KEN WATANABE
KEN WATANABE
ブロードウエイでの初舞台ミュージカル「王様とわたし」(15)のシャムの王様の役を熱演して見事にトニー賞にノミネートされた渡辺謙さん、おめでとうございます!
実はまだ舞台は見ていませんが,写真で見るとユル ブリナーそっくりで、ユルの舞台はハリウッドで見ているので,何とも遠い昔を思い出します。
食べ物は辛いものが好きでも,男優になると甘い二枚目が好きなわたくしなので、ユル ブリナーより、チョー ユンファ (周潤発)の王様(ジョデイー フォスターと共演した「アンナと王様」(99))の方が目に心地良いと思いました。丸顔で垂れ目がちのチョー王と違って,ユル王はいかにもおっかなく,額に青筋が立って,それは恐ろしい王様でした。さてケン王はその中間でしょうか?
トニー賞候補になった感想を「これからも、ふんどしを締めて頑張る」とサムライのような表現を使っていたのが微笑ましいと思いました。
このブログではおそらく初めての実在の日本人スターの謙さんにはかれこれ十回ぐらい会ってます。正式な会見の時もあれば,ロスの日本食マーケットや、もろもろのイベントやパーテイーで「やっ。こんにちわ!」ってな気楽な遭遇が多いいのです。スターのオーラと顔が大きい為にどこでも目立っていますが、苦労人のせいか,優しい気配りをするのが実に好もしいのです。
1955年10月21日 新潟県生まれですから今年の10月に56歳,まだまだ壮年でしょう。
初めて会ったのはトム クルーズ主演の「ラスト サムライ」(03)でした。真田広之さんと一緒に会見に現れた謙さんはかなり緊張して,英語もたどたどしいものでした。
何と言っても押し出しが立派なので,流暢な英語を操る小柄な真田さんより、注目されていましたが。
それから何度か正式な会見での健さんを見てますが、会話風の英語は見事に発達してますが、スピーチとしてのオーソリテイーのある英語はまだまだで、こう言う時には発音よりも「ジス イズ ア ペン」と言った和風発音で,はっきりと自信を持って話した方が,メモを取りながら聞く方も楽なのです。そう言う意味では「王様とわたし」の横柄なシャムの王様の役の台詞が功を奏するかもしれません。
「サムライ」から11年経った、去年の「ゴジラ」(14)でも質問の意味をしっかり把握しないままに,あせってと言うのか,日本で使う,おなじみの「よろしくお願いします,頑張ります,監督のおかげです」と言ったルーテインの答えを持ち出して,明確に答えてないのが気になりました。一応通訳が侍っているものの,自分で答えてしまうのです。謙さんの人の良さは痛感しますが,やはり自分の意見をはっきりと自分の言葉で表現して欲しいと思いました。
三船敏郎にインタヴューした事がありますが、その早口のおしゃべりに、役の上の帝国軍人などの重々しさが全く無いのにびっくりした事があります。
と言うわけで、色々助言ぽい事を書きましたが、謙さんもマイペースで,信念の赴くまま、グローバルな時代のスターとして活躍して下さい!
ブロードウエイでの初舞台ミュージカル「王様とわたし」(15)のシャムの王様の役を熱演して見事にトニー賞にノミネートされた渡辺謙さん、おめでとうございます!
実はまだ舞台は見ていませんが,写真で見るとユル ブリナーそっくりで、ユルの舞台はハリウッドで見ているので,何とも遠い昔を思い出します。
食べ物は辛いものが好きでも,男優になると甘い二枚目が好きなわたくしなので、ユル ブリナーより、チョー ユンファ (周潤発)の王様(ジョデイー フォスターと共演した「アンナと王様」(99))の方が目に心地良いと思いました。丸顔で垂れ目がちのチョー王と違って,ユル王はいかにもおっかなく,額に青筋が立って,それは恐ろしい王様でした。さてケン王はその中間でしょうか?
トニー賞候補になった感想を「これからも、ふんどしを締めて頑張る」とサムライのような表現を使っていたのが微笑ましいと思いました。
このブログではおそらく初めての実在の日本人スターの謙さんにはかれこれ十回ぐらい会ってます。正式な会見の時もあれば,ロスの日本食マーケットや、もろもろのイベントやパーテイーで「やっ。こんにちわ!」ってな気楽な遭遇が多いいのです。スターのオーラと顔が大きい為にどこでも目立っていますが、苦労人のせいか,優しい気配りをするのが実に好もしいのです。
1955年10月21日 新潟県生まれですから今年の10月に56歳,まだまだ壮年でしょう。
初めて会ったのはトム クルーズ主演の「ラスト サムライ」(03)でした。真田広之さんと一緒に会見に現れた謙さんはかなり緊張して,英語もたどたどしいものでした。
何と言っても押し出しが立派なので,流暢な英語を操る小柄な真田さんより、注目されていましたが。
それから何度か正式な会見での健さんを見てますが、会話風の英語は見事に発達してますが、スピーチとしてのオーソリテイーのある英語はまだまだで、こう言う時には発音よりも「ジス イズ ア ペン」と言った和風発音で,はっきりと自信を持って話した方が,メモを取りながら聞く方も楽なのです。そう言う意味では「王様とわたし」の横柄なシャムの王様の役の台詞が功を奏するかもしれません。
「サムライ」から11年経った、去年の「ゴジラ」(14)でも質問の意味をしっかり把握しないままに,あせってと言うのか,日本で使う,おなじみの「よろしくお願いします,頑張ります,監督のおかげです」と言ったルーテインの答えを持ち出して,明確に答えてないのが気になりました。一応通訳が侍っているものの,自分で答えてしまうのです。謙さんの人の良さは痛感しますが,やはり自分の意見をはっきりと自分の言葉で表現して欲しいと思いました。
三船敏郎にインタヴューした事がありますが、その早口のおしゃべりに、役の上の帝国軍人などの重々しさが全く無いのにびっくりした事があります。
と言うわけで、色々助言ぽい事を書きましたが、謙さんもマイペースで,信念の赴くまま、グローバルな時代のスターとして活躍して下さい!
2003 「ラスト サムライ」 |
2005「さゆり」 |
2015 ブロードウエイ舞台 「キング アンド アイ」 |
2005 「さゆり」宝塚のようなちょっと恥ずかしい場面 |
2003「ラスト サムライ」 |
2006「硫黄島からの手紙」 |
1999「アンナと王様」ジョデイー フォスターとチョー ユンファ |
1956版 デボラ カーとユル ブリナー |
2014「ゴジラ」 |
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