JOHNNY DEPP 2021
JOHNNY DEPP 2021
ジョニー デップがアメリカ人の写真家、ユージーン スミスEUGINE SMITH を演じた「水俣」MINAMATA を観ることが当分出来そうもありません。
アンバー ハード AMBER HEARD との結婚・離婚(15−17)から世にも醜悪な名誉毀損の法廷戦を繰り広げて、まさかの敗戦、すっかり 家庭内暴力亭主「ワイフビーター」のレッテルを貼られてしまい、新作「ファンタスティック ビースト 第3弾」FANTASTIC BEASTS (21)の撮影からも降ろされ(スタジオはちゃんと全額ギャラを支払ったそうですが)、当分仕事から干されてしまいそうです。
「僕の俳優としてのキャリアを存続するためにどんなに小規模の作品でも小さなスタジオでも良いから是非とも映画に出演したい」
とアピールを送っている現在ですがしばらくは強制的冬眠状態が続くと思います。
さて「水俣」ですが、ジョニーはプロデユーサーをして参加している程に張り切っての主演、「ライフ」誌の編集長役が英国俳優のビル ナイ BILL NIGHY が顔を出しているだけにぜひとも早く見てみたい話題作なのです。
20年2月のベルリン映画祭に出品されて期待されたのですが直後にコロナ危機が訪れて、その後にジョニー危機が起こるなど、不運な展開が続いています。
スミスは1918年12月30日 カンサス州のウイチタWICHITA 生まれ、1978年10月15日にアリゾナのツーソン TUCSON で死亡、1971年に日本に取材に来て、短期滞在のはずが3年間も主に熊本に滞在、メチル水銀を垂れ流していた企業「チッソ」の糾弾運動に助力しました。奥方はアイリーン ミナコ AILEEN MINAKO という日米の混血女性、後に夫の行動を本に著したのがこの映画のベースになってます。
スミスが撮影したあの有名な母親がお風呂の中で、水俣病で不自由になった子供をお風呂に入れている写真は諸々の理由から公開しなくなったそう。よく分かりませんが何となくすっきりしない背景で、あれ程のインパクトのある写真を仕舞っておくのは非常に残念至極だと思います。
スミスは歯が悪いあまり、固いものが食べられず、ミルクなどの液体の食事とアル中で毎日ウイスキーを1本空っぽにしていたとか、戦争写真家として第2時大戦中に沖縄で受けた爆弾の後遺症に加えて、日本に来てからもチッソの社員の抵抗にあって、脊椎を痛めたり、片目が失明したりと肉体的困難が続いてましたが常に挑戦精神に満ちていたそう。
いかにもジョニーが演じたがりそうな破滅型ヒーローではありませんか。
二人の写真の中にはかなりハッグしているショットがあるようにジョニーはいつもスキンシップが豊かなのです。
相も変わらずレイアウトがツーショットと映画からのショットなど無残に混乱していますが、久しぶりのジョニーをちょっとだけお楽しみ下さい。
2021「ミナマタ」ビル ナイ と。 |
ユージン スミス役 |
前妻のアンバー ハード と。 |
ビル ナイ と。 |
本物のユージーン スミス とアイリーン夫人。 |
スミス撮影の有名なショット。 |
最近のジョニー |
1993 WHAT'S EATING GILBERT GRAPES with Juliette Lewis |
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