EMMA ROBERTS 2016

July 17, 2016

EMMA ROBERTS 2016

ジュリア　ロバーツの姪っ子、エリック　ロバーツの娘
という七光も全く必要なくなったエマ　ロバーツは１９９１年２月１０日にニューヨーク州のラインベックに生まれましたから、現在25歳。
それでも華奢な体とほっそりと小さな顔に大きな瞳がエマをグンと若く見せています。
そういうわけで相変わらず高校生やテイーンの役にぴったりで、今回の映画「ナーヴ」（１６）でも学校新聞のカメラマンの高校生役を熱演。「ナーヴ」は NERVE という原題で、「神経」という意味ですが、ここでは「デア　DARE」と言うようなインターネットのゲームをさして、指図された行為を勇敢に遂げると賞金がもらえ、さらに難しい行動をとると賞金額が増え、極端なケースでは命さえ落とすとおいう、若者のお金欲しさとリスクを好む性向を利用した、大人からみると、信じられないほどに馬鹿馬鹿しいお遊びなのです。

エマは親友がチアリーダーのパーフォーマンスの最後に後ろを向いて、スカートをまくって、剥き出しのお尻を見せ、この「ナーヴ」というゲームでちょっぴりの賞金を稼いだことを知って、親友の肝っ玉に動揺しますが、母子家庭の母親（ジュリエット　ルイスがびっくりの老け役）で厳しいしつけを課せられているため、最初は我慢して、おとなしくしています。

しかしスリルを欲するテイーンエイジャーですから、インターネットのゲームの画面にイエスをクリックし、最初の挑戦は他人と５秒間キッスをすること、と命令され、その最初にキッスをするのに選んだのが、デーヴ　フランコでした。
それから色々なゲームに二人で挑戦していくという、世にも意味のない行動を延々と見せていきます。
テーンエイジャーかエマとデーヴの熱狂的なファンでない限り、全く乗れない映画ですから、ご用心。

さてエマはジュリアおばさんにくっついて色々な映画のセットに入っては将来は女優という意識を強め
「ブロウ」（０１）でジョニー　デップの娘役をして映画デビュー。
初めてエマに会ったのは主役を演じた「ナンシー　デユリュー」（０７）だったと覚えています。
２０１１年にはニューヨークのサラ　ローレンス大学に入って、英文学を専攻しました。
今回の会見では、かなりのベテランにもかかわらず、恥ずかしそうに、気弱な表情を浮かべていましたが、どうもそれは映画での役を強調する演技のようで、中身はかなりタフで、根性のある強い性格と見受けました。

２０１２年から交際している若手俳優のエヴァン　ピーターズ（29歳）と２０１３年にカナダのケベックのホテルで喧嘩をし、警察が呼ばれて、エマには全く傷がないので、エヴァンではなくエマが暴力を振るったという件で逮捕されたという事件があります。二人は以後、何度か離れたり、くっついたりしましたが、今年の春に終局を迎えました。
現在はまた新しい恋人と交際中のようです。

とても可愛くて、かばってあげたくなるようなエマですが、残念なことにジュリアおばさんのカリスマとスターパワーの100分の１も持ち合わせていません。

撮影現場で育った経験と受け継いだ俳優の血筋を生かして、次の飛躍を見せてくれるのはいつでしょうか。25歳、これからが勝負時でしょう。