言う実に役に立つ技術の持ち主なのも面白い。


後に何軒か邸宅を持って 自分で建築現場で 色々指図したとか。


「スピード」(94)からめきめき 逞しいタイプの女優として人気街道まっしぐら。クラシックな美人ではないけれども ユニークなルックスとコミカルな雰囲気が相まって 
アクション映画でもリアルな動きを見せ ヘミングウェイと恋に落ちる看護婦役
をした「ラヴ アンド ウオー」(96)では静かな佇まいを保つため 日頃の
騒がしい自分を鍛えたと自慢したり 「恋は嵐の様に」(99)のようなロマンテイック コメデイーでは共演男優 (この時はベン アフレック)を立てながらも
オリジナルな女性をしっかりと打ち出して サンドラ色は安定していた。


「完全犯罪クラブ」(02)で共演したライアン ゴスリングと年上の女 (16歳の差)のロマンスが発展したが サンドラには 余りゴシップがない。


余りあっけらかんとして 暇があれば 大工仕事をしたり とこか男っぽいために
こそこそと情事をしたりするなどとんでもないと言うタイプなのです。


ま 入れ墨だらけのカリスマ バイク メカニックと結婚しましたが サンドラが
勇ましい南部の奥方が黒人のフットボール選手を自宅に置いて 名選手に仕立てる
と言う実話ドラマを熱演している最中に この夫は浮気 見事アカデミー賞に輝いたサンドラは事実を知って すぐに離婚 快挙から 悲劇のエピソードはタブロイドの格好のネタになったものの 彼女は黒人の赤ちゃんを養子にして 現在は
ママさん生活に至極満足の様子。


からっとしているのです。新作 「ものすごくうるさくて ありえないほど近い」(11)は9/11テロを舞台にしたドラマで サンドラは主人公の男の子の母親なのですが どうもこの母親の行動がいまいちリアルではなく 私めには理解できませんでした。夫役はトム ハンクスと言うアメリカのドリーム ポスターのようなカップルです。


2009 「幸せの隠れ場所」昔の写真もいつか載せます。
彼女の映画の中でも どこかおかしくて悲しい「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」(93)が 共演にロバート ドユヴァル、リチャード ハリス、シャーリー マックレーンにパイパー ローリーと言うヴェテラン達が訝しい人物達を
達者に演じていて おすすめの作品です。

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