HUGH GRANT 2024
HUGH GRANT 2024
9月9日に64歳になったヒュー グラント。
1960年9月9日に英国のロンドンでヒュー ジョン ムンゴ グラント HUGH JOHN MUNGO GRANT として生まれています。
最近は嫌味な悪漢役がオハコになって、以前の人気絶頂期のウイッテイーな英国貴公子的な役は遠い昔となりました。
まもなく「ブリジット ジョーンズ:マッド アバウト ザ ボーイ」BRIDGET JONES : MAD ABOUT THE BOY (25)に出演と言うニュースを聞いて、「え、第3弾で、ヒューの役のダニエルのお葬式があったのではなかったっけ?と思って調べてみると本当に死んでいたのです。
今回のダニエルは双子の兄弟でも、思い出の場面でもなく、ヒュー曰く「前の脚本が気に入らなかったら、今回は僕がアイデアを出して満足の行く役になったんだ」
と説明していますが、この得体の知れない不真面目さが彼の特権で、あのオックスフォード アクセントで話すとなんでもすんなり受け入れてしまいそうになります。
悪漢役を始めたのは「パデイングトン2」PADDINGTON 2 (17)からでしょうか。
それから「ア ヴェリー イングリッシュ スキャンダル」 A VERY ENGLISH SCANDAL(18)で不誠実なゲイの政治家、「ザ ジェントルメン」THE GENTLEMEN(19)では、安っぽい詐欺師のような役、「アンドーイング」UNDOING(20)ではニコール キッドマン NICOLE KIDMAN の悪巧みをする夫役、「ウオンカ」WONKA (23)ではウンパ ルーンパOOMPA LOOMPA の役、そして今年は「ヘレテイク」HERETIC(24)と言うスリラーで危険な隣のおじさんのような役を怪演します。
私生活も「永遠の独身貴族」から、一挙に5人の子持ちとなって2018年にスウェーデンのプロデユーサー、アナ エリザベット エバーステイン ANNA ELISABET EVERSTEIN (1983年2月15日生まれ)と結婚、二人の間には子供が3人生まれ、あとの二人はそれぞれ違う女性から生まれているという、いかにもヒューらしい子作りぶりなのです。
まだ若かった時、つまり理想に溢れていた時、ヒューはこんな事を言ってました。
「兄がニューヨークに住んでいるのだが子供が居るうちに行くと原色のプラステイックのおもちゃやら、食器が散乱していて僕の感性が大いに乱されてしまう。子供が出来ても絶対にプラステイックのものを家に持ち込みたくないね」
さて、現在はどうなっていることやら。ま、原色でないプラステイックのものを置いているのでしょうか。
ヒューのエスプリ満点のカードのことを紹介したブログのページを加えておきます。2016年の想い出です。
ヒュー グラントは英国のウイットの塊だと昔から思ってます。毎年、ゴールデングローブ賞の司会者を選ぶとき、ヒューがしてくれたら、どんなにエレガントで、同時に危険なジョークを上等のブランデーで味付けしたような、洗練の極致のおしゃべりをしてくれるだろうと想像するのですが、そういう低俗人気ウケを狙う芸能人的なお仕事は全く受け付けないのです。
今年は私の念願叶って、「フローレンス フォスタージェンキンズ」(16)の音痴オペラ歌手を演じるメリル
ストリープの夫役で晴れてゴールデングローブ賞のコメデイー部門にノミネートされました。
メリルはいつものように圧倒的な演技力で、耳が痛いほどのソプラノの調子っぱずれを(本当の私は歌もうまいのだぞ!)歌い上げては、ベッドの上に倒れてますが、ヒューの役は元シェイクスピア俳優だった矜持を少しばかり見せ、同時に自分の才能が大したものではないと十分に気がついている、金持ちワイフの世話焼き係に徹している様子が伺われて、それがこちらの胸に迫ると言う素晴らしい効果を添えています。
妻のわがままと横暴(?)に対しての、困惑と諦めの表情が又、最高!まさに彼のベスト演技と言えるでしょう。
そのヒューからサンキューカードが届きました。ノミネートされたスターでなくても、この季節、クリスマスカードがたくさん来ます。どれも広報担当が選んで、手がけた、販促の一種ですが、たまに、しっかり自分で言葉を書いて、サインだけした、少しばかり、情のこもったカードもあります。
でも、ヒューのは特別でした。簡潔にして、的を得ていて、思わず、うひひと笑ってしまう。
というわけで、このページでお目にかけます。
訳そうかとも思いましたが、彼のエスプリを味わうには、やはり、この上質の英語をご理解ください。
ヒューのサンキュー カード |
2016年「マダム フローレンス!」 |
これはかなり大昔、「フォー ウエデイング」(94)の頃でしょうか。 |
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