JULIA GARNER 2021

 JULIA   GARNER   2021


先日書いたヴァネッサ カービー VANESSA KIRBY と並んで目下 最高に注目されている新人女優がジュリア ガーナーでしょう。

人気テレビシリーズ「オザーク」OZARK(2017−20)でいわゆるホワイト トラッシュ WHITE TRASH(無教養の白人たち)にして頭の回転も中身のトップクラスのルースを熱演して数々の賞候補となって、今年の賞レースでも色々な場所で名前が出て来ること必至です。

たった一人で場面を持ちこたえて、観客の好奇心を引きずっていく「ザ アシスタント」THE ASSISTANT(19)には仰天させられました。かなりレベルはしたですがセクハラで悪名高くなったハーヴィー ワインステイン HARVEY WEINSTEIN のようなボスを持った娯楽業界のオフィスに勤める「アシスタント」の一日の話ですが、アスタントとは名ばかりで早朝出社、片付け、コーヒーの支度、郵便物の整理、ボスの薬を時間ごとに分けてデスクの引き出しにいれる、などをしていると徐々に他のオフィスワーカーが現れます。男性たちは足をデスクに上げて何もせずに「業界話」にうつつを抜かし、嫌な仕事はすべて彼女に頼むのです。

ボスのインタヴューに現れる「新人女優」たちの世話、セクハラなど受けないように配慮する姿が痛々しくも健気で、おそらく彼女も嫌な目にあったに違いないと観客は感じ取ります。

ランチをまとめて注文し、仕事仲間たちに配って、いざ自分が食べる時になるとボスから呼ばれたりとゆっくりと食べている時間もないのです。

オーデイションのような面会を済ませた女性がナーバスな興奮状態に居るのを見ると水を上げたり、肩をたたいたりして慰めます。

オーバータイムの給料が出るのかどうか疑問の事務所で残業、夕食を電子レンジで温めて食べる侘しい姿。

という女性のオフィスでのハードワークをヴィヴィッドに細かく描いた小作ですが、ジュリアの文句も言わずひたすら働く姿に見とれてしまうのです。アメリカ人でもこれほど真摯に働くのかと驚いてしまったし。


1994年2月1日 ニューヨーク州のブロンクスはリヴァーデイル RIVERDALE に画家にして画商の父親とイスラエル生まれの元喜劇女優、今はセラピストの母親、アナ ANNA と言うアーテイストの姉と言うユダヤ系家族と共に育ち、15歳の頃あまりに内気だったために母親が演劇学校を勧めたところ、これがぴったりと性質に合って17歳には立派に舞台劇に主演、それから徐々にテレビや映画の仕事が舞い込むように。

「私って、美人でもないし、前歯に隙間があるし、チビだし(165センチ)、いつもチリチリのカール髪だから、主演女優やお姫様の役はまず来ないのよね。近くでニヒルな顔で主役を食うような役が演じていて爽快ね」

と自己謙遜のコメントをしていますが今風のとてもキュートなルックスだとワタクシは思います。気が強そうなのも演じる役にプラスの効果を与えていますし。


TVシリーズ「ザ アメリカンズ」THE AMERICANS (13−18)にはシリーズ6本にレギュラーで出演、そして「オザーク」でのパワー演技ではエミー賞を受賞しています。

2019年12月に「フォスター ザ ピープル」FOSTER THE PEOPLE という音楽バンドのヴォーカル、マーク フォスター MARK FOSTER と結婚、まだまだ新婚のフレッシュな雰囲気でお互いを楽しんでいるよう。

写真をご覧になってお分かりのようにカーリーヘヤーの下で豊かな表情にくっきりとした目鼻立ちが好ましい印象を与えるピチピチのジュリアをちょっと紹介してみました。

インタヴューをしたのは「オザーク」のアトランタ ロケ現場のストリップ劇場でしっかりとツーショットを撮ったのですが残念、今は見つかりません。

まもなく「インヴェンテイング アナ」INVENTING ANNA(21)と言う話題作に出演します。









2019「ザ アシスタント」の監督、キッテイー グリーンと。

2019「ザ アシスタント」

「オザーク」ジェイソン ベイトマン と。









新婚夫婦 マーク フォスター と。

「オザーク」から

夫君のマーク フォスター と。


「ザ アシスタント」から



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