MAUI DAY 6 OSCAR NIGHT
MAUI DAY 6 OSCAR NIGHT
3月27日(日)
今日は第94回アカデミー賞授賞式の日。
ハワイはロスアンジェルスより3時間遅れているのでハリウッドでは5時の開会の時間がここでは午後3時、レッドカーペットの中継ときたら午前10時半からスタートと言う早い時間に始まって終わります。
日曜日なので、朝食はハンスのドイツ風プロシュートに目玉焼き載せトースト、昨夜食べすぎたというマイクは参加せず、シリアルなどで軽く済ませていました。
雑誌にリポート記事を書かねばならないのでワタクシはメモ用紙を前にテレビの前に陣取って、スターコメントから女優たちのドレスやら、俳優のカラフルなタキシードなどをメモします。
途中でお腹が空いたので昨夜のベトナム料理の残りを温めて食べたり、ナッツを食べたり、セレモニーが始まると真剣モードに入って、お得意の早書きメモで司会者のコメント、受賞者のスピーチの内容やらをせっせと書きます。
プレゼンターのコメディアン、クリス ロック CHRIS ROCK の片頬をめがけてのウイル スミス WILL SMITHの平手打ちにはびっくり、最初は「ヤラセ」だと思いましたが、スミスの表情がこわばって、怒りをこらえているのを、これはリアルなのだと改めてショックを受けました。この時はスミスがワイフのジェダ ピンケット スミス JADA PINKETT SMITH の坊主頭をジョークのもとにされてアクションに走ったのがワイフへの愛情と受け取って、素晴らしい騎士精神と羨ましく思ったりもしたのです。そしてその10分後ぐらいにスミスは主演男優賞を受賞、涙をぼろぼろ流して、感動のスピーチをして、会場はスタンディング オベーション!
この頃マイクがペパロニ ピザを差し入れ。
授賞式が終わるとハンス、マイク、ヘラは「マリガン」MULLIGAN というパブのコンサートへ。ピーターも参加。
ワタクシは式の後の状況も見なければならず、ひとり残って、白ワインを開けて一人で乾杯したり、再びベトナム料理の残りを食べたり、「ウイル スミス 平手打ち」事件を追います。
ショッキングで後味の悪いオスカー授賞式になってしまい、夜のニュースはウクライナ・ロシア戦が背後に回って、もっぱらスミスの行動に焦点を当ててました。
この夜、最も心が暖かくなったシーンのひとつは車椅子のライザ ミネリ LIZA MINNELLI を優しく、心から敬いながら、レデイー ガガ LADY GAGA が「ベスト映画」のプレゼンテーションをした時でしょう。見るからに弱々しいライザをいたわりながら、封筒を渡して、ライザが嬉しさを隠しきれない表情で「コーダ」CODA と発表した瞬間、会場も視聴者も湧き上がる感動とあのライザの痛ましい姿に寂しさを抑えきれなかったに違いありません。
この夜最も心が暖かくなったシーン、レデイー ガガ と ライザ ミネリ |
レッドカーペットのウイル スミスとジェダ(ワーストドレスに選ばれてました) |
ウイル、感動のスピーチ |
クリス ロックに平手打ち |
日曜日の朝のシンケン シュピーゲルアイをお料理中のハンス |
「マリガン」で踊っているヘラ とマイク |
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